いつもありがとうございます。

 先日メジャーリーグで日本人初殿堂入りしたあの方のリーディングしてみます。

 一言で言えば『変わり者』のイメージですが、そんな姿もちらほら…と。

 ※出生時間が8:43を見つけたので、そちらを採用しています。

 深くというよりさらりとリーディングします。

 ✴︎ジオセントリック✴︎

 海王星(1ハウス)と冥王星(10ハウス)と火星(5ハウス)が神の手と言われるヨッドです。火星はデトリトメントです。この火星のデトリトメントが、彼のスタイルを生み出したとも言えて、弱みを強みに反転させた方だと思っています。

 それぞれのハウスも、ご本人の活躍とリンクしていて、自身の好きな事や趣味がそのまま社会的な達成につながってしまうという配置。

 凄いです。

 天王星と重なる太陽(11ハウス)は木星(3ハウス)とその火星(5ハウス)とTスクエアで、木星は冥王星ともトラインです。

 先程のヨッドとTスクエアが重なっていますので、社会的達成が大きな富を生み出します。また野球のスタイルは、今までの典型的な古典スタイルではない新たな形をとってくる(11ハウス)のでしょう。

 野球は詳しくないのですが、典型的ヒーロータイプではないスタイルと、野球選手にしてはスリムな体というのも11ハウスの太陽と天王星なのかもしれません。(※ご本人もインタビューで体つきに関して言及されてました)

 火星と木星はスクエアで緊張を生みますが、スポーツ選手で偉業となると必要な才能でもあるのと、木星と海王星と冥王星がミニトラインで繋がっています。

 自分の理想や夢(海王星)が木星と冥王星の仲介をし地道な努力の支えになりますし、乙女座の月と蟹座土星(デトリトメント)が仲間の支えと客観性や完璧主義が海王星の夢や理想をより着実なものにしていきます。

 蠍座水星(12ハウス)は土星(8ハウス)と135度で障害と言われるアスペクトです。このハウス同士の連携が、なんとも秘密めいています。変わり者の感じは漏れ出てますが、表面に出ないマニアックな面があり、それは家系的な遺伝みたいなものもあるかもしれないですね。

 

 ✴︎ヘリオセントリック✴︎

 

 成功者をみると、意外にもシンプルな人が多いというのが私の印象です。シンプルで明確だからこそ、一点集中になりやすいとも言えます。

 この方の場合、最もわかりやすいのが、火星と地球の合から貫く天王星です。

 天王星の申し子の印象のある方ですが、地球&火星と土星がセクスタイルですので、まさに土星が地球と天王星の調整役になります。

 革新的な事をするなら基礎はきちんと身につけてから。そんなイメージを想起させます。

 野球というひとつの世界(土星)に新しさ(天王星)を発揮したのです。

 ただ、非常に面白いのが、土星があらゆる惑星とアスペクトを形成してるとことです。なんだ?って思ったんです。

 ごくシンプルで、彼の場合は、野球(土星)が人生の中心であるというところじゃないかなと感じています。日常は野球という枠から構成してるんじゃないでしょうか。有名なルーティンの朝カレーもそのひとつですよね。

 他の惑星をみてみます。

 水星と木星が合で、そこから地球と火星が72度。自分の人生の方向性を表現できる環境や人に恵まれます。ただ、恵まれたとて自分の力を発揮するのはご自身で、着実に努力されたのでしょう。

 チャンスの波が来た時に、非常に勇気のいる事であっても『乗ってみる』というのは、誰にも共通してる事です。

✴︎2つのホロスコープをみて✴︎

 両方に共通したのは、スポーツ選手らしく火星です。ジオでは、デトリトメントになりますが、それは野球選手としては、なんらか恵まれていない要素があり、逆にそれを強みして新風を入れたところがあります。

 そういった努力の末に火星の花を咲かせた人ですね。

 また表に出る人は、民衆に『見せる役目』の方もいます。それが、ヘリオでは、火星&地球から真っ直ぐ突き抜ける天王星のラインです。

 水瓶座や天王星のイメージが強く、そういった要素もあります。ただ、ヘリオセントリックでは、私が妙に惹かれたのは土星です。もちろん着実に努力を積むイメージもあります。

 ただ、ポテンシャルとして、自分らしさや新しい道を切り開くという潜在的要素はあったとしても自分自身を努力を怠らず、着実に積み上げる事、自分にあうフィールドや習慣あってこその活躍であり、ここがご本人にとっての野球界(土星)の学びなのかもしれません。

 このニュースをキッカケに姿を久しぶりに見ました。こういった形で出てくるのも決して偶然ではなく、なんらかのメッセージともとれます。

 それはトランジットの冥王星がネイタル木星に合なんですね。このニュースは冥王星のチカラが働いているとも言えて、存在自体が今生きる人達へのメッセージかもしれないのです。

 どんな印象を持っていますか?

 嫌いな方もいるでしょう。

 嫌いな場合、何に反応してるのかも自分へのヒントです。好きな場合も、その要素は自分の中にあるものを彼に投影してるのです。

 こうしてみると、社会のニュースも自分に向き合うチャンスをくれます。