そういえば最近、鑑定でこんな話をよく聞くんです。「初対面で『明るい人ですね』って言われるんですけど、実は人見知りで…」とか、「しっかりしてるって言われるけど、本当は不安ばかり」とか。自分が思う自分と、人が見る自分って、こんなにずれるものなんだなって。

で、ふと思ったんですけど、このずれって「アセンダント」が関係してるんですよね。太陽星座は自分でも分かる「私」なんですが、アセンダントは他の人から見た「あなた」。つまり第一印象を決めてる星座なんです。

今日はこのアセンダントについて、12星座別にどんな印象を与えるのか、少し整理してみようと思います。

アセンダントって何だろう?

アセンダントっていうのは、生まれた瞬間に東の地平線から昇っていた星座のこと。ちょっと専門的に聞こえるかもしれないんですけど、イメージとしては「玄関のドア」みたいなものです。

太陽星座が「家の中の本当のあなた」だとしたら、アセンダントは「玄関から最初に見える顔」。だから初対面の人には、太陽星座よりもアセンダントの印象が強く伝わるんですよね。

私、以前はIT企業でデータ分析をしていたんですが、鑑定を重ねていくうちに気づいたパターンがあって。「誤解されやすい」って悩んでる方の多くが、太陽星座とアセンダントの性質が真逆だったりするんです。たとえば太陽が蟹座(内向的で繊細)なのに、アセンダントが射手座(明るくてオープン)だと、「社交的に見えるけど実は家でゆっくりしたい」みたいなギャップが生まれる。

このずれを知ってるだけで、すごく楽になれるんじゃないかなって思うんです。

12星座別、第一印象の傾向

じゃあ、12星座それぞれのアセンダントって、どんな第一印象を与えるんでしょう?

牡羊座が昇ってると、パッと見た瞬間に「元気な人だな」って思われやすいです。行動的でリーダーシップがある雰囲気。実際はのんびり屋さんでも、なぜか前に出る役を任されたりします。

牡牛座なら、落ち着いていて安心感がある印象。ゆったりしたペースで話すから、「穏やかな人」って思われることが多いですね。急いでるときでも、焦ってないように見えるんです。

双子座は、話しやすくて軽やかな雰囲気。好奇心旺盛で、いろんなことに興味を持ってるように見えます。初対面でもすぐ打ち解けられる、そんな印象を与えます。

蟹座のアセンダントは、やさしくて親しみやすい感じ。共感してくれそうな雰囲気があるから、人から相談されやすいんじゃないかな。「この人になら話せそう」って思われるタイプ。

獅子座が昇ってると、華やかで存在感があります。部屋に入ってきた瞬間に「あ、あの人誰?」って注目される。自信に満ちて見えるから、頼りにされることも多いですね。

乙女座は、知的で几帳面な印象。控えめだけど信頼できる雰囲気があって、「この人に任せれば大丈夫」って思われやすい。丁寧に話すから、誠実に見えるんです。

天秤座なら、洗練されていて社交的。バランス感覚がよくて、誰とでも上手に話せそうな印象を与えます。初対面でも気を使わせない、そんな空気を作るのが得意。

蠍座のアセンダントは、ミステリアスで深い印象。強さを感じさせるから、「この人、何か秘密を持ってそう」って思われたりします。でもそれが魅力になってることも多いんですよね。

射手座は、明るくてオープンな雰囲気。自由な感じがするから、「楽しそうな人」って思われやすいです。フットワークが軽く見えて、「一緒にいると面白そう」って印象。

山羊座が昇ってると、しっかりしていて大人っぽい印象。真面目で責任感があるように見えるから、年齢より落ち着いて見られることが多いかも。「頼れる人」って思われやすいです。

水瓶座なら、ユニークで個性的な雰囲気。クールな印象を与えるから、「ちょっと変わってる?」って思われることもあるけど、それが魅力になってたりします。

魚座のアセンダントは、やわらかくて繊細な印象。共感力が高く見えるから、人から相談を受けやすいタイプ。「この人なら分かってくれそう」って思われるんですよね。

「ずれ」を知ることで、楽になれる

自分が思う自分と、人が見る自分。このずれって、悪いことじゃないんです。むしろ、アセンダントは「社会と関わるときの入り口」みたいなもので、太陽星座という本当の自分を守ってくれる役割もあるんですよね。

「誤解されやすい」って感じてたのが、実は星の配置のせいだったって分かると、すごく気持ちが楽になります。自分を責めなくていいし、「そういう印象を与えてたんだな」って知るだけで、コミュニケーションも少しスムーズになるかもしれません。

もしアセンダントが気になったら、生まれた時間を調べて、ホロスコープを見てみてください。きっと「あ、だからか」って腑に落ちる瞬間があると思います。

それでは、また次回。おやすみなさい。