冬の始まり

朝の空気が透き通るように冷たくなってきました。 吐く息が白く揺れ、木々の枝に小さな光が宿っています。

11月7日は立冬です。 暦の上で冬の始まりを告げる日。


同時に、星の世界では


イーグルズゲートのピークを迎える特別な日でもあります。


陽のエネルギーが静まり、世界が内へと還るとき。 けれど、同じ瞬間に、 魂の奥では“新しい光”が芽吹いています。


陰と陽、静けさと飛翔―― その両方が交わる日です。


深く沈み、遠くへ放つ

空では太陽が蠍座14°を通り、 水星と火星は射手座で寄り添っています。

蠍座は、痛みや不安を抱きしめながら、 真実を見つけ出すサイン。



射手座は、その真実を胸に未来へと矢を放つサイン。 つまり、 「静けさの中で方向を見定め、意識の矢を放つ」 そんなタイミングです。


焦らず、 これまでの季節で得た経験をひとつ深呼吸とともに整えて、 “これからどう生きたいか”を、心の奥で静かに描いてみるのにちょうどいい日。

 

 今日という一日の過ごし方

立冬の朝は、「動く」より「感じる」。

予定や目標よりも、 自分の呼吸のリズムに意識を合わせる。



太陽が低く、光が淡いほどに、 心の中の火が静かに強くなる。



その火こそが、 これからの季節をあたためる力になります。



闇は終わりではなく、 光が生まれる場所。



立冬とイーグルズゲートが重なるこの日、 あなたの中の光が、 やさしく羽ばたきはじめますように。


🌿 今日のハーブ:ホワイトセージ

ホワイトセージは、 古代から「祈りの前に焚く聖なる葉」として使われてきました。 その煙は、空間を清め、心をまっさらに戻してくれる香りです。

~ホワイトセージの空間浄化レシピ~


【準備するもの】 ■ ホワイトセージの束(スマッジスティック) ■ 耐熱皿(陶器・貝殻・ガラス皿など) ■ マッチまたはライター ■ 火を扱える安全なスペース(窓を少し開けておく)



【使い方】


1.浄化したい部屋を少しかたずける


2.窓や扉を少しだけ開けておく


3.セージに火を灯す


4.10秒ほど燃やしたら、火を消して煙だけが立ちのぼる状態にする


5.立ちのぼる白い煙をゆっくりと扇ぎながら、時計回りに部屋を一周するように歩く


6.部屋全体をくゆらせたら、耐熱皿の上で自然に火が消えるのを待ちます。7.煙がやんだあと、窓を開けたまま5分ほど風を通す


新しい空気が入ってくるとき、 部屋全体の“気”が軽くなるのを感じるはずです。


この浄化は「追い払う」儀式ではなく、 「整えて、迎え入れる」祈りの時間です。 冬の始まりに、心と空間をやさしく清めて、 新しい季節の光をお迎えください。


あなたの毎日に柔らかな明かりが灯りますように。星読み師・銀河