今夜は新月だな、とカレンダーを見て気づく日。
窓の外を見ても、月は見えません。満月の夜は明るくて、月を見上げるだけで何かを照らしてもらえる気がするけれど、新月は違う。暗くて、静かで、何もない。
でも、この「何もない」感じが、私は好きなんです。
満月が「ここまで来たね」と振り返る時間なら、新月は「さあ、ここから」と前を向く時間。空っぽだからこそ、何でも入れられる。そんな可能性を感じる夜です。
だから新月の夜は、まっさらなノートを開くことにしています。
新月は、まっさらなノートを開く日
私が新月の夜にしているのは、白紙のノートに「やってみたいこと」を書くことです。
大きな目標とか、立派な計画じゃなくていい。「そういえば、これ気になってたな」「こんなこと、やってみたいかも」って、ふと浮かんだことを、思いつくまま書いていく。
たとえば、「週末に図書館に行く」とか「あの本を読む」とか。「友達に連絡してみる」でもいいし、「朝、5分だけ窓を開けて深呼吸する」でもいい。本当に小さなことです。
満月の夜は「この半月、どう過ごしてきたかな」って振り返るけれど、新月は逆。これからの半月を、どんなふうに過ごしたいか。どんな自分でいたいか。そんなことを、ゆるやかに描いてみる時間です。
書いたことを全部叶えようとしなくていいんです。というか、書いたことを忘れてしまうことも、よくあります。でも不思議なもので、満月の頃にノートを見返すと、「あ、これ、気づいたらやってた」ってことが結構あるんですよね。
新月で蒔いた種が、満月の頃に小さな芽を出している。そんな感じがします。
新月は「種を蒔く」、満月は「実りを確認する」
月は約1ヶ月で、新月から満月、そしてまた新月へと巡っていきます。
新月は「始まり」のエネルギー。何もないところから、何かが生まれる瞬間です。満月はその逆で、新月から育ててきたものが満ちて、実りを確認するタイミング。そして満月を過ぎると、また新月に向かって欠けていく。
このサイクルを意識するようになってから、自分の中にもリズムがあることに気づきました。
IT企業で働いていた頃は、毎日が同じスピードで過ぎていく感じがしていたんです。でも月のリズムに合わせて過ごすようになってから、「今は蒔く時期」「今は見守る時期」「今は手放す時期」って、自然と感じられるようになった気がします。
新月に書いたことは、無理に叶えようとしなくていい。ただ、「こっちに行きたいな」っていう方向性を示す羅針盤みたいなものです。満月で振り返って、「あれ、思ってたのと違う方向に来ちゃったな」と思ったら、また新月で軌道修正すればいい。
月が教えてくれるのは、「完璧じゃなくていい」ってことなのかもしれません。
新月の夜に、白紙のノートを開いてみませんか
新月の夜は、月に一度巡ってきます。
次の新月に、もし時間があったら、白紙のノートを開いてみませんか。何を書けばいいかわからなくても、ただページを開くだけでもいい。暗い夜空を見上げて、「ここから、どんなふうに過ごしたいかな」って、自分に問いかけてみる。
満月で振り返り、新月で前を向く。この両方を意識すると、自分のリズムが少しずつ見えてきます。
私も新月にはいつも、ノートを開きます。どんなことを書くかは、いつも決まっていません。でもそれでいいんです。新月は、まっさらな可能性の夜なのだから。
また星のはなしをしましょう。
おやすみなさい。