限界の日々を支えた底力の源と牡羊座のカイロン(キロン)

泊まり込みの介護や手続きに追われるなかで、なぜ私はあれほど動けたのか…。 支えとなったパートナーに弱音を吐き、涙を流したことも1度や2度ではありませんでしたが、自分でも不思議に思うほど、次から次へとやるべきことをこなしていきました。

「無我夢中」「気が張っていた」とも言えますが、ホロスコープを眺めて目に止まるのは、やはり「火星」です。 「やり抜いてみせる!」というある意味“闘志”を沸かせてくれて、大きな原動力となったに違いありません。 

でも、「逃げたい」と思いながら逃げなかったのは、それとは別の何かがあるような気もしています。

両親の介護を振り返っている今だからこそ目に留まったのは、牡羊座のカイロン。

牡羊座にあるカイロンは、「ありのままの私であってはいけない」「勝利してはいけない」という魂の傷がある(星読みテラスより)ということです。

“ありのままでは認めてもらえない”と感じていた子ども時代

私はもともと、家族に対して自分の意思や欲求を素直に出すのが苦手な子供でした。 かといって、親に喜ばれるいい子を演じることも出来ず、「素直じゃない」「ひねくれている」「ひがみっぽい」などの言葉を父から言われてきました。

母のことは好きでしたが、「父から守ってもらえない」との気持ちが、母との距離を少し広げてしまったように思います。

「私は理解されない」「私の意見は否定される」そんな思いがいつの間にか育ち、何かと親の顔色を伺い、自分の感情を抑える癖がついていきました。

“認めてほしい”というその欲求は?

介護が始まったとき、私は自然と「母のためにできる限りのことをしよう」と心に決めていました。 今振り返ると、単なる母への想いや責任感だけではないような気もしてくるのです。

「役立つことで認められたい」という欲求なのか…??? 

でも、「母に認めてもらおう」などと介護中に考えたことはありません。 母は私を心配して、「大丈夫だから、もう帰っていいよ」といつも言っていましたし、感謝の言葉を何度も口に出してもくれました。 母は、私を認めてくれていたと思います。

介護を終え、心理学やトランスパーソナルな視点を日常に取り入れるようになり、「人生には意味がある」「起こることにはすべて意味がある」と心から感じるようになった今、 カイロンの助けもあってか、この介護に私なりの意味を見出すことも出来ます。

「親のために尽くしている私なら、価値がある(認めてもらえる)」ーーそんな思い込みを振り払うための“通過儀礼のようなもの”だったのだと。

“役立つ私”を超えていく 自分の価値を生きる私へ

“認められたい”欲求は、親に認めてもらうことではなく、「自分で自分を認めたい!」だったと気づきました。

限界まで挑み、やり切ることで、自分自身を認められるようになることが、魂の目的だったと言えるかもしれません。 誰かに認めてもらうことよりも、自分で自分を認めることが、私には必要だったのだと。

実際にも、ほとんどの手続きなどをやり終えた私の中には、ある意味清々しい気持ちで満たされていました。

牡羊座(…しかも1ハウス)のカイロンが、「そろそろ自分を認めたら?」と優しく語りかけているような気さえします。

それでは、また☆

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★今日で10記事だということに気づきました。

初めは投稿をすることが目標でした。 初めての投稿をした時には、まずは「10記事」を目指してきました。

無理ない程度になんとか続けてこられたのは、Owlbookという優しい世界の中だったからだと思います。

占星術の知識もない独りよがりの文章に、目を通してくださる方がいるだけでも凄いことなのに、マーカーを引いてくださる方までいらして!

マーカーが引かれている、引かれていない、に一喜一憂しないようにとの気持ちで投稿を始めましたが、やはり初めてマーカーの線を見た時には歓喜で興奮してしまいました。 マーカーの線を見る度に、嬉しさが表情に出てしまうので、いつも自宅で良かったなと思います(笑)。

「4ハウス土星」記事のマーカー箇所には、どうやっても言葉にできない非常に複雑な感情を味わいました。 「共感」とも「一体感」とも少し違う、そしてその言葉では足りない、胸がキュッとなる感じもして(やはり私には表現不可能です…が、素敵な感覚でした)。

「何を書いたら良いのだろう?」…と悩むこともありそうですが、これからも自分のペースで続けていこうと思います。

皆さんとここにいられることに、感謝です。

ありがとうございます!^^