こちらの記事は、自分のホロスコープを、実感と共に掘り下げていく記事です。
占星術でこんなふうに学んだけど、実際のところ、どうなの?
みたいな疑問の参考にしてもらえると嬉しい。そんな思いで書いています。
太陽、月に続いて、今回は水星を掘り下げてみようと思います。
私の太陽と水星は、重なっています。「合」です。二人羽織状態なんて説明されることもあるけれど、そもそも、二人羽織って、分かりますか?
宴会芸の一つで、一つの羽織を二人が被り、後ろ側の人が袖を通します。前にいる人は後ろの人に、「お酒をついで」とか「おしぼりをとって」とか、いろいろな指示を出すのですが、後ろの人は周囲の状況が見えていないので、なかなかうまくいきません。
その、ちぐはぐさを楽しむのが二人羽織です。
惑星間のアスペクトは、上位の天体が、下位の天体に影響を与えると考えます。ということは、太陽と水星が「合」の場合、「太陽が指示して、水星が動く」となりそうです。
理屈はわかる。でも、本当かな?
ということで、私の実感を掘り下げてみようと思います。
私がまだおむつをしていた幼児の頃。あまりに静かになったので、寝ているのかと部屋を覗くと、そこには、一心不乱に電話帳を眺める私がいたそうです。
まるで本を読むように、一ページずつページをめくり、一通り眺める。眺め終わると、再びページをめくる。
母はその後姿を鮮明に覚えていて、その話は、度々聞かされてきました。
また、私は「活字」が好きです。インターネットで読むことも増えましたが、今でも常に本を持ち歩く生活です。
「活字中毒」なんて言葉が、今でも使われているかはわかりませんが、中高生時代はそう呼ばれていたこともありました(友達も「活字中毒」の読書家が多かったですが)。
私の太陽は山羊座で5ハウスにいるので、楽しいことをコツコツ追求したいようです。その熱量を水星がもろに受けていると、ここまでの半生を振り返ると、思うところがあったりします。
そして、もう一つ補足をするなら、この合はコンバストです。
合にはカジミとコンバストというものがあり、惑星の重なりの角度が1度以内の場合を「カジミ」、8度以内(特に5度前後)の場合をコンバストといいます。
カジミの場合、水星は太陽の力を受けてさらにパワーアップし、コンバストの場合は、水星は太陽にその力を焼かれてしまうといわれています。
太陽と水星は距離が近いため、この2つの天体の合を持つ人は多く、我が家でいえば、長男もそうです。
太陽と水星の合は、自分自身と知識がイコールとなるため、知識欲が旺盛で、かつ、その知識を人に認めてもらいたいという欲求が強いといわれます。また、自分自身と知識がイコールということは、自分の知識に絶対的な自信を持っていて、人の意見を聞けない頑固者な側面があるといわれたりもします。
確かに、どちらもその通り。実感として、思い当たります。
因みに、長男もそんな感じ。
でも、思い当たるということは、水星は焼かれていないのではないか?と、感じます。
「焼かれる」って聞くと、水星の知性やコミュニケーションの部分が、ごっそり消えてしまうような感覚になります。もちろん、コンバストになると、知性がなくなるわけではありませんが、「合」によっておこる悪い側面が際立つと考えられています。
そのあたり、私としては、悪い側面もちゃんと自覚できているし、時々失敗するけど、コントロールは可能だと感じている。
だから、「焼かれる」というより、「取り込まれている」という方が、私はしっくりくるような気がしています。
例えば、RPGゲームで、勇者が倒した相手の能力を取り込んで、パワーアップする。みたいな。もしくは、相棒のポケモンみたいに、常に一心同体で戦う。みたいな。
もう一つ例えるなら、道具に宿る癖。持ち主が長年使い込んだからこその癖。太陽と水星の合は、これとも似ている気がします。癖は厄介な部分もあるけど、その物が持つ、オリジナルな「味」の部分でもある。
そして、「癖」を「味」に転化させる技量は、時間と共に培われる。
私は人生を半分ほど終えた年代なので、太陽と水星の二人羽織も、結構板についてきたのではないかと感じています。
整いすぎず、逸脱しすぎず。周囲の反応を見つつ、自分も楽しむ。
太陽と水星、仲良く頑張ってきたんだな。
これからも、よろしく頼むね。
これは、私の場合と、私の見解。
参考になると嬉しいし、共感してもらえると、さらに嬉しい。
最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。
また、読みに来てもらえると、私の水星と太陽が、大変喜びます。