占星術の世界では、星の配置が私たちに大切なメッセージを投げかけていると言われます。

上弦の月は、新月で立てた願いや目標が形になり始める、調整と成長のフェーズです。
射手座上弦の月は、まさに「個人の成長」から「みんなで分かち合う幸せ」へと、私たちの視点を転換させるべき時を告げています。

 サポートし合うことで広がる幸せ

今回の射手座上弦の月を象徴するメッセージとして、「階段で子供たちを連れている母親」というシンボルがあります。
これは、自分の成長を個人的なものに留めず、誰かを導くこと、知恵を分かち合うことの大切さを物語っています。
現代社会では、誰もが自分の幸せを追求することで精一杯になりがちです。「自分さえ良ければいい」「身内さえ良ければいい」といった風潮も、その表れかもしれません。しかし、この星の配置は、私たちに「他者に手を差し伸べることの価値」を教えてくれているのです。

 葛藤を乗り越え、共生の道へ

この時期の星の配置は、個人的な理想を追求する力(射手座)と、他者や社会に役立とうとする力(乙女座)の間で、バランスを取ることを促しています。
また、親しい人との関係の中で成長と幸運をもたらす蟹座の木星が、社会的な公平さを求める天秤座の火星とスクエアを形成しています。これは、「身内」という枠を超え、より広い世界の人々と関わり、時には困難な問題解決に協力することの重要性を示唆しています。
厄介な問題には関わりたくないと思うこともあるでしょう。しかし、あえてそこに踏み込み、一緒に問題を解決することで、誰かの人生を変えるほどのドラマチックな展開が待っているかもしれません。

まとめ:誰かの人生に光を灯すことで、自分も輝く

射手座上弦の月は、私たちに「自分の幸せを満たした先に、他者の幸せのために何ができるか」を問いかけています。
誰かの成長を助けること。人生の知恵を分かち合うこと。それは相手のためだけでなく、私たち自身の魂の成長にもつながるのです。
この時期に、あなたが誰かの人生に光を灯し、そしてあなた自身の人生に新たな喜びと意味を見出すことを願っています。