2025年8月23日、15時06分。乙女座の空に、新しい月が生まれます。

夏の賑わいが少し落ち着き、秋の気配が感じられるこの時期。

なんとなく心も体も「よし、整えよう」という気持ちになりませんか?

乙女座新月は、まさにそんなタイミング。

これまでの日常を一度リセットし、新しいスタートを切るためのエネルギーを与えてくれます。

日常を整える、小さな魔法

乙女座は、「整理・調整・改善」のサインです。

部屋の片付け、健康的な食事への切り替え、仕事の効率化など、地道で具体的な行動がテーマになります。

「大きな変化を求めなきゃ」なんて気負わなくても大丈夫。

・朝起きたら窓を開けて深呼吸をする。

・一つだけ不要なものを手放してみる。

・お気に入りのハーブティーを淹れて、ゆっくりと味わう時間を持つ。

そんな、日常に溶け込む小さな習慣が、心を落ち着かせ、次のステップへの土台を築いてくれるでしょう。この新月は、具体的なアクションを後押ししてくれます。

隠された才能と、未知の可能性

今回の乙女座新月は、特別な配置をしています。

新月が、予期せぬ変化をもたらす天王星と少し緊張感のある配置を取っているのです。

これは、もしかしたら予定していたことが突然変更になったり、思いがけないトラブルに直面したりするかもしれません。でも、それは悪いことばかりではありません。この配置は、あなたの奥底に眠っている「自分らしさ」や、まだ気づいていない才能を呼び覚ますトリガーになる可能性があります。

さらに、癒やしと気づきの星カイロンが、この新月と調和的な角度をとっています。

長年抱えてきた「自分はこうあるべき」という固定観念や、「自分なんて」と自己否定する気持ちが、少しずつ溶けていくような感覚、ありませんか?

今回の新月は、そんな心の傷やブロックを癒し、あなた本来の輝きを取り戻す手助けをしてくれるでしょう。

これまでのやり方や、他人の価値観に縛られる必要はありません。「私には何ができるだろう?」と静かに内なる声に耳を傾けてみてください。

夢と現実の「ヨード」が示す道

今回の新月では、「ヨード」と呼ばれる特殊な複合アスペクトが形成されます。

これは、まだうまく使いこなせていないあなたの才能や、ぼんやりとした夢と現実の間に、ある種の葛藤や試練が生まれることを示しています。

「やりたいことはあるけれど、どうやって形にしたらいいか分からない」

「このまま今の仕事を続けていていいのかな」

そんな風に、今あなたが抱えているモヤモヤは、実は大きな飛躍の鍵なのです。

乙女座新月が象徴する「形あるもの」への意識を使いましょう。

あなたの頭の中で温めてきたアイデアや夢を、具体的な言葉や計画としてノートに書き出してみてください。

完璧でなくても構いません。ぼんやりと見えていたものが、少しずつ輪郭を帯びてくるでしょう。

例えば、

✴️「こんなことがしてみたい」を具体的に書き出す

✴️そのために「今日からできること」をリストアップする

✴️「いつまでに」「何をやるか」を小さな目標に落とし込む

こうして、曖昧だったものを一つずつ形にしていくことで、あなたの隠された資質が目覚め、夢への道筋がはっきりと見えてくるはずです。

全体を見渡して、自分の道を見つける

サビアンシンボルは、今回の新月を『男の頭』と象徴しています。

これは、一つのことに集中して、細部まで分析する力を表しています。

一方で、あまりにも細部にこだわりすぎると、全体像を見失ってしまうことも示唆しています。

物事を具体的にすることは素晴らしい才能ですが、「これは本当に私の行きたい道なのかな?」と時々立ち止まって、全体を観察してみることも大切です。

自分の内なる声、心の声が本当に望んでいることは何でしょうか?

今のあなたに与えられた「やりたいこと」と「現実」を、一度丁寧に整理してみる。

この乙女座新月は、あなたが自分らしく輝くための「羅針盤」を、自らの手で作り上げるチャンスです。

少し時間をとって、あなたの内なる声に耳を澄ませてみてください。

きっと、進むべき道が見えてくるでしょう。