【あなたにとっての『美』とは何ですか?】
6/6に公開された映画「国宝」
6/6は「習い事始めの日」
古くからの言い伝えによると、能や歌舞伎の世界では「
6歳の6月6日に初稽古を始めると上達する」といわれ、この日に習い事を始めるのが良いとされています。そして、わたしは、
「これから習い事を始めようとする人」へのメッセージである「徒然草(150段目)」を思い出す日でもあります。
映画「国宝」の
根底にも同じ思想が流れていると思ったので、まずご紹介させて下さい🙏【これから芸事を身に付けようとする人へ】
これから芸を身につけようとする人が、「下手くそなうちは、人に見られたら恥だ。人知れず猛特訓して上達してから芸を披露するのが格好良い」などと、よく勘違いしがちだ。こんな事を言う人が芸を身につけた例しは何一つとしてない。まだ芸がヘッポコなうちからベテランに交ざって、バカにされたり笑い者になっても苦にすることなく、平常心で頑張っていれば才能や素質などいらない。芸の道を踏み外すことも無く、我流にもならず、時を経て、上手いのか知らないが要領だけよく、訓練をナメている者を超えて達人になるだろう。人間性も向上し、努力が報われ、無双のマイスターの称号が与えられるに至るわけだ。
人間国宝も、最初は下手クソだとなじられ、ボロクソなまでに屈辱を味わった。しかし、その人が芸の教えを正しく学び、尊重し、自分勝手にならなかったからこそ、重要無形文化財として称えられ、万人の師匠となった。どんな世界も同じである。
兼好法師「徒然草」150段目引用
わたしは「どんな世界も同じである」ことから、どんな世界、どんな道でも、【その世界をその道を極めた人は人間国宝である】と思っています。
映画「国宝」の主人公も、歌舞伎という世界で「美しい景色」を目指し、道を極め、人間国宝になった。
そして、
人生の縮図といわれるカバラ(生命の樹)では、
人生という【道】の途中
【美】(星読みでは太陽)の手前で
【死神】【天使】【悪魔】
に出会うとされています。

※タロット13が死神で、タロット15が悪魔。13と15の上の星読みでいう太陽のマークが美。(14の天使は今回割愛します)
映画「国宝」で言えば、
歌舞伎という【道】の途中
【美しい景色】の手前で
【悪魔】【死神】に出会っている。
吉沢亮演じる喜久雄は、
「血」が欲しい為に
歌舞伎役者の娘と関係を持ち【悪魔】と契約をする。

※悪魔と男女が鎖でつながっている。
一方、
横浜流星演じる俊介は、
「血」を受け継いだが為に
父と同じ遺伝要素のある病気で【死神】と向き合う。

※死神と王が向かい合っている。先代の王は死んで、女王と子供もいるのが映画と同じ。
2人とも、徒然草でいう
「
ボロクソなまでの屈辱を味わう」それでも2人は、
「血(世襲)」と「芸(才能)」
徒然草でいう「素質と才能」
という葛藤ををこえ
それぞれの【美】を目指し
【道を極める】
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これはどんな世界も同じである。
わたしたちも
人生という【道】の途中
【美】の手前で
【悪魔】【死神】
に出会うかもしれない
そして、
悪魔と死神に出会うと
一旦【崩壊という浄化】が起こる
映画「国宝」では、この流れが、
2人の生き様を通して
【美しく】描かれていると
わたしは思いました🙏
どんな世界も同じである。
わたしたちの人生でも同じである。
わたしも4年前に一旦崩壊という浄化が起こり、今まさにわたしなりの【美】を目指し、人生という【道を極めよう】と日々精進しています。
映画「国宝」からは、
わたしにとっての人生の【美】とは何か?
のヒントをもらった
ように思いました🙏【あなたにとっての『美』とは何ですか?】
心からの愛と感謝を込めて
ありがとうございました🫶💓
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