今朝、カフェで仕事をしていたら、隣のテーブルで誰かが「それ、面白い視点だね」と話しているのが聞こえてきました。ふと手元のノートを見ると、昨日セッションしたクライアントさんのホロスコープ。水星が水瓶座の2ハウスにある方でした。
お金や才能の話をしていたはずなのに、気づくと「10年後の社会」や「これから必要になるスキル」の話になっていたんですよね。その時、あぁ、この配置ってこういうことなんだな、と腑に落ちたんです。
お金の話が、いつの間にか未来の話になる不思議
2ハウスって、お金や才能、自分が持っているものを表す場所なんですよね。普通は「今、どうやって稼ぐか」「手元にあるものをどう守るか」という現実的な視点が強くなる領域です。
でも、そこに水瓶座の水星があると、ちょっと違ってくる。
水星は思考やコミュニケーションを表す星で、水瓶座は未来志向で革新的、既成概念にとらわれない自由な発想を持つ星座。だから、お金や才能について考えるとき、「今ある安定」だけじゃなくて「これから生まれる可能性」や「社会全体の流れ」まで見ているんです。
先日お会いした30代の女性クライアントさんは、フリーランスでお仕事をされている方でした。「安定した収入が欲しいんです」と相談に来られたのですが、話を聞いていくと「まだ世の中にないサービスを考えるのが好き」「人と違う視点で価値を生み出したい」とおっしゃっていて。
水星水瓶座2ハウスの方って、「今すぐ手に入るお金」よりも「自分の独創的な発想が、誰かの役に立つ未来」を見ているんですよね。だから周りからは「変わってるね」と言われることもあるけれど、それがこの配置の持ち味なんです。
「変わった才能」は、実は時代が求めているもの
この配置を持つ方と接していて、いつも感じることがあります。それは、「みんなと同じ価値観」で豊かさを追求しようとしないこと。
型にはまった働き方、決まりきった収入の作り方――そういうものに、どこか息苦しさを感じている。だからこそ、自分だけの視点で価値を生み出す力を持っているんです。
水瓶座の水星は、情報を広く共有したい、知識を独り占めしたくない、という気持ちが強いんですよね。お金や才能を「所有するもの」というより「循環させるもの」「シェアするもの」として捉える傾向があります。
最近は、そういう価値観が少しずつ社会に広がってきているように感じます。オープンに知識を共有するコミュニティ、新しい働き方、これまでなかった収入の形――水星水瓶座2ハウスの方が持っている「独創的な思考」は、実はこれからの時代に求められているものなんです。
「変わった才能」って、否定的に聞こえるかもしれないけれど、そうじゃない。あなたの思考は、まだ誰も気づいていない豊かさの形を見つけられる力なんですよね。
あなたの独創的な思考を、今日から活かすために
もしあなたが水星水瓶座2ハウスを持っているなら、その「ちょっと変わった視点」を恥ずかしがらずに発信してみてください。ブログでも、SNSでも、友人との会話でも。あなたが当たり前だと思っていることが、誰かにとっては「そんな考え方があったのか」という気づきになります。
それから、お金や才能を「固定したもの」として見ないこと。流れるもの、育てていくもの、として捉えてみると、新しい可能性が見えてくるはずです。
未来志向の思考は、今日の小さな行動から始まります。「10年後、こうなっていたらいいな」と思うことがあるなら、今日できることを一つだけ選んでみる。それだけで、あなたの独創的な思考は、少しずつ形になっていきます。
あなたの自由な発想が、これからの時代に光を灯していくこと――星はそう語りかけているように感じます。
また次回、違う星の話をしましょうね。それまで、あなたの思考の自由を、大切にしてください。