はじめまして、りかこです。

皆さんは、どんなきっかけで西洋占星術を学ぼうと思いましたか?

私は、元々、雑誌の占いページは必ずチェックする程度の占い好きではありましたが、占星術を学ぼうとまでは思っていませんでした。

大きなきっかけは、やっぱり2020年のパンデミックかなと思います。あれを機にそれまでの普通を別の方法に変えざるを得ない経験をされた方は、多くいると思います。

私もそのうちの一人で、あの時、仕事を辞めることにし、多くの時間を持て余すようになり、良い機会だからと西洋占星術を学ぶ時間にあてました。

学んでいくうちに、あの時、不思議と占星術を学ぶ機会を自然と与えられ、自分と向き合わされる人生のフェーズに入るような、そんな星の配置をしていることに気付きました。

また、不思議とタロットの大アルカナをめくってみるとその頃よく『隠者』のカードが出ていました。

1ハウス射手座に太陽を含む多くの個人天体が集中するステリウムを持つ私は、それまで自分のやりたいように好きなように自由に生きてきましたが、突然、足かせをつけられたかのように急に身動きが出来ないような窮屈さを感じ始め、自分のことがよく分からなくなるという時期でもありました。

『自分は何者?』とか『一体何をするために生まれてきた?』という問いと向き合わされ、その答えが見つかるかもしれないと思い、西洋占星術を学んでみようと決めました。

学んでいくうちに、1ハウスに太陽を持つ人は、実は自分のことがよく分からない、自分のことが見えにくい傾向にあると知り、『まさにその通りです』という感じでした。

そして、講座を修了した暁には、自分が何者か答えが見付かっているはずでした。

でも実際、講座終了後、何が分かったかというと『自分が何者か自分を見出すことが出来るのは、自分でしかない』という事でした。

結局、自分が納得する『自分は何者』かは見つけられなかったんです。

その後も自分を知るための探求作業と占星術の知識を深めるための作業は続き、興味深い単発の占星術講座やタロット講座、生命の樹講座、関係書籍の積読などなど、色々な枝葉に手を出していき今現在に至ります。

でも、色々な枝葉を伸ばしていき、行きついたところは、

『分からないとつい不安になってしまうものだけれど、分からないことは、分からなくてもいい』

『今まで自由に生きてきた自分も本当の自分は何者なんだと模索している自分もすべて本当の自分なんだ』ということ。

ホロスコープを読むルールをなんとなく学んだら、後は自由に解釈してもいいというのは、すごく射手座の私には向いている作業でした。

そして、自分のことはあまりよく分からないくせに人のホロスコープはよく分かるのです。

ホロスコープに散りばめられた星たちのお喋りを聞き取るのはとても楽しい作業。

自分自身を知るために学び始めた占星術でしたが、学んだことで誰かの役に立てられたらいいなと思っています。