8ハウスってどんなハウス?「難し~い」という声をよく聞きます。 

キーワードを並べてみても

「継承」「相続」「共有」「深い絆」「生死・死生観」「性」「探求」「心理学」「研究」「変容」「再誕」など、奥深いテーマや非日常の要素が多いです。

それだけに、8ハウスが象徴するエネルギーには、特定の人や存在との深い繋がりの中で、一度自分がなくなり、何か新しい自分に生まれ変わる力が秘められています。

そんな8ハウスの世界観をズドーンと感じる作品、それが現在上映中の映画『国宝』です。

主人公が歩む、変容と再誕の物語

映画の主人公・喜久雄(演:吉沢亮)は、任侠の家に生まれ、抗争で父を失ったあと、歌舞伎の名門に引き取られるという波乱の人生を歩みます。

厳しい稽古と挑戦を経て、名門の息子である俊介(演:横浜流星)との友情とライバル関係の中で芸を磨き、歌舞伎の世界で自らの位置を見出していきます。

物語は、二人の運命が揺れ動きながら進展していきます。

詳細はここでは控えますが、映画を通じて感じられるのは、まさに8ハウスが象徴する「継承」や「変容」「再誕」です。

8ハウスがもたらす深遠な感覚

劇中に描かれる歌舞伎座での舞台は、煌びやかで威厳に満ちています。

しかし、そこに至るまでの道のりは、決して表面には見えないもの。

歌舞伎の世界で芸を受け継ぎ、頂点へと登りつめるには、周囲からは見えない壮絶な下積みの時代が存在します。

これはまさに「変容」のプロセスそのものです。

実際に主演の吉沢亮さんは、役作りのために1年半もの時間をかけて歌舞伎の準備をされたそうです。

映画撮影の期間も含めると、喜久雄として生きた時間は長く、その役の人生そのものを体現していたのではないでしょうか。

そして映画を見終わったあと、歌舞伎の世界観に感動し、日本文化をもっと大切に味わいたいな~と思うと同時に

心にズーンと残る重い感覚も感じました。

そして「8ハウスのテーマ」を考えずにはいられませんでした。

あなた自身の8ハウスを生きる

映画のように壮大なスケールの8ハウスを体験する方は一握りかもしれません。

しかし、どの人にとっても、それぞれのタイミングで自分なりの8ハウスのテーマと向き合う時期が訪れます。

人生の中で何年、あるいは何十年という長い時間をかけて、内面の変容・生まれ変わりを経験する。

変容を経た後には、覚悟を持って進む堂々とした自分がそこにいるのではないでしょうか。

最後に、映画「国宝」での吉沢亮さん、横浜流星さん、とっても素敵でうっとりしました♡

ぜひぜひ映画館でご覧ください。