今日、鑑定室に来てくださったAさんとの会話がきっかけで、双子座の太陽が4ハウスにある配置について、あらためて考えてみたくなりました。
Aさんは、小さな子どもがいるのに本棚が7つもあるというお宅の様子を楽しそうに話してくれました。「家にいるのが好きなのに、外の世界のことが知りたくて仕方ないんです」という言葉に、思わずうんうんと頷いてしまいました。
実は、双子座の太陽が4ハウスにあるという配置は、一見相反する要素の共存なんですね。好奇心旺盛でコミュニケーション豊かな双子座の太陽が、家庭や家族、プライベート空間を表す4ハウスにある。「外」を志向する星座が「内」を表すハウスにあるという、なんとも面白い組み合わせです。
【わが家は小さな図書館】家庭に知的好奇心が根づくとき
双子座の太陽が4ハウスにある方の家を訪ねると、まず目に飛び込んでくるのが「情報」の多さ。本棚には様々なジャンルの本が並び、雑誌や新聞のスクラップが見られることも多いんです。
「家」というと、多くの人は寛ぎや休息の場をイメージしますが、双子座×4ハウスの方にとっての家は、心地よい「情報ステーション」の側面も持っています。外の世界と自分をつなぐ大切な場所なんですね。
以前、子育て中のクライアントさんが「家族新聞」を作っていた話を聞いて感動したことがあります。家族それぞれの関心事や日々の出来事を小さな新聞にまとめて、食卓に置いておくという素敵な習慣でした。「子どもたちの知りたいを育てたくて始めたんですが、今は夫も一緒に記事を書いてくれるんです」と嬉しそうに語る表情が印象的でした。
この配置を持つ方の会話は、身近な話題から世界の出来事まで幅広く、話題が次々と移り変わるのが特徴。家族との晩ご飯の時間が、楽しい「知的交換会」になることも多いようです。
【深呼吸してから話そう】知的エネルギーを家庭で上手に使うヒント
もちろん、双子座×4ハウスならではの課題もあります。話すことが大好きな双子座の特性が、時に家族を疲れさせてしまうこともあるんですね。「家族が黙って聞いてくれないとモヤモヤする」「自分だけがしゃべりすぎているような気がする」という悩みを抱える方も少なくありません。
そんなときは、まず深呼吸。そして「今この話は必要かな?」と自問してみてください。すべての情報を共有する必要はないんです。家族それぞれの興味や関心のベクトルが違って当然。時には黙って聞き役に回ることで、逆に家族の知的好奇心を引き出せることもあります。
また、家の中に「自分だけの空間」を作ることも大切です。たとえそれが小さな本棚の一角でも、自分の興味を追求できる場所があると、心が安定します。
情報収集力を家族のために使うのも素敵な方法。「今日はこんな面白いことを見つけたよ」と、家族の興味に合わせた情報をチョイスして伝えれば、会話が自然と弾むはずです。
家族と世界をつなぐ、あなただけの「知恵の家」
双子座の太陽が4ハウスにあるあなたは、家庭という場所に知的な彩りを加える特別な才能を持っています。家族の好奇心を育み、家庭を知的刺激に満ちた場所にできる素晴らしい力ですね。
時には、話すよりも聞くこと、情報を集めるよりも感じることを意識して、双子座の知性と4ハウスの温かさのバランスを大切にしてみてください。あなたの家が、知的好奇心と心のぬくもりの両方に満ちた、家族みんなの「知恵の家」になりますように。
あなただけの「家庭×好奇心」スタイルを見つける旅を、星の巡りとともに楽しんでくださいね。おやすみなさい。