40代からは自己肯定感を高めるより、客観視力を高めたほうがいいということを聞いたことがあります。

そのとき「確かになぁ〜、分かる気がする!」と思いました。なぜ40代からなのか実際のところはよく分かりませんが、年齢が高くなると自己肯定感が高めにくくなってくるようには思えます。

っと、本題の前に・・・

私は客観視という言葉を使っていますが、今だとメタ認知のほうがしっくりくる人のほうが多いかもしれません。もしくは俯瞰マインドフルネス。ここでは「客観視」を使いますが、メタ認知も俯瞰も同じ意味として受けとってくださいね。前回は考え方について書きましたが、今回は純粋に観る力について考えていきます。

《客観視することが自己肯定感を高める?》

10~30代は自己肯定感をどんどん高めていくのがよい時期だと言えます。西洋占星術だと特に太陽期(24~34歳)、そこに対応する生命の樹での年齢域であるティファレット期は占星術とは異なり22~42歳とされていて、この20年間で人間として自己を確立する時期だとされています。特に20代でさまざまなことにチャレンジして挫折も経験しながら自分の人生の生きる力を身につけていくことで、自己肯定感も高まっていく人は多いと思います。

40歳を過ぎたら、生活の場面で達成感や成功体験は若いころに比べると減ってくるだろうし、他人から褒めてもらえる機会も無くなってくる。脳のパターンも定着して変えにくくなる年代だとも言われていますよね。自己肯定感を高めるにくくなるのはこういった理由があるかもしれません。

じゃぁ、客観視って肯定感に変わるものなのかというところが気になりますよね。


ある巨匠が、こんなことを冗談交じりにおっしゃっていました。

『何か問題が起こって、目標としてがんばっていたことが駄目になったとき、その瞬間に「これが無理だったのなら他の可能性は?出来ることは何か?」と考え即行動するから、自分は自己肯定感がとても高い(笑)』

これ、自己客観視をしている人の発想なんですよね。

この話を聞いた瞬間は、なんで自己肯定感が高いにつながるの?とすぐ理解できなかったんです私・・・で、ちょっと考えてみて

どんな結果であっても、それが結果なんだと受け入れて、即次の行動をとるから、「こんなにがんばったのに駄目になった」というような自己否定や他責が起きない。そして次に出来ることにもまたベストをつくすということを繰り返すから、自分はダメという発想にならないということかしら!? 

状況を受け入れることが出来るのは客観視しているから。自分が新たに出来ることを考えすぐに行動に移せるのも自分や環境を客観視しているから。ということなのだと理解。

このような生き方はレベルが高いかもしれませんが、客観視するってことがベースになっています。

自分を客観視すると内面と事実とを切り離すことは出来るようになります。感情や思考と自分とを切り離すことが出来る。

そこに行動が伴うことで、結果的として肯定感が上がっていく、ということで行動ありきの自己肯定感があると言えそうです。

客観性と行動力がとてもあっても、結果にとらわれると肯定感は低くなることもありますよね、成績を気にするビジネスマンなんかそうだと思いますが。結果を受け入れることができる客観性というがポイントだと感じます~。

《ネガティブも客観視してたら問題にならない?》

現代は人との比較で苦しむ人が多いですよね。

比較する必要はないと頭で分かっちゃいるけど、してしまいがち。

私も人と自分とを比べてしまうことはありますが

「あ、劣等感でてる~、この人に感情が反応してるなぁ~」って気がついて

「さて、劣等感はあるけどそれはそれとして、今自分がしたいこと、できることは何かな。自分らしさはどこにあるかな」っと相手ではなく自分のほうへ意識を向けるようにしています。

劣等感あってもいいんですよ〜。客観視していたら、それだけの話になります。人と比べることで自分らしさが見えてくることもあるので、悪いだけでもない。

同じように自己肯定感も低くってもいいんですよ〜。低くても自分らしく幸せに生きることはできますよね。

というのが持論で、冒頭の自己肯定感より客観視というのは、個人的にも納得できるなぁというわけです。

出てくるもんは出てくるんだから、振り回されすぎなければいい。

自己肯定感は低くても引き寄せは出来るという内容が、ちょうど読んでいた本に書かれていて(時々こういう内容を目にするので、けっこうたくさんの人が言っていることなのかも)、肯定感がないと上手くいかないってわけでもないのだなと改めて感じました。

心理的な葛藤が強すぎる場合などは、肯定感を高める取り組みも大切です。

けれど、肯定感が低いとか自信がないとかを客観視できれば、そんなに問題にならない人も多いように感じるんですよね~。


「私は自己肯定感が低いし自信がない~、あの人みたいな発信できないし劣等感がむっちゃある~。けどSNS(アウルブック)でこれこれを伝えたいから書いて投稿する、ポチッ。イイネ?コメント?気になって落ち込んでる自分もいるけど(客観視して)、このこと発信したいし次もまた投稿する」 

みたいなかんじで。客観視すると出てきている思考や感情と、本来の自分とを切り離すことができる。他人の目や結果と一体化すると動けなくなるけれど、自分のしたいこと・すべきことにフォーカスすると行動を続けていくこともできるし、それが肯定感につながることもある。

肯定感って高めるものだから到達点はないものかもしれません。どこまでも目指せてしまえるから、高くならない可能性もあるかも?という意味でも客観視を高めたほうがいいと言えそうです~。

《エレメント別の客観視ポイント》

ここまで書いてきて、客観性ってまさに風エレメントの性質だと感じました。水エレメントタイプの人にはこういうのは冷たいと感じる人もいると思います。私が水タイプなのでこういう文面だけ見ているとモヤっとすることあるので、難しさを感じながら書いておりますが・・・💦

で、実際に客観視を意識して生活しても、感情がなくなるわけでも、性格がドライになるわけでもありません。水エレメントさんは揺れる感情を眺めることで、感情に巻き込まれにくくなるから、本来の優しさとか思いやりが出しやすくなるんじゃないかなぁ?

風エレメントさんだと俯瞰は得意だけど、感情を置いてきぼりにしてしまうこともあるので、感情もちゃんと客観視するということが大切かもしれませんね。(山羊座の特徴があるタイプの人もですね)

火エレメントさんだと情熱的になりすぎそうなときの熱冷ましに。

地エレメントさんだと、自身のこだわりがこだわりだと気がつくきっかけとして。

このようにエレメント別でざっくりとしたポイントでも考えられますね~⭐️

《まとめ》

自己肯定感より客観視力について私なりの考えをまとめてみました。自己肯定感がちょっと低いかなと自覚のある人は、客観視力をどんどん身につけたらいいのではないかなと思うし、自己肯定感高い人こそ客観視力は大切です⭐️

自分への客観視というのは感情や思考、肉体の感覚を観察すること。意識しないと観察はできないものですが、意識しだすと見える世界が違ってきます~

観察することで思考や感情、肉体の感覚に振り回されにくくなってきます。

現在の水のグランドトライン形成で、感情が豊かにめぐっていきますが、ネガティブな感情であってもぐるぐるしやすくな時期でもあります。

ぐるぐる感情も、ぐるぐる思考も、ぐるぐるしているということは客観視していないということなので、気がつくきっかけになりやすいです⭐️

(前回の内容通りで表現すると、客観視出来ていないではなく、客観視していないですね♪)

ぐるぐるが止められない場合は視点を少しひいてみる、ぐるぐるを眺めようとしてみると客観視につながっていきます~😊

客観視の方法については、また機会があれば書いてみようかなと思います~♪