電車の中でスクイーズを握っている人、キーボードチェーンをカチカチ鳴らしながら歩いている人——最近、そんな光景をよく見かけませんか?スクイーズやおしりシール、キーボードチェーンなど、「触って癒される」グッズが今、静かなブームになっています。
なぜ今、これほどまでに「感触」を楽しむアイテムが求められているのでしょうか。占星術のホロスコープを紐解くと、そこには偶然とは思えないほど明確な星の配置が浮かび上がってきます。今回はこのトレンドを、天体の動きから読み解いていきたいと思います。
キロンが牡牛座へ——「感触による癒し」の始まり
まず注目したいのが、キロン(傷ついた癒し手を象徴する天体)の牡牛座入りです。牡牛座は五感、特に「触覚」を司るサインとして知られています。キロンは「癒し」を象徴する天体なので、牡牛座に入ることで「触れることによる癒し」というテーマが強く浮かび上がってきます。
スクイーズを握ったときの柔らかい感触、キーボードチェーンのカチッとした手応え——これらはまさに牡牛座的な、身体感覚を通じた癒しそのものだと言えるでしょう。
さらに興味深いのは、このキロンが水瓶座の冥王星とスクエア(90度、緊張関係を示す角度)を形成していることです。冥王星は現代社会に大きな変容や圧力をもたらす天体であり、水瓶座は情報化・デジタル化の象徴でもあります。スマホやSNSに常に接続され、情報過多でストレスを抱えやすい現代人にとって、「無心で何かに触れる」という行為は、緊張から解放されるための重要な手段になっているのかもしれません。キロンと冥王星のスクエアは、まさにこの「デジタル疲れ」と「触覚による癒し」の関係性を象徴しているように感じます。
木星が獅子座に——「自分らしい楽しみ方」がブームを加速させる
流行そのものを象徴する天体といえば木星ですが、現在の木星は獅子座に位置しています。獅子座は自己表現や個性、創造性のサインです。そのため、ただスクイーズやキーボードチェーンを使うだけでなく、自分なりのアレンジを加えて楽しむ人が増えているのも納得がいきます。
オリジナルのデコレーションを施したり、自分だけの組み合わせを作ったりと、単なる「癒しグッズ」を超えて、自己表現のツールとして扱われている点に、獅子座木星らしさが表れています。
ドラゴンテイルが示す「懐かしさ」というヒント
もう一つ見逃せないのが、獅子座に位置するドラゴンテイル(サウスノード。過去や、すでに経験したことを象徴する感受点)の存在です。つまり今回のブームは、まったく新しいものというより「かつて流行ったものの再来」という側面が強いのです。
実際、思い返してみると、シール帳を作ってシールを集める遊びは昔からありましたし、スライムのような感触を楽しむおもちゃも定番でした。キーボードチェーンにいたっては、昔のパソコンのキーボードを押したときの「カチッ」という感触を再現したものです。
つまり今のトレンドは、過去に私たちが楽しんだ感覚的な遊びが、形を変えて現代によみがえっているとも言えるでしょう。ドラゴンテイルが獅子座にあることは、こうした「懐かしさ」がヒントとなって新しいブームを生み出していることを示唆しています。
夏至図が語る「コミュニケーション」という側面
さらに、夏至図(夏至の瞬間に作成するホロスコープ)を見てみると、蟹座の木星と水星がコンジャンクション(0度、重なる角度)を形成しており、これが牡牛座のキロンとスクエアになっています。
蟹座は家庭やコミュニティ、感情的なつながりを象徴するサインです。木星と水星が重なることで、コミュニケーションや情報交換が活発になる時期であることが読み取れます。これを牡牛座キロンとの関係で見ると、「感触を楽しむおもちゃ」を介して人と人とのコミュニケーションが生まれたり、コミュニティが広がったりしている様子が浮かび上がります。
実際、スクイーズやキーボードチェーンの動画をSNSでシェアしたり、同じ趣味を持つ人同士でコレクションを見せ合ったりする文化も生まれていますよね。これはまさに、蟹座的な「つながり」と牡牛座的な「感触」が組み合わさった、現代らしいコミュニケーションの形と言えるでしょう。
まとめ
キロンの牡牛座入りによる「感触の癒し」、冥王星とのスクエアが示す「デジタル疲れからの解放願望」、獅子座木星による「自己表現」、ドラゴンテイルが示す「懐かしさへの回帰」、そして夏至図が語る「コミュニケーションの広がり」——。これらが組み合わさって、今のスクイーズブームは生まれているのかもしれません。
星の動きは、私たちが無意識に求めているものを映し出す鏡のようなもの。次にスクイーズを握ったり、キーボードチェーンをカチカチと鳴らしたりするときは、ぜひ空の星々にも思いを馳せてみてください。きっと、いつもとは違う視点でこのブームを楽しめるはずです。