いつもありがとうございます。

 カウンセリングでも友人からの相談でも、私達は通常言葉を通してコミニケーションします。

 特に言葉を使う職業の場合は、ある程度語彙の豊富さや、表現技術は必要だとは思いますが、それはただの翻訳であり手段で、伝わるのはその人自身です。

 昨日それを本当に実感したのです。

 特に文章の場合は、音が乗らないので言葉そのものが前面に出がちで技術がものを言ってくる場合が多いかもしれませんが、それでもエネルギーは乗ります。

 私達は認識はなくとも、思っている以上にエネルギーの方に反応しています。

 私達は、往々にしてスキルやテクニックを磨きがちです。それはある程度有効ですが、ある一定以上は、自分自身の体験や実践度合いが重要になると実感しています。

 私の受け手としての体験ですが、同じことを聞いても響きばらつきがあります。もちろん相性、自分の状態なども関連しますが、そればかりではないと思うのです。

 以前から、この違いはなんなんだろ?って思ってました。同じような表現は沢山聞きます。

 知識と知って話してるのか、その人の体験から得た事で話してるのかで、発してるエネルギーは別物なんですね。いわゆる周波数(波動)にしたら全く違うと言う事です。

 ✴︎体が言葉になる✴︎

 昨日たまたま、田中泯さんの対談の番組を観てました。昔、言葉がなかった時はダンスがその代わりだったみたいな(←うろ覚えです)事を話していました。

 体で躍動や波を伝えるんですね。

 私は、体の躍動や波は嘘のつきようがないと思っています。というか嘘はバレます。

 田中泯さんはまさに『生きる』というそのものの体現者だなあと見入ってました笑。

 『自分らしく生きる』というのが、様々なところで聞かれるようになり、随分浸透してきた感じがありますが、私は『自分』という言葉を省いてもいいのではないかと感じました。

 今、本当に『生きてる』という人が少ないのです。

 『生きている』とは、魂が発露しエネルギーや情熱が動いている人だと思うのですが、『自分らしく』とか『自分』という言葉が、わかりやすいのでついてるぐらいなんじないかなと思っています。

 人間が生きるとは本来そういう事であり、何も特別な事ではないのですが、私達があまりにもかけ離れてしまってるのです。

 ✴︎まずは自分が体現者になる✴︎

 私自身は『自分らしく生きる』を伝えていくと思っていますが、同時に体現者である必要があります。結局自分が体験したことしか、言葉にエネルギーが乗らず机上の空論を話す人になります。

 美容や健康に関する製品を販売する時に、その事を売り込んでる人が体現されていなければ買う気にならないのと同じです。

 『人を輝かせたい』と思うなら、自分が輝きを放たないと全く説得力がありません。

 手段としてのスキルを磨くのは大事ですが、やはり他者へ貢献したいと思ってる事は同時に自分自身がそこを深める必要があります。 

 本当の意味で『生きる』事に目覚めている人が、結果『自分らしく生きる人』になってしまうのだと私は思っています。