こんにちは ミコトです。
今日は、ホロスコープから恋愛と結婚の違いを考えてみたいと思います。
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まず、恋愛を表すキーワードは5ハウスや獅子座。
獅子座は、「恋愛/芸術/創作/表現/個性/遊び/自分らしさ」つまり自己表現を目的とした星座です。
1つ前の蟹座で仲間と一緒にいる安心感を学び、そこから一歩進んだ獅子座は、自分の個性を発揮することを目指すようになります。そのため、自分の感性を大切にして、自分が感じたことを臆することなく周囲に伝えていきます。
芸術とは、まさに自分の感性を外に向けて発信する行為。自分らしさとは何か?を追い求める作業です。
実は、恋愛も同じことなのです。その対象が「モノなのか」「人なのか」の違いだけ。恋愛とは、特定の人物に対して抱く感情(感性)を相手(外)に向けて表現していくことですね。つまり、あなたの中から湧き上がる、相手を愛おしく思う気持ちは、そのまま ”あなたらしさ” を表しています。
あなたを好きだと思う私の心こそが私らしい君を好きだと思う僕の心こそが僕らしい
お互いに相手を想い合えば、それは相思相愛です。
ただ、この段階ではお互いに自己表現し合っているに過ぎないのです。
例えば、自分が「赤」で、相手が「青」だとしたら、自分は赤のまま「青が好き」と言い、相手も青のままで「赤が好き」と言っているような感じです。
(それが良い悪いという話ではなく、そういうものだと捉えています)
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では、結婚はどうなのか?
結婚は7ハウスでみます。7ハウスに入っている天体から、どのような人とご縁がありそうか予想することができます。しかし、実際に結婚生活が長くなってくると、8ハウスが重要になると感じています。8ハウスは、特定の誰かと深く関わる時に起こる事柄を表します。
8ハウスのキーワードは、「継承/相続/遺産/生と死/破壊と再生/変容/セックス/探求/深層心理/心霊/金融」
はっきり言って8ハウスのキーワードをずっと眺めていても「結局、何なのさ!」と言いたくなりますね…(^^;それくらい共通点を見つけるのが難しい。
8ハウスは蠍座の定位置なので、蠍座のサビアンシンボルを読んでいくと、その理解が深まります。蠍座は、自分に足りないものを外に求めて他者と深く結びつき、変容することを目的としたサイン。蠍座が表す男女の性的な結びつきは、自分と異なる遺伝子を相手から受け取る行為です。
対極のサインである牡牛座が、自分自身の中に備わっているもの(五感、肉体、遺伝など)を大切にしていくサインであることを考えれば分かりやすいと思います。
そして8ハウス蠍座で最も重要なのは、その足りないものを受け取った後に起こる”変容”です。”変容”とは、姿や形、または状態や内容などが変わること。物事だったり様子だったり、有形無形は関係なく変化すること。2つの異なるものが混ざり合い、変化して、全く別のものに生まれ変わっていく…
蠍座はそんなプロセスを経験することを目的としています。
蠍座の守護星である「冥王星」は ”破壊と再生” の星。また、”生と死” を司る星でもあります。このような意味を持つ8ハウスが、結婚を表す7ハウスの後に続くということは、結婚生活は、パートナーと共に生きていく中で、肉体を持ちながら何度も「死」を経験し、生まれ変わっていくことであると言えると思います。
例えば、自分が「赤」で、相手が「青」だったら、二人で「紫」になることを目指していく。
でも人間って怖いんですよね…。自分の色が変わってしまうのは、今までの自分が死ぬことのように感じてしまうから。だから、自分はそのままで「相手が自分の色に変わってくれれば…」と無意識に思ってしまうのかもしれません。
自分だけではなく… 相手だけでもなく… 二人で変容していく
これが、結婚と恋愛の違いなのだろうと思います。
二人が「紫」に変われば、それはもう二人で一つの存在。
そのような生まれ変わりの体験をすることが、8ハウスの変容=結婚だと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。