ふと窓の外を見たら、まん丸の月が静かに輝いている夜。

忙しい一日が終わって、やっと座れる時間。そんなとき、満月を見上げると、なんだか時間がゆっくり流れる気がします。日中は次から次へとやることに追われているのに、月を見ている数分間だけは、ふっと立ち止まれる。

そういえば最近、自分の声を聴いていたかな?

満月の夜はよく、そんなことを思ったりします。

満月って、振り返りのタイミング

占星術では、満月は「満ちる」と同時に「欠け始める」転換点だと考えます。

新月で種を蒔いて、少しずつ育ててきたものが、満月で実りを迎える。そして次の新月に向けて、また新しいサイクルが始まる。だから満月は、「ここまで来た自分」を確認して、不要なものを手放す区切りのタイミングなんです。

私自身、満月の夜は意識的に振り返りの時間にしています。何か特別なことをするわけじゃないんですけど、この半月、どんなふうに過ごしてきたかな、何を感じてきたかな、って。

満月の明るさって不思議で、自分の内側も少し照らしてくれる気がするんですよね。

私の満月の過ごし方

私がよくやっているのは、ノートに書き出すことです。

「最近、何にエネルギーを使っていたかな」「心がざわざわしたことは?」「逆に、ほっとした瞬間は?」そんな問いかけを自分にして、思いつくまま書いていく。答えを探すというより、自分の声を聴く感じです。

ある40代のクライアントさんは、満月の夜にお風呂にゆっくり浸かる時間を作っているそうです。「普段は5分で済ませちゃうんですけど、満月の夜だけは15分。湯船の中で目を閉じて、体の声を聴くんです」って。

自分の声を聴くって、大げさなことじゃなくて。

忙しさから少し離れて、「そういえば私、どう思ってたんだっけ?」って確認する時間。それだけで十分なんです。月のリズムに合わせて、月に一度、そんな時間を持つ。それが満月の夜の過ごし方かなと思います。

私の場合、満月の夜はできるだけ予定を入れないようにしています。誰かと会うのも楽しいけれど、この夜だけは自分とのアポイントメント。窓辺でお茶を飲みながら、ノートを開く。そんな小さな習慣が、意外と自分を支えてくれています。

月に一度の、自分との約束

満月は月に一度、必ず巡ってきます。

忙しくて自分のことは後回しになりがちだけど、月が教えてくれるんです。「ちょっと立ち止まってみたら?」って。

次の満月の夜、少しだけ空を見上げてみませんか。そして、自分の声に耳を澄ましてみる。何も特別なことをしなくていい。ただ、自分に戻る時間を持つだけで、また明日から歩き出す力が湧いてくるかもしれません。

また次の満月に。

おやすみなさい。