最近、鑑定に来たお客さんから「私、感情を表に出さないって言われるんです」と相談されました。その方は山羊座の月を8ハウスに持っていて、友達や家族から「もっと気持ちを言葉にして」と言われて困っているそうです。
でも私は思うんです。感情を表に出さないのは、決して悪いことじゃないんですよ。むしろ、それはあなたの特別な強さなんです。
今日はそんな「見えない感情の強み」について、お話ししますね。
感情が見えないのは、深く感じているから
山羊座の月を持つ人は、感情表現が控えめです。山羊座は真面目で責任感が強い星座。感情を表す月がここにあると、すぐには気持ちを出さず、まず自分の中で整理してから話すタイプになります。
そこに8ハウスという「深い場所」が加わると、さらに感情を表に出しにくくなります。8ハウスは深い水の底のような場所。表面は静かでも、内側ではいろんな感情が流れています。
この配置を持つあなたは、感情がないのではなく、むしろとても深く感じているんです。だから簡単には言葉にできないんですね。それは弱さではなく、感情の深さの証拠なんです。
感情を守る力は、実は人生の宝物
山羊座の月×8ハウスという配置は、実はとても素敵な強さを持っています。
まず、困ったときに冷静でいられること。周りがパニックになっても、あなたは落ち着いて対応できます。友達や家族のピンチで頼りになる存在ですね。
次に、一度心を許した人との絆がとても強いこと。表面的な付き合いは苦手でも、大切な人との関係はとても深く、長く続きます。
そして、人の本当の気持ちを見抜く力があること。言葉だけでなく、その奥にある本音を感じ取れます。これはとても貴重な才能です。
私がこれまで見てきた中でも、感情を内に秘める人ほど、実は人の気持ちに敏感な方が多いんです。自分の感情を大切にするからこそ、人の感情も大切に扱えるんですね。
ただ気をつけたいのは、「感情を出しちゃダメ」と思いすぎないこと。大事なのは、まず自分の気持ちを自分で認めてあげることです。
感情を味方にする簡単なヒント
この配置を持つあなたに、できることを3つお伝えします。
感情日記をつけてみよう
ほんの1〜2行でいいので、その日感じたことをメモしてみてください。書くことで自分の気持ちが整理できます。
信頼できる人に少しずつ話す練習
全員に心を開く必要はありません。大切な1〜2人に、少しずつ気持ちを話してみましょう。
自分の感じ方を「個性」として受け入れる
感情表現が豊かな人ばかりが良いわけではありません。あなたの静かで深い感じ方は、とても素敵な個性です。
あなたの感情の深さは、とても素敵な宝物です。その宝物を大切に抱きしめながら、少しずつ自分らしい表現を見つけていってくださいね。あなたの静かな強さは、きっと多くの人の心を温め、支えているはずですよ。
空に輝く月のように、時に満ちたり欠けたりしながらも、あなたはいつも美しく輝いています。その輝きを信じて歩んでいきましょうね。愛を込めて。