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1ハウス

【双子座太陽の人へ】心が揺れ動くとき | 複数の愛に悩むあなたの星読み

昨日の鑑定ルームで、久しぶりに涙ぐむクライアントさんがいらっしゃいました。「あいさん、私って何かおかしいのでしょうか。彼がいるのに、別の人のことも考えてしまって...」

静かな声で打ち明けられた言葉に、その方の双子座の太陽がくっきりと浮かび上がったのを感じました。責任ある大人なのに、心は二つに分かれて揺れ動き、自分を責め続けている――。

「心が二つに分かれて苦しい」という相談は、実は双子座太陽の方からよくいただきます。今日は、星空から見たその心の揺れの意味について、少しお話ししてみたいと思います。

双子座の太陽が教えてくれる「心の多面性」

双子座は、黄道十二星座の中でも特に「多面性」を持つ星座です。支配星である水星の影響で、常に新しい視点や情報を求め、多角的に物事を見る力を持っています。

同じ感情や同じ状況でも、双子座の太陽を持つあなたは、一つの見方に固執せず、いくつもの角度から眺めることができるのです。これは素晴らしい才能なのですが、時に「心が複数の方向に引っ張られる」という感覚をもたらします。

先日お会いしたクライアントさんは、四年間のパートナーシップの中で安定した関係を築いているのに、仕事で知り合った方への心の動きに悩んでいました。星図を見ると、双子座の太陽に加えて、現在天王星のトランジットが重なり、内側から変化を求める声が大きくなっている時期だったのです。

「揺れる心」を責めないで、まずは理解しよう

星を読む時間の中で特に気になるのは、双子座太陽の方が自分を責めすぎる傾向です。「こんな気持ちを抱くなんて、私はダメな人間だ」と。でも、この思考パターンこそが苦しみを深めるのです。

あなたが感じている「揺れ」は、双子座太陽の特性そのもの。多面的に見る能力、多くの可能性を同時に捉える能力が、人間関係においても発揮されているんですね。まずは自分を責めず、「なぜ心が揺れているのだろう」と、好奇心を持って観察してみてください。

日記に気持ちを書き出してみるのも良い方法です。「こちらの関係で満たされているもの」「別の関係に惹かれる理由」を客観的に書いてみると、自分の心の動きのパターンが見えてくることがあります。


「別れ道」ではなく「交差点」として考える

双子座の空気を吸って育った私の経験から言えるのは、「二者択一」の考え方が双子座太陽の人を苦しめることが多いということ。「AかBか」ではなく「AもBも含めた全体」という見方が、時に心の平和をもたらします。

別の関係に心惹かれる気持ちは、時に現在のパートナーシップに足りないものを映し出す鏡のような役割を果たします。例えば「もっと知的な会話がしたい」「新鮮な刺激が欲しい」という内なる声かもしれません。

大切なのは、その気づきを成長のきっかけにすること。「今の関係で何が満たされていて、何が足りないのか」という問いを深く探ることで、どんな関係であれ、より豊かなものへと育てていけるのです。

複雑な心と向き合い、成長につなげるヒント

星読みの実践として、双子座太陽の方には特に「内なる対話」をおすすめしています。自分の中の異なる声を大切にしながらも、どんな選択が本当の自分を育てるかを探る旅です。

具体的には、一週間の間、毎日5分だけ「揺れる心」に目を向ける時間を作ってみてください。「今、私はどんな気持ち?」「その奥にあるのは?」と自分に尋ねながら、言葉を紡いでいきます。

また、双子座の得意な「伝える力」を活かして、近しい人に自分の複雑な気持ちを打ち明けるのも良いでしょう。全てを話す必要はありませんが、「今、心が揺れていて混乱している」と共有するだけでも、心の風通しが良くなることがあります。

星があなたに伝えたいこと

双子座太陽を持つあなたの「揺れる心」は、欠点ではありません。それは世界の多面性を受け止める、あなただけの特別な能力の表れなのです。

時に迷い、苦しむこともあるでしょう。でも、その感性は、より深い自己理解と、より豊かな人間関係への扉を開いてくれます。今抱えている状況を、自分の内側を知るための貴重な機会として受け止めてみてください。

あなたはダメな人ではありません。複雑な心を抱える双子座太陽の光を、どうか大切にしてくださいね。その光は、あなたらしく生きるための道しるべになるはずです。


ホロスコープのアングル|アセンダント・ディセンダント・MC・ICで読み解く人生の4つの扉

ホロスコープのアングルは、あなたの人生を支える4本の柱のような存在です。アセンダント・ディセンダント・MC・ICという4つのポイントは、まるで人生への「扉」のように、それぞれ異なる世界へと導いてくれます。星読みを始めて間もない頃、私自身もアングルの深さに驚かされました。今日は、4つの扉がどのようにあなたの人生の方向性を示してくれるのか、一緒に探っていきましょう。

【基本解説】ホロスコープのアングルって何?4つの軸が織りなす人生の設計図

ホロスコープのアングルとは、出生時の地平線と子午線が交わってできる4つの特別なポイントです。アセンダント・ディセンダント・MC・ICと呼ばれるこれらの点は、あなたの人生の基本的な方向性や取り組み方を表しています。まるで家を建てる時の設計図のように、アングルはあなたという人の土台となる部分を示してくれるのです。ここからは、4つのアングルがどのような意味を持つのか詳しく見ていきましょう。

ホロスコープのアングルが示す「あなたらしさ」の核心

ホロスコープのアングルは、あなたの個性や人生のテーマを読み解く重要な鍵となります。太陽星座や月星座がよく知られていますが、実はアングルの方がより直接的にあなたの生き方に影響を与えているかもしれません。

アングルが特別な理由は、地球上のあなたが生まれた場所と時間に基づいて決まることです。同じ日に生まれた人でも、生まれた場所や時間が違えばアングルは変わります。つまり、アングルはあなただけの特別な「座標」なのです。

私のクライアントさんの中にも、「太陽星座の特徴にはあまり当てはまらないけれど、アセンダントの星座を知ったら腑に落ちた」という方がたくさんいらっしゃいます。アングルは、周りの人があなたに感じる印象や、あなた自身が無意識に取る行動パターンに深く関わっています。

星座だけでなく、アングルの度数や他の天体との関係も重要な意味を持ちます。アングルを理解することで、自分でも気づいていなかった才能や課題が見えてくることがよくあるのです。

4つのアングルの配置|ホロスコープの中での位置と関係性

ホロスコープの円を時計に例えると、4つのアングルは12時・3時・6時・9時の位置にあります。東の地平線がアセンダント(ASC)、西の地平線がディセンダント(DSC)、天頂がMC、天底がICです。

この配置には深い意味があります。アセンダントとディセンダントは横の軸を作り、「自分」と「他者」の関係を表現しています。アセンダントがあなた自身の在り方なら、ディセンダントは理想とする相手や、あなたに足りない要素を示します。

一方、MCとICは縦の軸を形成し、「公」と「私」のバランスを表しています。MCは社会での顔や目標を、ICは家庭やプライベートでの本来の姿を表現します。

実際の鑑定では、この4つのアングルが互いにどう影響し合っているかを見ることが大切です。例えば、アセンダントが社交的な星座でも、ICが内向的な星座だと、公私での顔がかなり違う人になります。

4つのアングルは単独で働くのではなく、お互いに補い合いながらあなたの人生全体を支えているのです。

アングルの星座とホロスコープ全体への影響

アングルにある星座は、ホロスコープ全体の解釈に強い影響を与えます。なぜなら、アングルの星座によってハウスの境界線が決まり、各天体がどのハウスに入るかが変わってくるからです。

例えば、アセンダントが牡羊座の人と蟹座の人では、同じ日に生まれても天体の配置が大きく変わります。牡羊座アセンダントの人は行動的で直接的なアプローチを取りがちですが、蟹座アセンダントの人は慎重で感情を大切にする傾向があります。

私が特に注目するのは、アングルの星座と太陽星座の組み合わせです。太陽星座とアセンダントが同じエレメント(火・地・風・水)の場合、その人の内面と外面に一貫性があります。一方、異なるエレメントの場合は、内側の自分と外に見せる顔にギャップが生まれやすくなります。

アングルの星座を知ることで、「なぜ私は太陽星座の特徴と違う行動を取ることがあるのか」という疑問が解けることも多いです。星座の特徴を活かしながら、自分らしい生き方を見つけるヒントが隠されています。

【アセンダント編】ホロスコープのアングルが教える「第一印象と人生の始まり方」

アセンダントは4つのアングルの中でも最も注目される特別な存在です。あなたが初対面の人に与える印象や、新しいことを始める時の取り組み方を表しています。太陽星座が「本来の自分」なら、アセンダントは「人から見られる自分」や「自然に表れる行動パターン」を示します。まさに人生の入り口となる扉のようなもの。アセンダントの特徴について詳しく見ていきましょう。

アセンダントがホロスコープのアングルで最も注目される理由

アセンダントが最も重要視される理由は、あなたの「生まれた瞬間」の東の地平線上にあった星座だからです。まさに人生のスタートラインを表す特別なポイントなのです。

占星術では、アセンダントを「仮面」や「ペルソナ」と呼ぶことがあります。これは偽りの自分という意味ではなく、社会で生きていくために自然と身につけた「外向きの顔」を指しています。家族といる時とは違う、外の世界で発揮される自分の側面といえるでしょう。

私のクライアントさんからよく聞くのは、「太陽星座の説明を読んでもピンとこないけれど、アセンダントの説明はすごく当たっている」という声です。それもそのはず、アセンダントは他人から見たあなたの印象により強く影響するからです。

また、アセンダントは年齢とともに発達していく特徴があります。若い頃はぎこちなかったアセンダントの特徴も、経験を積むことで自然に表現できるようになります。つまり、アセンダントは「成長していく自分」の方向性も示してくれているのです。

ホロスコープのアングル|アセンダントで分かるあなたの「見せ方」

アセンダントは、あなたが無意識に取る行動や表情、話し方に大きな影響を与えています。初対面の人があなたに抱く印象の多くは、アセンダントの星座によって決まるといっても過言ではありません。

例えば、アセンダントが火の星座(牡羊座・獅子座・射手座)の人は、エネルギッシュで積極的な印象を与えがちです。会話でも身振り手振りが大きく、「この人は行動力がありそう」と思われることが多いでしょう。

一方、アセンダントが水の星座(蟹座・蠍座・魚座)の人は、穏やかで共感的な雰囲気を醸し出します。相手の話をじっくり聞く姿勢から、「この人は優しそう」「話しやすそう」という印象を持たれやすいです。

興味深いのは、本人は意識していないのに、周りからは一貫してある特定の印象を持たれることです。アセンダントは、あなたの魅力を自然に引き出してくれる大切な要素なのです。

アセンダントの星座別|ホロスコープのアングルから読む人生のスタート地点

アセンダントの星座によって、人生への取り組み方や物事の始め方に特徴的なパターンが現れます。いくつか代表的な例をご紹介しましょう。

牡羊座アセンダントの人は、「まずやってみる」タイプです。計画を立てるよりも行動を優先し、失敗を恐れずにチャレンジしていきます。周りからは「勇敢で頼もしい」と思われることが多いでしょう。

双子座アセンダントの人は、情報収集から始める傾向があります。新しいことに興味を持つと、まず本やネットで調べたり、詳しい人に話を聞いたりします。「知的で好奇心旺盛」という印象を与えがちです。

乙女座アセンダントの人は、丁寧で着実なアプローチを取ります。準備を十分に整えてから行動に移すため、「真面目で信頼できる」と評価されることが多いです。

魚座アセンダントの人は、直感や感情を大切にしながら物事を始めます。周りの雰囲気や人の気持ちを敏感に察知するため、「優しくて思いやりがある」と感じられやすいでしょう。

自分のアセンダントの特徴を知ることで、より自然で無理のない生き方が見えてきます。

【ディセンダント編】ホロスコープのアングルが映し出す「理想の関係性と成長の方向」


ディセンダントは、アセンダントの真向かいに位置する重要なアングルです。あなたが理想とする相手像や、人間関係で求める要素を表しています。また、自分には足りない部分や、成長するために必要な要素も示してくれます。「もう一人の自分」とも呼ばれるディセンダントは、パートナーシップや協力関係を築く上で欠かせない指針となります。ディセンダントの深い意味について探っていきましょう。

ディセンダントがホロスコープのアングルで示す「もう一人の自分」

ディセンダントは、アセンダントと正反対の位置にあることから、あなたの補完的な側面を表しています。アセンダントが「自然に表れる自分」なら、ディセンダントは「憧れる自分」や「足りないと感じる部分」を映し出します。

心理学的に見ると、私たちは自分にない要素を他者に投影する傾向があります。ディセンダントの星座は、まさにあなたが無意識に求めている要素や、魅力を感じる相手の特徴を表現しているのです。

例えば、アセンダントが慎重な乙女座の人のディセンダントは、自由奔放な魚座になります。日頃は計画的で几帳面に過ごしていても、心の奥では創造性や直感を大切にする人に惹かれる傾向があります。

私のクライアントさんの中にも、「なぜかいつも正反対のタイプの人と付き合ってしまう」という方がいらっしゃいます。それは決して偶然ではなく、ディセンダントが示す「成長のために必要な要素」を相手に求めているからかもしれません。

ディセンダントを理解することで、自分の成長の方向性や、本当に求めている関係性が見えてきます。

ホロスコープのアングル|ディセンダントから見る理想のパートナー像

ディセンダントの星座は、あなたが深いレベルで求めるパートナーの特徴を教えてくれます。恋愛関係だけでなく、ビジネスパートナーや親友など、長期的な関係を築く相手にも当てはまることが多いです。

火の星座(牡羊座・獅子座・射手座)がディセンダントの人は、エネルギッシュで情熱的な相手に魅力を感じます。一緒にいると刺激を受け、新しいことに挑戦したくなるような関係を求める傾向があります。

地の星座(牡牛座・乙女座・山羊座)がディセンダントの人は、安定感があり信頼できる相手を理想とします。現実的で地に足がついた考え方をする人と一緒にいると、安心感を得られるでしょう。

風の星座(双子座・天秤座・水瓶座)がディセンダントの人は、知的で会話上手な相手に惹かれます。お互いの考えを自由に交換できる、フラットで風通しの良い関係性を好みます。

水の星座(蟹座・蠍座・魚座)がディセンダントの人は、感情的なつながりを大切にする相手を求めます。心の深いところで理解し合える、温かい絆を育める関係を理想とするでしょう。

ディセンダントの星座が教えるホロスコープのアングル|成長のヒント

ディセンダントの星座は、あなたが人生で発達させていくべき能力や視点を示しています。アセンダントで表現している特徴とは異なる要素を身につけることで、より豊かで完全な自分になれるのです。

牡羊座ディセンダントの人は、優柔不断になりがちな自分を変えるために、決断力と行動力を育てることが大切です。相手に合わせすぎずに、時には自分の意見をはっきり伝える勇気を持ちましょう。

蟹座ディセンダントの人は、論理的になりすぎる傾向があるかもしれません。感情を大切にし、相手の気持ちに寄り添う温かさを育てることで、人間関係がより深いものになります。

天秤座ディセンダントの人は、一人で頑張りすぎる癖があります。他人と協力し、バランスを取りながら物事を進める方法を学ぶことで、人生がもっと楽になるでしょう。

山羊座ディセンダントの人は、自由すぎる生き方を見直す時期が来るかもしれません。責任感を持ち、長期的な目標に向かって着実に進む力を身につけることが成長につながります。

ディセンダントの星座を意識して過ごすことで、新しい自分に出会えるはずです。

【MC・IC編】ホロスコープのアングルが描く「社会での役割と心の安らぎ」

MCとICは、ホロスコープの縦軸を形成する重要なアングルです。MCは天頂に位置し、社会での目標や職業、世間からの評価を表します。一方、ICは天底にあり、家庭での過ごし方や心の支えとなる場所を示しています。この2つのバランスを理解することで、仕事と私生活の充実した両立が見えてきます。社会的な顔と本来の自分について詳しく見ていきましょう。

MCがホロスコープのアングルで示す「あなたの社会的使命」

MC(天頂)は、あなたが社会で目指すべき方向性や、最終的に到達したい地点を表しています。キャリアや職業選択において重要な指針となるだけでなく、世間からどのように評価されたいかという願望も示してくれます。

MCの星座によって、適した職業分野や働き方が見えてきます。例えば、MC獅子座の人は創造性を活かせる仕事や、人前に立つ職業に向いています。芸術関係や教育、エンターテイメント業界で力を発揮することが多いでしょう。

MC乙女座の人は、細かい作業や人の役に立つ仕事に天職を見つけがちです。医療、福祉、事務、研究職など、専門性を活かして社会に貢献できる分野で成功しやすいです。

MCを意識してキャリアを選ぶことで、仕事に対する満足度や達成感が大きく変わります。単なる収入源ではなく、人生の目的と一致した働き方ができるようになるのです。

ICとホロスコープのアングル|心の奥底にある「本当の安らぎ」

IC(天底)は、あなたが心から安らげる場所や状況を表しています。社会で頑張った後に帰りたくなる「心の故郷」のような存在です。ICを理解することで、疲れた時の回復方法や、本当の自分でいられる環境が見えてきます。

IC牡牛座の人は、自然に囲まれた静かな環境で心が落ち着きます。美味しい食事や心地良い音楽、肌触りの良い素材に包まれることで、深いリラックスを得られるでしょう。

IC双子座の人は、本を読んだり、親しい人との会話を楽しむことで充電できます。新しい情報に触れたり、好奇心を満たす時間が心の栄養になります。

IC蠍座の人は、一人の時間を大切にし、内面と向き合うことで安らぎを感じます。深い感情を受け入れ、真の自分と対話する静かな時間が必要です。

ICの星座を意識して過ごすことで、日々のストレスを効果的に解消できるようになります。

MC・ICの軸で読むホロスコープのアングル|仕事と家庭のバランス

MCとICの組み合わせを見ることで、仕事と私生活の理想的なバランスが見えてきます。現代社会では多くの人がワークライフバランスに悩んでいますが、星は個人に合った両立の仕方を教えてくれます。

MC火の星座×IC風の星座の人は、エネルギッシュに働いた後は、軽やかで自由な時間を過ごすことでバランスを取れます。仕事では情熱的に取り組み、プライベートでは束縛されない関係性を好む傾向があります。

MC地の星座×IC水の星座の人は、堅実で責任感のある仕事をしながら、家庭では感情的なつながりを大切にします。職場での真面目な姿とは対照的に、家族との時間では優しく包容力のある一面を見せるでしょう。

実際の鑑定では、MCとICが同じエレメントの場合と異なるエレメントの場合で、アドバイスが変わってきます。同じエレメントなら一貫性があり、異なるエレメントなら意識的な切り替えが必要になります。大切なのは、どちらも大切にしながら無理をしないことです。MCの目標に向かいつつ、ICの安らぎも確保することで、長期的に充実した人生を送れるようになります。

【実践編】ホロスコープのアングルを日常に活かす|4つの扉を開く具体的な方法

ここまでアングルの理論を学んできましたが、大切なのは日常生活での活用です。自分のアングルを知り、意識して過ごすことで人生がより豊かになります。星は可能性を示してくれますが、実際に歩むのはあなた自身。4つの扉を意識的に開いていくための具体的な方法をお伝えします。まずは自分のアングルを調べることから始めていきましょう。

あなたのホロスコープのアングルを調べる方法|星座と度数の確認

ホロスコープのアングルを調べるには、正確な出生時刻が必要です。「朝生まれ」「夜生まれ」といった曖昧な情報ではなく、分単位での時刻が重要になります。母子手帳や出生証明書で確認してみましょう。

ホロスコープの読み方ですが、ASC(アセンダント)は左端、DSC(ディセンダント)は右端、MC(天頂)は上部、IC(天底)は下部に表示されます。それぞれの隣に星座のマークと度数が書かれているはずです。

度数まで見ることで、より詳細な解釈ができますが、まずは星座を確認することから始めましょう。例えば「ASC 獅子座 15度」と表示されていたら、アセンダントが獅子座にあるということです。

もし出生時刻が分からない場合は、正午で計算してみてください。アングルは変わってしまいますが、他の天体の位置はある程度参考になります。ただし、より正確な鑑定のためには、時刻の確認をおすすめします。

ホロスコープのアングルを意識した日々の過ごし方|4つの扉の開き方

アングルを日常で意識することで、より自分らしい生き方ができるようになります。4つのアングルそれぞれに対応した実践方法をご紹介しましょう。

アセンダントを活かすには、朝の過ごし方を大切にしてください。アセンダントの星座の特徴を意識して一日をスタートすることで、自然な魅力が引き出されます。火の星座なら積極的な挨拶を、地の星座なら丁寧な身支度を心がけましょう。

ディセンダントを意識するには、人との関わり方を見直してみてください。理想とする相手の特徴を自分も身につけようと努力することで、成長につながります。また、パートナー選びの際の参考にもなるでしょう。

MCを活かすには、キャリア目標を星座の特徴に合わせて設定してみてください。獅子座MCなら創造性を、乙女座MCなら専門性を重視した働き方を目指すと良いでしょう。

ICを大切にするには、疲れた時の回復方法を星座に合わせて工夫してください。水の星座なら感情を大切にし、風の星座なら知的な刺激で心を満たします。

毎日すべてを意識する必要はありません。気が向いた時に一つずつ試してみてくださいね。

ホロスコープのアングルで人生設計|長期的な目標と短期的な行動

アングルを活用した人生設計では、長期的な視点と日々の行動を組み合わせることが重要です。私自身も、アングルを意識してから人生の方向性がより明確になりました。

まず、MCの星座から10年後の理想像を描いてみましょう。どのような分野で活躍し、社会からどう評価されたいかを具体的にイメージします。射手座MCなら「知識を広める専門家」、山羊座MCなら「信頼される責任者」といった具合です。

次に、ICの星座から心の支えとなる環境を整えます。仕事で頑張るためには、プライベートでの充電が欠かせません。IC蟹座なら家族との時間を、IC水瓶座なら自由な発想ができる空間を大切にしましょう。

アセンダントとディセンダントの軸では、自分の強みを活かしながら成長する方法を考えます。アセンダントの特徴を武器にしつつ、ディセンダントが示す課題にも取り組むことで、バランスの取れた成長ができます。

短期的には、毎月一つずつアングルにちなんだ行動目標を立ててみてください。「今月はアセンダント月間」として第一印象を意識したり、「MC月間」として仕事のスキルアップに集中したりと、楽しみながら実践できます。

【まとめ】ホロスコープのアングルで開く、あなただけの人生の扉

ホロスコープのアングルは、あなたが生まれながらに持つ「人生の羅針盤」です。アセンダント・ディセンダント・MC・ICの4つの扉は、それぞれ異なる景色を見せてくれます。大切なのは、これらを「決められた運命」として受け取るのではなく、「可能性への扉」として活用することです。

星は道しるべを示してくれますが、扉を開くのはあなた自身。今日から少しずつ、4つの扉を意識して過ごしてみませんか。きっと新しい自分や、まだ気づいていない可能性に出会えるはずです。


2025年8月23日乙女座新月の振り返り

今回の新月は乙女座0度8ハウス。

この乙女座0度の月と太陽に150度の角度から冥王星(1ハウス水瓶座1度)、土星・海王星(3ハウス牡羊座)がそれぞれ関わってきていました。


俗に言う"神の指”と言われるYODの状態です。


神の指がさし示しているのが社会的な自分とプライベートな自分をスリスリモニョモニョしてもう一度作り直す(?)テーマ...。しかし神様の指は『あなたのやるべき事はコレね』と優しく指してくれているとばかり私的には思っていました。


ある方のYODは"避け難い進化の圧力”と言う解説を聞いて、神様が指でムニゅ〜と押し付けご自分の指の後をお付けになっている様子を頭に浮かべるまでは...💦


もう一度新月がやって来るけど、その時は1ハウス。ブランニューな自分?


次の新月までどれだけ変貌を遂げられるか⁉️ちょっと頑張りどころかも...と思ってしまいました。

一人時間日和

月はてんびん座を運行中⛵️

人と会うのは楽しいし、社交的にも振る舞えるけど

少しお疲れモード

癒しの時間が欲しいと感じる星の情調

1人でしっぽり一人時間を堪能したい

そんな気持ちが顔をのぞく

一人時間には気になってたもの

アートやファッション・芸術鑑賞界隈の

いつもとは違った情報、知識に触れてみて

自分の中に一新された風が流れリフレッシュでき

新しい知見が広がりますよ

いつもと違ったチョイスをするときは

少し面倒くささもありますが

今日は、火の星「行動力・意思決定」も

スムーズに流れるので

「やってみよう」「行ってみよう」と

気の向くままに動いてみてくださいね🍃


名もなき始まりの宝石に捧ぐ

春分の朝、

まだ番号も名もない小さな宝石が、

タロットカード0番の外縁から一歩を踏み出した。

風は真新しい鞄の紐を鳴らし、

犬のような白い光と白い小波が足もとで跳ねる。

崖は始まりの刃、恐れは切り落とされた。

私はフール、けれど心は苛烈な牡羊座――

火花の最初の音だ。


躊躇は硝子の靄、息をかければ吹き消える。

荒野は地図より先に燃え、私の中の火星がコンパスになる。

角のように尖る意志で、朝露を割って進むたび、

内側の原石がひと打ちずつ星に近づく。


誰かの「まだ早い」は、私には合図に聞こえる。

ジャンプの瞬間だけ、世界は純粋な透明になるから。

背の小包に入れたのは、

昨日の失敗と、

磨けば光る約束だけ。


太陽が昇る。

私の影は短く、鼓動は速い。

行き先は知らない。だが名は知っている。

始まりという名だけ。

私という刃先が、空を初めて切り裂く、

その赤い朝。

秩序を変える~おとめ座新月

【乙女座 新月 〜秩序を変える】

8月23日 15:06頃おとめ座にて新月を迎えます🌕️

おとめ座での新月は、8月9月と2度起きます♍

同じサインでの新月を2回迎えることは

今季ここからの後半戦

おとめ座のエネルギーがとても強く影響を及ぼします

今回の新月ではどのようなムードを感じるのでしょうか


【おとめ座新月のテーマ】

💡共同

💡1点突破

💡新しい秩序


🌕️新月のムード

[カヌーを漕ぎ戦争の踊りを踊っているインディアン] Asc:やぎ座5度

決して一人ではなし得られないムード

成し遂げたい、なりたい、やるべきことに取り組むときは

一人ではなく共同で取り組んでいく

互いの切磋琢磨によってなし得る好機が訪れる

・前に出て先頭を張る時

・影から支える裏方の時

どちらも必要な立ち回り

一人で何とかしようとしない


🧠男性脳を使う   

男性脳を想像してみて男性は

リアリスト且ついわゆる一点集中型🏃

どこに課題があるかを捉え、分析し

課題解決へと行動する

感覚を1点に集中させて

突破口を見つけ出す


🗺️新しい秩序が塗り替える🌍️

今まで築いてきたマイルール・秩序

変わらなかったもの

変えてこなかったもの

が少しずつ変わり始める

小さな心の声を聞き逃さないで

そこには新しく変態する扉が眠っている

新しく試したもの、始めたことが

新しい秩序を生みだし統制をとっていく

新しく変態した自分と出会えるチャンスを逃さないで✋💦



💰️お金を保全する

心地の良い環境を守る

家族を守る

大切な人を守る

お金は何かを守るためのエネルギー

お金が溜まりやすい星の巡り合わせ

お金というエネルギーを守りながら循環をさせていく

新しく資産運用を始めたり

お金について学ぶのに適したタームです

守っていく力を伸ばしていきましょう


【Point📋️】

✅一人で何とかしようとしない

✅リアリストの視点を持ち、行動する

✅お金を守っていく-

---✤----✴------~✩~*----✤----✴------~✩~*----✤----✴------~✩

🌸最後までお読みいただきありがとうございます💞

ここまでお読みいただいた方は

ここからの1ヶ月間、新しい流れに乗りながら

どのように展開させていくかビジョンが見えてきたかと思います💡

新しい秩序を創り

現在のリアリストから変態していく星の巡り

一点集中のエネルギーで新しい種まきをし、新陳代謝をしていきましょう🏋️

2025年8月 乙女座新月の星読み

――未作 星見台より

いらっしゃい、来てくれてありがとう。ハルだよ。今宵も星の囁きが、よく聞こえるね。

今回の新月は、乙女座の0度、サビアンシンボルで言えば「男の頭」。このシンボルには、曖昧だったものに輪郭を与えようとする知性のはじまりがある。場所は8ハウスだから、向き合うのは「極端なもの」だ。生と死、欲望、依存、共依存、執着、変容――そういう深い感情の渦の中にあるものを、私たちはこのタイミングで整理しようとしている。感情に圧されるんじゃなくて、そこに静かに手を差し入れて、輪郭を与える。見ないふりをしてきたものを、ようやく見つめる準備ができたんだと思う。

ただ、この新月には双子座の天王星がスクエアでぶつかっている。5ハウス、つまり表現や創作、自分らしさの領域にある変革の星が、私たちの内面の静けさをかき乱そうとしてくる。見せるのが怖い。表に出すことで否定されるかもしれない、受け入れられないかもしれない。でもその怖さは、「自分らしさ」の根幹に触れている証なんだ。だからこそ、葛藤する意味がある。見せるか、隠すか。伝えるか、飲み込むか。その揺らぎの中で、私たちは本物を掴もうとしている。

また、金星と冥王星がオポジションを形成していて、ここには他者との絆と、個としての絶対性がにらみ合っている構図がある。誰かに優しく在りたいと思う気持ちと、自分を絶対に譲れないという感覚。その両方が同時にあるとき、人は痛みを抱える。でもね、3ハウスの土星と海王星が、それを和らげてくれる鍵を持っている。つまり、自分の言葉で、誠実に、でも夢や優しさを込めて語ること。それがこの緊張関係を緩めてくれる。曖昧さをなくすことで、むしろ柔らかく伝えることができるようになるんだ。

冥王星と天王星の間にはトラインもあって、意識や価値観を根底から変えるような流れが生まれている。それがまた土星と海王星にセクスタイルで繋がっているから、この流れは知性や表現、情報の扱いに現れてくる。つまり、自分の中にある「話したいこと」「描きたいこと」「表現したい衝動」を、焦らず、でも確かに形にしていくこと。急がなくていい。だけど、形にする意志は必要だ。言葉と感性の両方を、丁寧に磨いていく時なんだと思う。

さらに、水星と火星がセクスタイルを形成していて、ここには行動と言語の連携がある。8ハウスの水星は、深く、内密で、でも本質的なことを語りたいって願っている。それを9ハウスの火星が「もっと遠くまで飛ばせ」と背中を押してくれる。世界を広げたい、自分の思いを遠くまで届けたい。そんな願いに、行動のエネルギーが注がれている。だから、勇気を出して一歩踏み出すこと。それが新しい評価やつながりを生んでいく。

今回の新月は、深く静かに始まるけど、実はとても遠くまで響いていく流れを持っている。奥底にある思いを見つめ、形にして、それを外の世界と分かち合っていくこと。怖いこともあるけど、それができるなら、何かが変わる。いや、もうすでに変わり始めている。

君はちゃんとその流れに乗ってるよ。見たくないものを見つめようとしてる。それだけでも、十分すごいことなんだ。あとは、安心して進んで。私が一緒にいるから。

世界の鍵穴

「世界の鍵穴」は、夜空に散らばる十二の扉を一つに貫く、細く静かな穴のこと。


私たちは生まれる瞬間に、その鍵穴へ小さな鍵を託される。

牡羊の衝動は鍵の歯を刻み、

牡牛の官能は金属に温度を与え、

双子の風は錆を払う。えとせとら。


月が記憶を、

太陽が意志を、

アセンダントが最初のドアノブを教える。

水星は問いかけで鍵を磨き、

金星はときめきで鍵先を丸め、

火星は勇気で回す角度を決める。

木星は鍵穴の周囲を拡張し、

土星は「まだ開けるな」と沈黙で試す。

天王星は予想外の切り込みを加え、

海王星は霧の中で輪郭をゆるめ、

冥王星は「その扉の向こうに誰を置いていくのか」と問う。


トランジットは季節、

プログレスは体温、

リリスは影のひび割れ、

ドラゴンヘッドは「向こう側から呼ぶ声」。

ハウスは部屋番号、

アスペクトは歯車の噛み合わせ。

恋も別れも、成功も停滞も、鍵と鍵穴の学習だ。


正解の鍵はひとつではない。

星はただ、あなたの手の震えが止む瞬間を照らす。耳を澄ませば、遠くで微かなクリック音。

それは世界が開く音であり、

同時にあなた自身が開く音。

鍵穴は外界に見えて、実は胸の奥にある。

だからどうか、今夜も空を見上げて。

鍵を回すのは、他の誰でもない、

あなたなのだから。

【ホロスコープのハウスとは?】全12ハウスで読み解くあなたの人生の舞台

ホロスコープのハウスとは、人生という大きな舞台を12の部屋に分けた、星読みの基本となる仕組みです。「ハウスって何だろう?」「どうやって読めばいいの?」そんな疑問を持つ方も多いでしょう。実は、ハウスを理解することで、星座がどの人生の分野で輝くのかが見えてきます。今回は、初心者の方にも経験者の方にも新しい発見をお届けできるよう、全12ハウスの意味と特徴を分かりやすく解説していきます。

【基礎知識】ホロスコープのハウスとは何?星読みの舞台設定を理解しよう

ホロスコープのハウスは、人生という舞台を12の部屋に分けた特別な仕組みです。星座が「どんな性格か」を教えてくれるなら、ハウスは「どの分野で活躍するか」を示してくれます。同じ牡羊座でも、1ハウスにあれば自分らしさとして現れ、7ハウスにあれば人間関係で発揮されるといった具合に、星座の表れ方が変わってくるのです。ハウスの基本的な意味と仕組みについて詳しく見ていきましょう。

ホロスコープのハウスが表す「人生の12の分野」とは?

ホロスコープのハウスは、人生を12の大切な分野に分けた地図のようなものです。1ハウスから順番に、自分自身、お金や才能、コミュニケーション、家庭、創造性、日常生活、人間関係、深いつながり、学びや冒険、社会での役割、友情や理想、そして潜在意識や精神性を表しています。

私が星読みを始めた頃、「なぜハウスが12個もあるの?」と疑問に思いました。でも実際に使ってみると、人生って本当に多面的で、仕事がうまくいっても家庭で悩んだり、恋愛は順調でもお金の心配があったりと、それぞれの分野で違った顔を見せることに気づいたんです。

ハウスを知ることで、「今、人生のどの部屋で何が起きているのか」が分かるようになります。例えば、最近人間関係で悩んでいるなら7ハウスを、仕事での立ち位置に迷いがあるなら10ハウスを重点的に見ることで、星からのヒントが見えてくるでしょう。

ハウスと星座の違い|同じホロスコープでも読み方が変わる理由

ハウスと星座は、星読みで混同しやすい部分ですが、実は全く違う役割を持っています。星座は「どんな性格や特徴を持っているか」を示し、ハウスは「その特徴がどの人生の分野で発揮されるか」を教えてくれます。

分かりやすく例えると、星座は「役者の個性」で、ハウスは「舞台のシーン」のようなもの。同じ牡羊座という個性を持っていても、1ハウス(自分らしさの舞台)にあれば「行動力のある人」として見られ、4ハウス(家庭の舞台)にあれば「家族を大切にする情熱的な人」として現れます。

私のクライアントさんで、同じ蟹座の月を持つ二人の女性がいました。一人は3ハウスにあって「家族の話を聞くのが上手な人」、もう一人は10ハウスにあって「職場で皆を気遣う母親的存在」になっていて、同じ蟹座でも表れ方が全然違うことに驚きました。星座とハウスの組み合わせこそが、あなただけの個性を作り出しているんですね。

ハウスの境界線(カスプ)から読み取れるあなたの成長ポイント

ハウスの境界線、専門的には「カスプ」と呼ばれる部分にも、実は大切な意味が込められています。カスプは、一つのハウスから次のハウスへと移り変わる節目の場所で、人生の成長や変化のタイミングを示してくれることが多いのです。

例えば、1ハウスと2ハウスの境界線は、「自分らしさを見つけた後、それをどう活かしていくか」という成長のテーマを表しています。6ハウスと7ハウスの境界線なら、「日常を整えた上で、深い人間関係を築いていく」という人生の流れが見えてきます。

私自身、出産を機に星読みの世界に入ったとき、まさに4ハウス(家庭)から5ハウス(創造性)への移行期だったと感じています。家族を大切にしながらも、自分の創造性を表現したいという気持ちが強くなった時期でした。カスプは、人生の次のステップへの扉のような存在かもしれませんね。

【1~4ハウス】ホロスコープの個人ハウスで見つける「本当の自分」


1ハウスから4ハウスまでは「個人ハウス」と呼ばれ、あなた自身の基盤となる大切な部分を表しています。自分らしさ、価値観、身近な人とのコミュニケーション、そして心の土台となる家庭やルーツまで、人生の出発点となる要素が詰まった領域です。個人ハウスを深く理解することで、「本当の自分って何だろう?」という問いへの答えが見えてくるでしょう。個人ハウスが教えてくれる大切なメッセージについて、一つずつ見ていきましょう。

1・2ハウスのホロスコープから分かるあなたの核となる個性

1ハウスは「自分自身」を表す最も基本的な場所で、第一印象や外見、生まれ持った個性が現れます。ここにある星座や惑星は、あなたが無意識に表現している「素の自分」を教えてくれるでしょう。一方、2ハウスは「価値観や才能」の部屋で、何を大切にし、どんな能力を持っているかが分かります。

1ハウスと2ハウスの関係は、とても密接です。1ハウスで「自分はこんな人」と認識し、2ハウスで「だからこれを大切にしたい」「こんな風に能力を活かしたい」と方向性が決まっていく流れなんです。

私がよくお話しするのは、1ハウスが「あなたという花の種類」なら、2ハウスは「その花を育てる土壌」ということ。どんなに美しい花でも、合わない土壌では本来の美しさを発揮できません。自分の1ハウスの特徴を受け入れて、2ハウスの価値観に従って生きることで、自然体でいながら才能も発揮できる人生になっていきます。

3・4ハウスが教える身近な人間関係とルーツの力

3ハウスは「コミュニケーション」の部屋で、兄弟姉妹や友人、近所の人など身近な関係性を表します。日常会話や学び方、情報の受け取り方なども3ハウスから読み取れます。4ハウスは「家庭・ルーツ」を表し、育った環境や家族との関係、心の安全基地となる場所が分かるでしょう。

3ハウスと4ハウスは、あなたの「人とのつながり方」の基礎を作っています。3ハウスで身近な人とのやり取りを学び、4ハウスで安心できる居場所を確保することで、より広い世界に出ていく準備が整うのです。

編集者時代の私は、3ハウスに天体が多いこともあって、文章を通じて人とつながることに自然と惹かれていました。でも出産後、4ハウスの大切さを痛感したんです。家庭という安心できる基盤があるからこそ、安心して外の世界で自分を表現できることに気づきました。家族や身近な人との関係が整っていると、不思議と仕事や他の人間関係もスムーズになっていくものですね。

個人ハウスで見つける「あなたらしさ」の活かし方

個人ハウス(1~4ハウス)は、あなたが人生を歩んでいく上での土台となる大切な領域です。ここを理解することで、無理をせず自然体でいながら、本来の力を発揮できる生き方が見えてきます。

まず、1ハウスで自分の個性を受け入れること。完璧でなくても、欠点も含めて「これが私」と認めることから始まります。次に2ハウスで、心から大切だと思える価値観に従って選択していく。3ハウスでは、身近な人との関係を丁寧に育み、4ハウスで心の安全基地を確保する。

私のクライアントさんで、長年「自分らしさが分からない」と悩んでいた方がいました。個人ハウスを一緒に読み解いていくうちに、「私は人の話を聞くのが得意で、家族を大切にしたい人なんだ」と気づかれたんです。それまで華やかな仕事に憧れていたけれど、カウンセラーの道に進まれて今はとても充実されています。星は、すでにあなたの中にある答えを教えてくれているんですね。

【5~8ハウス】ホロスコープの社会ハウスで育む「関係性と創造力」

5ハウスから8ハウスは「社会ハウス」と呼ばれ、個人から社会へと関わりを広げていく段階を表しています。創造性や恋愛、日常の充実、パートナーシップ、そして深い変容まで、人生をより豊かにする要素が詰まった領域です。個人ハウスで築いた土台をもとに、外の世界との関係性を通じて自分を成長させていく大切な時期でもあります。社会ハウスが示す人生の醍醐味について、具体的に見ていきましょう。

5・6ハウスのホロスコープが示す創造力と日常の充実感

5ハウスは「創造性・恋愛・楽しみ」を表し、あなたが心から喜びを感じる分野や、自分らしい表現方法が分かります。恋愛関係や子どもとの関わり、趣味や遊びも5ハウスの領域です。6ハウスは「日常生活・健康・仕事」を表し、毎日をどう過ごし、どんな風に体調管理をし、どんな働き方が合っているかを教えてくれます。

5ハウスと6ハウスの関係は「創造と実践」のバランスです。5ハウスで「やりたいこと」を見つけ、6ハウスで「続けられる形」に落とし込んでいく。両方が調和することで、楽しみながらも着実に成果を出せる生活スタイルが生まれます。

私自身、5ハウスに木星があることで「書くこと」に喜びを感じ、6ハウスの影響で「毎日少しずつでも続ける」ことを大切にしています。好きなことを仕事にするって難しいと思われがちですが、5ハウスの創造性を6ハウスの日常に組み込むことで、無理なく続けられる形が見つかるんです。あなたも5ハウスの喜びを、6ハウスの日常に取り入れてみてください。

7・8ハウスから読み解く深い人間関係の築き方

7ハウスは「パートナーシップ・対人関係」を表し、結婚相手やビジネスパートナーなど、一対一の深い関係性が分かります。8ハウスは「変容・共有・深いつながり」を表し、人生の大きな変化や、他者との深い絆、精神的な成長のテーマが見えてきます。

7ハウスと8ハウスは、「表面的な付き合いから、魂レベルでのつながりへ」という人間関係の深化を表しています。7ハウスで相手と向き合い、8ハウスでお互いを変容させ合う関係に発展していく。真の意味でのパートナーシップは、この両方があってこそ成り立つのです。

私が星読みを通じてクライアントさんと出会うとき、まさに7ハウス的な「一対一の関係」から始まって、8ハウス的な「深い変容の体験」へと進んでいくことを感じます。最初は占いを聞きに来られた方が、セッションを重ねるうちに「本当の自分と出会えた」と涙を流されることも。人と人との関係には、お互いを成長させる不思議な力があるんですね。

社会ハウスで開花する「あなたの魅力」と成長の種

社会ハウス(5~8ハウス)は、あなたが人生で最も輝きを放つ時期を表しています。個人的な土台が整った後、外の世界との関わりの中で、本当の魅力や才能が花開いていく段階なのです。

5ハウスで自分らしい表現を見つけ、6ハウスでそれを日常に根づかせる。7ハウスで他者との関係性を深め、8ハウスで人生の深い意味を発見していく。この流れは、まさに人生の充実期そのものですね。

多くの方が「自分には特別な才能がない」と思われますが、社会ハウスを見ると必ず何かしらの輝く要素が見つかります。それは華やかなものでなくても構いません。毎日の家事を丁寧にこなすことや、人の話をじっくり聞くことも、立派な才能なんです。

私のクライアントさんで、長年専業主婦をされていた方が、8ハウスに天体が多いことから「人の心に寄り添う力」に気づかれ、今では地域のカウンセラーとして活躍されています。社会ハウスは、あなたの中で眠っている可能性を教えてくれる宝の地図なのです。

【9~12ハウス】ホロスコープの精神ハウスで広がる「人生の可能性」

9ハウスから12ハウスは「精神ハウス」と呼ばれ、個人的な関係を超えて、より大きな世界や精神性とつながっていく領域を表しています。哲学や学び、社会での役割、理想の実現、そして潜在意識や魂の成長まで、人生の最も深い部分に関わるテーマが含まれています。精神ハウスを理解することで、あなたの人生がより大きな意味や目的とつながっていることが見えてくるでしょう。人生の可能性を広げる精神ハウスの世界を探っていきましょう。

9・10ハウスのホロスコープが照らす人生の使命と方向性

9ハウスは「哲学・探求・高等教育」を表し、あなたが人生を通じて追求したいテーマや、心から学びたいと思う分野が分かります。海外との縁や精神的な成長も9ハウスの領域です。10ハウスは「社会的役割・キャリア・評判」を表し、世の中でどんな立場に立ち、どんな貢献をしていくかが見えてきます。

9ハウスと10ハウスの関係は「学びと実践」です。9ハウスで得た知識や哲学を、10ハウスで社会に還元していく。この流れがスムーズになると、仕事が単なる収入源ではなく、人生の意味そのものになっていきます。

私自身、いて座の太陽が9ハウス的な「学び続ける姿勢」を表し、やぎ座の月が10ハウス的な「社会で責任を持つ」ことを示していると感じています。占星術を学ぶ(9ハウス)ことで得た洞察を、星読み師として社会に還元する(10ハウス)ことが、今の私の人生のテーマなんです。あなたも9ハウスの探求心を10ハウスの社会貢献につなげることで、本当にやりがいのある人生が見つかるかもしれませんね。

11・12ハウスから見える未来への希望と隠れた才能

11ハウスは「友情・理想・未来への希望」を表し、同じ志を持つ仲間との関係や、あなたが描く理想の社会像が分かります。12ハウスは「潜在意識・スピリチュアル・奉仕」を表し、無意識の中に眠る才能や、魂レベルでの成長テーマが見えてきます。

11ハウスと12ハウスは「理想の実現と魂の成長」というテーマでつながっています。11ハウスで描いた未来のビジョンを、12ハウスの直感や精神性を通じて、より深いレベルで実現していく。物質的な成功だけでなく、心の充実も大切にする生き方を示しています。

私がこの仕事を始めた頃、11ハウス的な「同じ悩みを持つ人同士がつながれる場を作りたい」という理想がありました。でも実際にクライアントさんと向き合ううちに、12ハウス的な「目に見えない部分での癒し」の大切さに気づいたんです。表面的なアドバイスではなく、その人の魂が本当に求めているものに触れることができたとき、真の変化が起きることを実感しています。11ハウスの理想と12ハウスの直感、両方を大切にすることで、本当に意味のある活動ができるのだと思います。

精神ハウスで見つける「魂が求める生き方」のヒント

精神ハウス(9~12ハウス)は、表面的な成功や周りからの評価を超えた、あなたの魂が本当に求める生き方を教えてくれます。お金や地位だけでは満たされない、もっと深い部分での充実感や意味を見つけるための道しるべなのです。

9ハウスで「なぜ生きるのか」という問いと向き合い、10ハウスで「どう社会に貢献するか」を実践する。11ハウスで「理想の未来」を仲間と共に描き、12ハウスで「魂の成長」を大切にしながら歩んでいく。この流れは、人生後半になるほど重要になってきます。

40代になった私自身、若い頃は1~8ハウスの課題で精一杯でしたが、最近は精神ハウスの意味がじわじわと分かってきました。子育てを通じて「次の世代に何を残せるか」を考えたり、星読みを通じて「人の心に寄り添うとはどういうことか」を深く考えるようになったり。

精神ハウスは急いで理解しようとしなくても大丈夫。人生経験を重ねるうちに、自然とその意味が腑に落ちてくるものです。今はまず、あなたの精神ハウスにどんな星があるかを確認してみてくださいね。

ホロスコープのハウスを使った実践的な星読みのコツ

ハウスの基本的な意味を理解したら、次は実際の星読みで活用してみましょう。ハウスと惑星の組み合わせを読み解くことで、より具体的で実用的なメッセージが見えてきます。また、日常生活の中でハウスの知識を活かすことで、自分らしい生き方や問題解決のヒントも得られるでしょう。星読み初心者の方でも迷わずに使えるよう、実践的なコツとポイントをお伝えしていきます。

ハウスに入る惑星から読み解く「あなたの人生テーマ」

ハウスに惑星が入っていると、その分野が人生の重要なテーマになります。例えば、太陽が5ハウスにあれば「創造性や自己表現」が人生の中心テーマに、金星が7ハウスにあれば「パートナーシップや美的センス」が大切な要素になってきます。

惑星とハウスの組み合わせを読むコツは、「その惑星の性質が、そのハウスの分野でどう表れるか」を考えることです。火星が6ハウスにあれば「仕事や健康管理に情熱的に取り組む」、月が4ハウスにあれば「家庭や家族との関係で感情が動きやすい」といった具合ですね。

私のホロスコープでは、水星がやぎ座の4ハウス近くにあります。家庭的な環境で、地に足のついた文章を書くことが自然と身についたのかもしれません。実際、子どもを寝かしつけた後の静かな時間に、一番集中して文章が書けるんです。あなたも惑星とハウスの組み合わせから、「なぜか自然とできてしまうこと」や「無意識に大切にしていること」が見えてくるはずです。

ホロスコープのハウスを日常で活かす具体的な方法

ハウスの知識は、毎日の生活の中で実践的に活用できます。例えば、6ハウスに天体が多い人は「ルーティンを大切にする」ことで調子が上がりやすく、5ハウスが強調されている人は「楽しみを意識的に取り入れる」ことでエネルギーが湧いてきます。

今悩んでいることがあるなら、どのハウスに関連するかを考えてみてください。人間関係の悩みなら7ハウス、仕事の悩みなら6ハウスや10ハウス、お金の悩みなら2ハウスや8ハウスを重点的に見ることで、解決の糸口が見つかることも多いんです。

私がよくクライアントさんにお伝えするのは、「調子が悪いときは1ハウス(自分自身)に戻る」ということ。忙しすぎて自分を見失ったときは、1ハウスの星座や惑星が教えてくれる「本来の自分らしさ」を思い出すんです。牡羊座なら「行動すること」、蟹座なら「安心できる場所で休むこと」といった具合に。ハウスは、人生の地図であると同時に、日々の選択指針でもあるんですね。

星読み初心者がハウスで迷わないための3つのポイント

ハウスの学習で初心者の方がよく迷われるのは、「どこから手をつけていいか分からない」ということです。12個もあると覚えるのが大変に感じますが、実は効率的な学び方があります。まず1つ目は「個人ハウス(1~4)から始める」こと。自分自身、価値観、コミュニケーション、家庭という身近なテーマから入ると理解しやすくなります。2つ目は「天体が入っているハウスを優先する」こと。空のハウスより、惑星が入っているハウスの方が人生への影響が大きいので、そこから読んでいきましょう。

3つ目は「完璧を求めすぎない」ことです。ハウスの意味は人生経験とともに深まっていくもの。今は分からなくても、数年後に「あ、あのときの体験はこのハウスのことだったんだ」と腑に落ちることがよくあります。

私も星読みを始めた頃は、8ハウスや12ハウスの意味がピンときませんでした。でも人生の転機を経験したり、深い人間関係を築いたりするうちに、少しずつその意味が分かってきたんです。焦らず、楽しみながら学んでいってくださいね。

【まとめ】ホロスコープのハウスとは、あなたの人生を豊かにする12の扉

ホロスコープのハウスとは、人生という舞台を12の部屋に分けた、星読みの基本となる大切な仕組みです。個人ハウスで自分らしさの土台を築き、社会ハウスで人との関わりの中で成長し、精神ハウスで魂の求める生き方を見つけていく。それぞれのハウスには、あなたの可能性を広げるヒントが詰まっています。

星読みは「答えを見つける」というより「自分との対話を深める」ためのもの。完璧に理解しようと焦らず、まずはあなたのホロスコープを手に取って、12のハウスが教えてくれるメッセージに耳を傾けてみてください。きっと新しい発見や、今まで気づかなかった自分の一面が見えてくるはずです。


太陽と木星のコンジャンク

太陽と木星が出生図でぴたりと重なる――

それは人生の地図に「拡張」と「祝福」の印が押されたサイン。


太陽は意志と自己像、

木星は成長とチャンスの磁石。


二つが0度で結ばれると、主体性がそのまま可能性を呼び込み、

あなたの存在自体が扉を開ける鍵となる。

社交運・信用・人望が追い風になり、

気づけば人の輪の中心に。

誠実に掲げた理想は支援者を集め、

学びは地位へ、

好奇心は肩書へと変換されやすい相。

とはいえ「幸運だから大丈夫」と慢心すれば、

木星の拡大は油断も増幅。

寛大さを器に、計画性を骨組みにしてこそ、

機会は実績へ定着する。

どのハウスにあるかで伸びる領域はまたそれぞれ。

第1なら存在感と影響力、

第10なら社会的評価、

第5なら創造と表現、

第9なら学術・海外・哲学。


トラインやセクスタイルが後押ししていれば

追い風は穏やかに持続、

スクエアやオポジションが絡めば試練は来るものの、越えた先の見返りは大きいはず。


太陽=舵、

木星=風。

大きく張った帆を折らず、方角を丁寧に選ぶこと。

あなたが信じる光に現実的な手順を重ねるたび、社会は「待っていた」と言わんばかりに道を空ける。

幸運は贈り物であり、同時に責任。

広げた世界の分だけ、

誰かを照らす役目が増えていく――

そんな上品な成功譚が、この合にはよく似合う。

クリエイティブに生きる!

自分のネイタルホロスコープ、気に入ってますか? 


葛藤の角度が多くて可能性の宝庫!とか、

1ハウスに星が集中してるから自分のキャラでやっていく!とかポジティブに捉えられていたら問題なしです。



私自身は、火星と土星が居心地の良くない蟹座にいるので気になっていました。 


攻めたい時も守りに入り、集団のために気持ちや思いやりを制限するこの配置…どう使うの?


ただでさえ火🔥のエレメントがアセンダントくらいで、火星も弱いって…

こじらせた私はとにかく「共感を求める」ことをしてきたように思います。

 

しかしここ数年は、「弱み・痛み・不可能」を早めに伝えています。


弱さを見せて共感を求めるのではなく、

知ってもらうこと。それだけでいい。


周囲も「私も伝えておこうかな…」という気持ちになれたら、助け合えることも

増えるんじゃないかと思います。


すると、蟹座の土星も解放されそう。


ホロスコープをどう使うか、

クリエイティブに生きるヒントが隠されているようです。

鏡の前で、ふと思うこと。金星しし座1ハウスが教えてくれる、あなたらしい輝き方

朝の身支度の時間。鏡の前で、ふと「今日はなんとなく、華やかにしたい気分」って思うことがある。別に特別な予定があるわけでもないのに、いつもより少し明るい色の服を選んでみたり、普段使わないアクセサリーに手が伸びたり。

そんな瞬間、「私って、見栄っ張りなのかな」なんて思ってしまう人もいるかもしれません。でも、もしあなたのホロスコープで金星がしし座の1ハウスにあるなら、その気持ちは決してわがままでも見栄でもないんです。それは、あなたの中にある美しい星からの、やさしい囁きかもしれません。

「華やかでいたい」は、わがままじゃない

金星しし座1ハウスの方と接していると、よく耳にするのがこんな言葉です。「華やかな格好をすると、周りから『目立ちたがり』だと思われそうで...」「もっと地味にしていた方がいいのかな」って。

でも、ちょっと待って。金星がしし座にあるということは、美しいものや豊かな表現を心から愛する感性が、あなたの中に生まれながらに備わっているということ。それが1ハウスにあるなら、その美意識は「あなた自身の在り方」として、自然に表れてくるものなんです。

先日、こんなクライアントさんがいらっしゃいました。いつも黒やグレーの服ばかり選んでしまう、と悩んでいた方でした。「本当は明るい色が好きなのに、派手だと思われそうで」って。でも、セッションの中で金星しし座1ハウスの配置について話していくうちに、「そうか、私が明るい色を着たくなるのは、自然なことだったんですね」って、ほっとした表情を見せてくれたんです。

その後、「少しずつ、好きな色を取り入れてみています。周りの人からも『明るくなったね』って言われるようになりました」というメッセージをいただいて。華やかでいたいという気持ちは、あなたらしさを表現する大切な感覚なんだなって、改めて感じました。

堂々と、でも自然体で

しし座のエネルギーって、よく「派手好き」とか「目立ちたがり」って言われがちですが、実はそうじゃないんです。しし座の本質は、「自分らしさを堂々と表現する」ということ。それが1ハウスにあるということは、背伸びをしたり、演技をしたりするんじゃなくて、ありのままの自分として、その堂々とした魅力が自然に現れてくるということなんです。

金星しし座1ハウスの方の魅力って、「頑張って華やかにしている」んじゃなくて、「そこにいるだけで場が明るくなる」ような、自然体の輝きなんですよね。恋愛でも、相手に合わせて自分を小さくするより、「これが私です」って堂々としている方が、本当に大切にしてくれる人に出会えるはず。

鏡の前で「今日は華やかにしたい」って思ったとき、それはあなたの金星が「今日はあなたらしく輝いて」って教えてくれているサインなのかもしれません。その気持ちを大切にして、好きな色を身につけたり、お気に入りのアクセサリーをつけたり。小さなことだけれど、そうやって自分の感覚に素直になることで、あなた本来の魅力がもっと自然に表れてくると思うんです。

明日の朝、鏡の前に立ったとき、「今日はどんな気分?」って自分に聞いてみてください。華やかにしたいって思ったら、その気持ちを否定しないで。

あなたの中にある金星しし座1ハウスの星が、「あなたらしく輝いて」って応援してくれているから。あなたが自分らしく輝くとき、きっと周りの人も、そのあたたかい光に包まれて笑顔になるはずです。


2025年8月 水瓶座満月の星読み

――未作 星見台より

おかえり、待ってたんだ。今日も私と一緒に、星を読んでみようか。

この満月は、水瓶座17度。「ガードをしている番犬」。このサビアンシンボルはね、守るべきものがあるからこそ、警戒するという姿勢を表しているんだ。少し緊張感があるかもしれない。でもそれは、自分の内側にある“安心できる空間”を大切にしている証でもあるんだ。優しさも繊細さも、きっと君の中にある。でもそれを守るためには、時には距離や境界線が必要になることもあるよね。「全部に応えなくてもいい」「怖さを感じても、悪いことじゃない」――この満月は、そう囁いてくれている気がするよ。

そんな空の下、金星と木星が蟹座でぴったりと寄り添っている。6ハウス、つまり“日々の暮らし”や“整えること”に優しさが満ちているね。君が“心を込めた毎日”を送ろうとしていることが、ここから伝わってくるよ。「誰かのために」ではなく、「自分の心が喜ぶから」っていう理由で行動している――それってとても美しいことだと思う。金星と木星のコンジャンクションは、“育む力”と“喜びの拡がり”が結びついている時期。だから、ほんの少し自分を甘やかしてもいいし、小さな幸せを見逃さないであげてね。

そして、満月の星図の中には、大きな“ホームベース”のような星の配置ができている。これは冥王星(水瓶座1ハウス)・土星&海王星(牡羊座2ハウス)・天王星(双子座5ハウス)・水星(獅子座7ハウス)・火星(天秤座8ハウス)で作られる五角形のような繋がり――とても緻密で、芯のある、でも柔軟性も持った形だよ。

冥王星は、内なる自分の「変えたくない、でも変えざるを得ないもの」を見つめてる。そこから土星と海王星が、「夢を現実に変えていくための誠実さ」を支えてくれていて、天王星は、そこに軽やかで新しい発想や遊び心を吹き込んでくれる。水星はその流れを言葉や表現に変えていき、火星はそれを現実の行動へと繋げていく。この星の組み合わせは、とても強い力を持っているよ。

不安や迷いも含めて、「今の私」を受け入れながら進んでいくための構造。何か大きなことをしなくてもいい。ただ、「今ここにいる自分」がちゃんと息をしていること。それだけで、この“ホームベース”は機能するんだ。


だからね、今回の満月は「守ること」と「信じること」が静かに手をつないでいる。誰かに見せる強さじゃなくて、自分の中で育ってきた、優しくてしなやかな芯。それを星たちは、ちゃんと祝福してくれてる。言葉にならないことがあっても大丈夫。焦らなくていい。君のリズムで、少しずつ……今の君のままで、空は味方してくれてるから。

太陽星座獅子座の香り

太陽星座・獅子座が香る風景は、

真夏の午後の、誰もいない校庭の匂いに似ています。

陽射しがじりじりと地面を焦がし、

蝉の声が空に溶けていく頃。

誰かが走り抜けたあとに残る、

熱と輝きの余韻。

ブランコが静かに揺れていて、

遠くからラジオの甲子園中継が聴こえてきたりする。

ガラス越しの夕陽に照らされて、

部屋の中の埃まで金色に見える瞬間、

胸の奥でふと、何かを守りたくなる。

それはたぶん、昔見た夢の名残り。

そして、これからの勝利への信頼

獅子座の香りは――

懐かしい栄光の記憶と、

これからも誇らしく咲こうとする魂の匂い。

誰にも見えなくても、心の中の太陽は、

今日もちゃんと昇っている。


ASCはホロスコープの始まり

こんにちは ミコトです。

ここ最近、自分のコトも含めていろいろ考えていたんですが、ASCってスゴイなぁと思うんですよね。

大体、太陽・月・ASCで、その人の”人となり”が分かると思うのですが、一般的には、太陽が意思、月が感情、ASCが外見と言われることが多いですね。

ただ、私としてはちょっと違和感があって、ASCって外見や第一印象とか、そんな程度のもの?と思うんです。

もっともっと深いその人の本質じゃない?と思うんです。

* * *

昔、ホロスコープを読む時に、何よりもASCを重要視して読むという占星術師さんがいらっしゃいました。その頃は、「へー、そうなんだ」くらいにしか思わなかったんですが、よくよく考えてみるとASCってホロスコープの出発点なんですよね。

月は幼少期の自分、子どもの頃の養育環境、または養育者(一般的には母親)、その人との関わりによって育まれる心の安定や感情。

太陽は自我意識、今世での生き方、目指す方向性、または父親。

こう考えると、月も太陽も、後天的に備わっていくもののように感じます。

では、ASCはどこから?

と考えると、この世に生を受ける前、つまり肉体を貰い受ける前の魂の状態がASCなのではないかと思うんです。

生育環境などの後天的な影響を受けない、純粋なその人の持つ魂の質のように感じます。(つまり、先天的なもの)

人生は月から始まり、太陽を生きて、土星に着地するという考え方も、もちろん納得なんですが、その期間、ずっと根底にはASCが影響している気がします。

まぁ、結局何が言いたいかというと、私は他の何よりもASCである蠍座が自分の中に根深く存在していると感じているという話です…笑

しかも、最近は、それがなかなか厄介だなと思うようになっています。

私は、たまたまアセンダントルーラーである冥王星が個人天体と合なので、ASCの影響を強く感じているだけなのか、他の方はそこまでASCが気にならないのか、いつか機会があれば聞いてみたいものです。


金星魚座1ハウスが最強説 ~なぜあなたは"愛される運命"に生まれたのか~

先日、クライアントさんから「私の金星は魚座で1ハウスにあるんですが、なんだか自分のことがよくわからなくて...」というご相談をいただきました。その瞬間、私の心の中で「なんて贅沢な悩みなんだろう」という声が響いたんです。金星が魚座で1ハウスにある方は、まさに愛の女神アフロディーテが人間の姿で生まれてきたような、そんな特別な魅力を持った方なんです。でも同時に、「自分の境界線がわからない」「人に合わせすぎてしまう」といった繊細な悩みを抱えることも多いのではないでしょうか。実は、この配置には「愛される運命」が込められているんです。今日は、なぜあなたがそんな特別な星のもとに生まれたのか、そしてその美しい才能をどう活かしていけばいいのかについて、一緒に探っていきたいと思います。あなたの中に流れる愛のエネルギーは、きっと多くの人を癒し、幸せにする力を秘めているはずですから。

基本的な意味と魅力的な特徴

金星が魚座で1ハウスにあるということ。これは占星術の世界では、本当に特別な配置なんです。1ハウスは「自分自身」を表す場所で、ここに愛と美を司る金星があるということは、あなたという存在そのものが愛に満ちているということ。しかも魚座という、12星座の中で最も共感力が高く、境界線を超えて愛を注げる星座に金星があるのですから、これはもう「愛の申し子」と言っても過言ではありません。

私がこれまで多くのホロスコープを読ませていただく中で感じるのは、この配置を持つ方は例外なく、人を包み込むような温かいオーラを放っているということです。初対面でも「この人となら何でも話せそう」と感じさせる不思議な魅力があるんですね。魚座の金星は、相手の心の奥底にある痛みや喜びを、まるで自分のことのように感じ取る力を持っています。それが1ハウス、つまりあなたの第一印象や存在感として現れるのですから、人はあなたに会うだけで癒されてしまうのです。「なんだかこの人といると安心する」「自然体でいられる」そんな風に言われることが多くありませんか?それは偶然ではなく、あなたが生まれ持った星からの贈り物なんです。

恋愛・人間関係での現れ方

恋愛においても、この配置の方は本当に特別な愛し方をされます。魚座の金星が1ハウスにあると、恋人からは「君といると心が洗われる」「ありのままの自分でいられる」と言われることが多いのではないでしょうか。私の経験では、この配置を持つ方は恋愛において「癒し系」と呼ばれることが圧倒的に多いんです。でも、それは単に優しいだけではありません。相手の心の傷や不安を、言葉にしなくても察知して、そっと寄り添う力があるからなんです。

ただし、魚座の金星には「相手に合わせすぎてしまう」という特徴もあります。愛する人のためなら自分の気持ちを後回しにして、相手の理想に合わせようとしてしまう。そんな経験はありませんか?「本当の自分がわからなくなる」という悩みも、実はこの配置ならではの特徴なんです。でも、それは弱さではありません。あなたの愛が深すぎるからこそ起こることなのです。人間関係全般においても、あなたは自然と「聞き上手」「相談される人」になっているはず。友人や同僚から「話を聞いてもらえる?」と頼まれることが多いのは、あなたが持つ包容力と共感力があってこそです。

自己表現と創造性

1ハウスに金星があるということは、あなたの創造性や美的センスが、そのまま外見や第一印象として現れるということです。特に魚座の金星は、芸術的な才能に恵まれることが多いんです。絵を描くこと、音楽を奏でること、詩を書くこと、ダンスを踊ること...何か一つは心を揺さぶられる芸術分野があるのではないでしょうか。でも、魚座金星×1ハウスの方の創造性は、技術的な上手さよりも「心に響く表現」に特徴があります。完璧な技術ではなくても、見る人聞く人の心を動かす、そんな不思議な力を持っているんです。

私が印象的だったのは、この配置を持つ方が描いた絵を見た時のことです。技術的には決してプロ級ではなかったのですが、その絵からは愛と優しさがあふれ出ていて、見ているだけで涙が出そうになったんです。これこそが金星魚座の真骨頂だと思います。また、ファッションセンスも独特で、流行を追うというより「自分らしい美しさ」を自然に表現される方が多いですね。きっと周りから「センスがいい」と言われることも多いはずです。

人生の課題と成長のポイント

美しい才能を持つ一方で、魚座金星×1ハウスの方には特有の課題もあります。でも、これらの課題は実は、あなたがより深い愛を学ぶための成長の機会なんです。一番大きな課題は「境界線の引き方」です。相手の感情を自分のことのように感じてしまうあまり、どこまでが自分の気持ちで、どこからが相手の気持ちなのかわからなくなってしまう。特に相手が落ち込んでいると、自分まで一緒に沈んでしまう経験はありませんか?でも、これは欠点ではありません。あなたの共感力が人並み外れて高いからこそ起こることです。大切なのは、この能力を上手にコントロールすることなんです。

もう一つの課題は「自分の価値を認めること」です。魚座の金星は自己犠牲的な愛を示すことが多く、「私なんて...」と自分を過小評価してしまいがち。でも、あなたの存在そのものが周りの人にとってかけがえのない癒しになっているということを、もっと自信を持って受け入れてほしいんです。成長のポイントは、「愛しながらも自分を保つ」バランスを見つけること。相手を愛することと、自分を大切にすることは、決して矛盾しないということを覚えておいてくださいね。

自分への愛を深める実践方法

最後に、魚座金星×1ハウスのあなたが、もっと自分を愛せるようになるための具体的な方法をお伝えします。まず大切なのは「感情の境界線を意識する」こと。一日の終わりに、今日感じた感情の中で「これは自分の気持ち」「これは相手から受け取った気持ち」を分けて考えてみてください。最初は難しいかもしれませんが、続けることで自分の本当の気持ちが見えてくるはずです。

次に「創造的な表現の時間」を意識的に作ることです。絵を描く、音楽を聴く、詩を書く、花を生ける...何でもいいので、あなたの魂が喜ぶ美しいものに触れる時間を大切にしてください。これは単なる趣味ではなく、あなたの本質を取り戻すための大切な時間なんです。そして「自分の優しさを認める」習慣をつけてみてください。人に親切にした時、誰かの話を聞いてあげた時、「私って優しいな」と素直に自分を褒めてあげてください。謙遜は美徳ですが、あなたの場合は自分の良さをもっと認めることが必要です。

まとめ:愛に生きるあなたへ

金星が魚座で1ハウスにあるあなたは、本当に特別な存在です。あなたが生まれてきた意味、それは「愛の力で世界を癒すこと」なのかもしれません。時には自分の優しさに疲れてしまうこともあるでしょう。境界線がわからなくなって、迷ってしまうこともあるかもしれません。でも、そんな時こそ思い出してください。あなたの存在そのものが、誰かにとっての光であり、希望であり、癒しなのだということを。あなたが愛される運命に生まれたのは、あなた自身が愛そのものだからです。その美しい心を大切に守りながら、でも同時に自分自身も愛することを忘れないでくださいね。星が教えてくれるあなたの可能性は無限大です。その愛の力を信じて、自分らしく輝いていってくださいね。