朝の身支度の時間。鏡の前で、ふと「今日はなんとなく、華やかにしたい気分」って思うことがある。別に特別な予定があるわけでもないのに、いつもより少し明るい色の服を選んでみたり、普段使わないアクセサリーに手が伸びたり。
そんな瞬間、「私って、見栄っ張りなのかな」なんて思ってしまう人もいるかもしれません。でも、もしあなたのホロスコープで金星がしし座の1ハウスにあるなら、その気持ちは決してわがままでも見栄でもないんです。それは、あなたの中にある美しい星からの、やさしい囁きかもしれません。
「華やかでいたい」は、わがままじゃない
金星しし座1ハウスの方と接していると、よく耳にするのがこんな言葉です。「華やかな格好をすると、周りから『目立ちたがり』だと思われそうで...」「もっと地味にしていた方がいいのかな」って。
でも、ちょっと待って。金星がしし座にあるということは、美しいものや豊かな表現を心から愛する感性が、あなたの中に生まれながらに備わっているということ。それが1ハウスにあるなら、その美意識は「あなた自身の在り方」として、自然に表れてくるものなんです。
先日、こんなクライアントさんがいらっしゃいました。いつも黒やグレーの服ばかり選んでしまう、と悩んでいた方でした。「本当は明るい色が好きなのに、派手だと思われそうで」って。でも、セッションの中で金星しし座1ハウスの配置について話していくうちに、「そうか、私が明るい色を着たくなるのは、自然なことだったんですね」って、ほっとした表情を見せてくれたんです。
その後、「少しずつ、好きな色を取り入れてみています。周りの人からも『明るくなったね』って言われるようになりました」というメッセージをいただいて。華やかでいたいという気持ちは、あなたらしさを表現する大切な感覚なんだなって、改めて感じました。
堂々と、でも自然体で
しし座のエネルギーって、よく「派手好き」とか「目立ちたがり」って言われがちですが、実はそうじゃないんです。しし座の本質は、「自分らしさを堂々と表現する」ということ。それが1ハウスにあるということは、背伸びをしたり、演技をしたりするんじゃなくて、ありのままの自分として、その堂々とした魅力が自然に現れてくるということなんです。
金星しし座1ハウスの方の魅力って、「頑張って華やかにしている」んじゃなくて、「そこにいるだけで場が明るくなる」ような、自然体の輝きなんですよね。恋愛でも、相手に合わせて自分を小さくするより、「これが私です」って堂々としている方が、本当に大切にしてくれる人に出会えるはず。
鏡の前で「今日は華やかにしたい」って思ったとき、それはあなたの金星が「今日はあなたらしく輝いて」って教えてくれているサインなのかもしれません。その気持ちを大切にして、好きな色を身につけたり、お気に入りのアクセサリーをつけたり。小さなことだけれど、そうやって自分の感覚に素直になることで、あなた本来の魅力がもっと自然に表れてくると思うんです。
明日の朝、鏡の前に立ったとき、「今日はどんな気分?」って自分に聞いてみてください。華やかにしたいって思ったら、その気持ちを否定しないで。
あなたの中にある金星しし座1ハウスの星が、「あなたらしく輝いて」って応援してくれているから。あなたが自分らしく輝くとき、きっと周りの人も、そのあたたかい光に包まれて笑顔になるはずです。