今日はちょっと面白い星の組み合わせについて、お話ししたいと思います。
朝の鑑定で、蟹座の太陽が4ハウスにある方と対話していたときのこと。
「先生、私の星って何か二重になってるんですか？」と質問されて、思わず笑みがこぼれました。
実は、蟹座と4ハウスは、どちらも「家族」「家」「ルーツ」というテーマを持っています。まるで宇宙が「これ大事だよ」と２回強調して伝えているような配置なんです。
この方のホロスコープを見ながら、私もふと思い出しました。
あなたの心の中にある「原風景」──子どもの頃に見た景色や、大切に感じた場所。
そこには、きっとあなたの力の源が隠れているのかもしれません。
あなたの中にある、「二重の家族愛」
蟹座は「母性」「保護」「思いやり」を象徴するサイン。
4ハウスは「家庭」「ルーツ」「内なる安定」を表す場所。
この２つが重なると、家族や家庭に対する深い愛情と結びつきが、あなたの中に自然に生まれます。
たとえば、先日お会いした40代の女性。
「転勤で何度も引っ越しているのに、どこに住んでもすぐに“我が家”の雰囲気を作ってしまうんです」と話してくれました。
実はこれ、蟹座×4ハウスの太陽を持つ方の特徴です。
どんな場所でも、数日で心地よい空間に変えてしまう「居場所づくりの名人」なんです。
家族写真を飾ったり、祖母の形見の小物を大切にしたり。
そんな風に、思い出が詰まったものを手元に置いておくことで、心の安定を保っています。
そして、感情と結びついた記憶をとても鮮明に覚えているのも、この配置の特徴。
楽しかったことも、悲しかったことも、細かいところまで覚えている方が多いんです。
ときには過去の痛みを思い出してしまうこともあるかもしれません。
でもそれは、あなたが人一倍、温かい記憶やつながりを大切にできる力を持っている証拠なのです。
不安定な世界で、「安定」を作り出す才能
世の中は、時に厳しく、変化も多いもの。
そんな中で、蟹座×4ハウスの太陽を持つあなたは、自分の内側に「安全な場所」を作る才能を持っています。
「どんなに忙しくても、家に帰ってドアを閉めた瞬間にホッとする空間が必要なんです」
これは鑑定の中でよく聞く言葉です。
この配置を持つ方にとって「家」はただ住む場所ではありません。
心が休まり、リセットできる「心の安全基地」なのです。
だからこそ、家の中に緊張や対立があると、あなた自身も落ち着かなくなってしまうこともあるかもしれません。
でも、人の心の動きをキャッチできる感受性は素晴らしい才能でもあります。
居心地の良い場を作る力がある、ということです。
職場でも「安心できる空気」を作り出している方が多いですよ。
感情の波が大きいと感じることもあるかもしれません。
満月の夜に眠れなくなったり、家族の心配事で頭がいっぱいになったり。
でも、その感情の深さこそが、誰かと心からのつながりを作っていく源。
だから、感情を無理に押さえ込もうとせず、ありのままに味わってくださいね。
その経験は、きっと「知恵」となり、あなたを強く支えてくれるはずです。
心の原風景を大切に
蟹座×4ハウスの太陽を持つあなたにとって、心の原風景を大切にすることは、単なる懐かしさではありません。それはあなたの「魂の栄養源」なのです。
もし今、故郷を離れて暮らしているならば、ときどき実家に電話してみてください。
懐かしい料理を作ってみるのもおすすめです。
家系図を調べたり、昔のアルバムを見返してみるのもいいですね。
きっと、心がふっと温かくなるはずです。
そして、「今いる場所」も自分にとって居心地のいい「巣」にぜひしていきましょう。
お気に入りの香りのキャンドル、触り心地のいいブランケット、心落ち着く色のインテリア。それだけで、あなたのエネルギーは驚くほどどんどん満たされていきます。
あなたの中には、世代を超えた家族の物語が息づいています。
それを意識的に感じることで、「家族の知恵」という大きな宝物を見つけることができるでしょう。
最後にこんな質問を贈ります。
あなたにとって「家」とはどんなものですか？
その答えの中に、あなたの太陽がもっとも輝く場所がきっと隠れていますよ。
