最近、セッションでこんな言葉をよく耳にします。

「問題が起きると、もうここにいたくないって思っちゃうんです」 「環境を変えたら、何か変わるかもって…」

特に、月星座やアセンダントに射手座がある方から、こういう言葉を聞くことが多いんです。そして、その後に決まってこう続きます。「でも、それって逃げですよね…」って。

窓の外を見ながら、ふと思ったんです。本当にそうなのかな、って。

その衝動、実は"逃げ"じゃないのかも

射手座という星座には、とても大きな特徴があります。それは「視野を広げることで、物事を理解しようとする」ということ。

問題にぶつかった時、射手座的な感覚を持つ人は、無意識に距離を取ろうとします。それは「逃げたい」というより、「もっと広い視点から見たい」という本能なんです。高い場所から街を見下ろすと、自分の立っている場所が小さく見えるように。

先日お会いしたクライアントのBさんは、職場で行き詰まるたび、「転職したい」「海外に行きたい」と思ってしまう自分を責めていました。でも、お話を聞いていくと、Bさんは実際には行動する前に、本をたくさん読んだり、違う業界の人と話したりして、視点を広げていたんです。

「ここじゃないどこか」に思いを馳せることで、実は今いる場所での可能性を、別の角度から探していたんですね。

ただ、射手座的な感覚には、確かに注意したい面もあります。視野を広げすぎて、足元が見えなくなってしまうこと。「いつか、どこかで」と思っているうちに、今できることを見逃してしまうこと。

自由と現実、両方と仲良くする方法



じゃあ、どうしたらいいのか。

私がクライアントの方々を見てきた中で気づいたのは、射手座的な「自由を求める心」は、無理に押さえ込まなくていいということです。むしろ、その心を味方につけた方が、ずっと楽に生きられる。

たとえば、物理的に環境を変えなくても、心の自由を感じる方法はたくさんあります。

今抱えている問題を、「学びのテーマ」として捉え直してみる。そうすると、単なる困りごとじゃなくて、自分が成長するための材料に見えてきます。射手座は「学ぶこと」が大好きな星座ですから。

それから、小さな冒険を日常に取り入れる。いつもと違う道を歩く、初めての本を読む、知らない人と話してみる。ほんの少しの新しさが、心に風を通してくれます。

あと、私がよくお伝えするのは「期限を決める」こと。「今は、ここで3ヶ月頑張ってみる」と決めると、不思議と心が落ち着くんです。射手座的な自由さは、実は「選択できる」ことから生まれるので、「今ここにいる」と自分で選んだという感覚が大事なんですね。

お風呂に浸かりながら、今日もそんなことを考えていました。湯気の向こうに、満月が見えて。

あなたが「ここじゃないどこか」に行きたくなる気持ちは、きっと、もっと広い世界を見たいという、心の声なんだと思います。その声を否定しなくていい。

ただ、今いる場所にも、小さな自由や冒険が隠れているかもしれません。

あなたの心が求めている自由は、どんな形をしていますか? それは、今ここで、どんな風に感じられるでしょう。

ゆっくり、探してみてくださいね。