こちらの記事は、自分のホロスコープを実感と共に掘り下げていく記事です。
占星術でこんなふうに学んだけど、実際のところはどうなの?
みたいな、疑問の参考にしてらえると嬉しい。そんな思いで書いています。
月、太陽、水星と続いて、今回から深めてみるのは金星です。
実はこの四天体、「個人天体」と呼ばれます。その名の通り、「個人を形作る天体」です。
内側の月と、こうありたい太陽。この二つの天体は、出発点とゴールのような関係だと思っています。もちろん、どちらも同時に自分の中に存在しているものなんですが、最終的に「こんな自分として、こんな風に、この世界に関わりたい」というのが、太陽の目的なような気がします。
なりたい職業や、住みたい世界とは、少し違う。あこがれの職業につけなくても、「なりたい自分」には、なろうと思えばどこでもなれる。そう思います。
そして、それと並走してくれるのが、知性の水星と、感性の金星です。
金星といえば「愛の星」。男性のホロスコープでは、好きな女性像を表したり、女性であれば、その人自身の魅力と読むこともあります。
金星の発達年齢域は、高校生から二十代前半くらい。恋愛、音楽、映画、ドラマ、ファッション、などなど。自分の「好き」を刺激する、たくさんの物に触れられる時期です。また、この時期に「好き」だったものって、その後もずっと「好き」だったりしますよね?
金星は自分の「好き」が詰まった、ワクワクポイントの高い惑星。その金星がどこにあるのかで、その人が何に対して「好き」と感じるのかが読み解けます。
では、早速、私の金星を深めてみたい思います。
私の金星は山羊座6ハウスに位置しています。ということは、山羊座的で、6ハウス的なものが「好き」の対象になりやすいと考えます。
時間をつかさどる山羊と、現実の6ハウス・・・。う~ん、確かにその通り。
歴史や伝統など、長い時間をかけて伝わる学問や技術が私は大好き。その分野に携わっていなくても、熟練の技には尊敬の念しか抱けません。
また、衣服やカバン、靴などの日用品では、「機能美」がときめきポイント。「山羊座はブランド物が好き」とか、占い本に書かれてますが、私が思うに、ブランド物が好きなのではなく、そのブランドの歴史と技術に惚れているのではないかと感じています。
現に、私はブランド物には全く興味はありませんが、老舗の技には、それ相応の価値があるとは思っています。長い時間を途切れなく生き残ってきたという事も、それを支えてきた知恵と技術の結果だと思うのです。
さて、そんな美的センスのある私の金星は、水星と「合」です。重なっています。
水星と金星は距離の近い天体のため、アスペクトは合の0度とセクスタイルの60度しかありません。合は互いの惑星の性質を強めあい、セクスタイルは互いの惑星が調和すると考えます。
私の場合は「合」なので、水星と金星の性質が、良くも悪くも強くなるという事です。
う~ん。これも、分かる。
私は活字が好きです。いつでも本を携帯してます。スマホを忘れても本は忘れません。どんなジャンルの本も読みますが、口語体の文章より、漢字多めの文語体の文章が好きだし、小説よりも歴史や言語学などのテキスト的本が好きだったりします。
また、外国語は出来ませんが、私は日本の「古典」と中国の「漢文」が、小学生のころから大好きです。「古典」は原文をそのまま読むのが趣味だし、「漢文」も時々、飢えた獣のように読み漁ります。
水星と金星の「合」を持つ人は、言語に対する美的感覚が鋭いといわれます。金星の位置するサインやハウスによっては、その「合」が、ライターや小説家といった職業に結びつく場合もあるとか。
私の場合、美的感覚というより、山羊的嗜好での古典好きが、金星のときめきパワーのままに、水星の知識欲を暴走させていると感じます。職業には結び付きませんが、古い言葉の中に遊ぶ時間は、私にとって至福です。
また、水星も金星も、発達年齢域の若い惑星なので、欲求には正直で、動き出すと歯止めがきかない感覚もあります。
楽しい事だけに邁進してしまう金星と、それを真似してしまう水星。みたいな。
実際、自分の好きな事しか勉強しない。自分の好きな事しか話題にしない。というのは、水星と金星の「合」を持つ人にはありがちのようで、私も多々思い当たります。
「話題はあるけど、話すことがない。」の、あの状態って、まさしくこれが影響している。そう感じます。
とはいえ、楽しいことを楽しいままに邁進出来るって、こんなに幸せなことはないと思うのも事実。
人は結局、好きで楽しい事しかやらないとも聞く。短い人生、自分のやるべき義務をこなした後は、好きな事に邁進する時間があってもいいのではないか。最近は、そんな事を思う時もあります。
私は、楽しいことに素直に突き進む、水星と金星の「合」が、結構気に入っています。
これは私の場合。
あなたの場合は、どうでしたか?
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
心から感謝です。
また遊びに来てもらえると、とても嬉しいです。