占星術の世界では、星の動きが私たちの内面に大きな影響を与えていると考えられています。

逆行する土星が魚座へ。見えない不安と向き合い、真の強さを手に入れる時
現在、逆行していた土星が魚座へと戻ってきました。土星は社会の仕組み、ルール、そして現実的な制約を司る星です。一方、魚座は癒しや共感、そして集合無意識といった、目に見えない深い感情や精神性を象徴しています。
この配置は、まるで社会全体が「誰かを癒したい、助けたい」という衝動に駆られるような時期を示唆しています。傷ついた人々をサポートしようとする動きは素晴らしいものですが、この時期は特に「愛の与え方」について深く考える必要があります。
愛を与えることは尊い行為ですが、その愛が過剰になると、与えられる側は自立する機会を奪われてしまいます。
自己決定の機会を失う:いつも誰かに助けてもらうことに慣れてしまうと、自分で物事を決める力が衰え、自分の本当にやりたいことを見失います。
成長機会の欠如:困難を自力で乗り越えることで、私たちは精神的な強さや新しいスキルを身につけます。しかし、常に誰かが手を差し伸べてくれる環境では、その成長のチャンスが失われてしまいます。
これは、与えられる側が社会で活かすべき「自分だけの資質」を見失ってしまうことにつながります。
占星術における土星の真の学びは、自力で立ち上がり、へこたれない精神力を育むことにあります。
与えられるばかりでは得られない、この精神力は、自分で困難に立ち向かい、挫折を経験し、そこから這い上がることによって培われます。それは、誰かに与えられるものではなく、自分自身で獲得する「真の強さ」です。
この土星の魚座への移動は、私たちに「見えない不安」や「漠然とした葛藤」と向き合う機会を与えています。しかし、それは決してネガティブなことではありません。自分の内側にある本当の気持ちを見つめ、自分の足で立ち上がる決意をすることで、私たちは社会の中で自分だけが果たせる役割を見つけ出し、力強く活躍できるようになるでしょう。
今こそ、他者に頼るのではなく、自分の内なる声に耳を傾け、自らの力で未来を切り開く時です。
西洋占星術の勉強中です。太陽、水星、金星、アセンダントが双子座の私は天王星が双子座に入ってすっかり刺激を受けてしまい記事の投稿をしてみようかなんて… はたして続くのでしょうか?