占星術が好きな皆さん、こんにちは。

本日2025年7月31日、愛と美、豊かさの星である金星が、温かく感情豊かな蟹座へとイングレスしました。約1ヶ月間、金星が蟹座に滞在するこの時期、私たちの「愛」「人間関係」「喜び」は、これまでとは少し違った、もっと心の奥に響くものになるかもしれません。この特別な時期を、あなたがどう過ごせるか、具体的なヒントと共にお届けしますね。

金星蟹座期:あなたの心に「安らぎ」と「共感」が満ちる時

金星が蟹座に入ると、私たちの関心は、外側の華やかさよりも、もっと内側にある親密な関係へと自然と向かいます。蟹座は、私たちの「家」や「家族」、そして何よりも「安心感」を大切にするサイン。だからこの時期は、刺激的なことよりも、心からホッとできるような関係や、居心地の良い場所を求める気持ちが強まるでしょう。
もしかしたら、こんな気持ちの変化を感じるかもしれません。
 大切な人との絆が深まる: 言葉にならない深い部分で、親しい人との繋がりを感じやすくなります。少し距離があった関係にも、温かい心が通い始めるかもしれませんね。
 お家で過ごす時間が癒しに: あなたの家が、心からの癒しと喜びを感じられる特別な場所に変わるでしょう。手作りの温かさや、大切な人と食卓を囲む時間に、普段以上に幸せを感じられます。
 共感する心が芽生える: 誰かの感情にそっと寄り添い、理解しようとする気持ちが高まります。相手の抱える思いに触れることで、これまで以上に深い信頼が生まれるかもしれません。
 「守りたい」という温かい気持ち: あなたにとって大切な存在を、優しく守りたいという本能的な愛情が湧き上がってきます。

戸惑いや葛藤も、この時期の大切な一部

今回の金星蟹座イングレスでは、少し挑戦的な天体配置も伴っています。もしかしたら、心の中に戸惑いや葛藤が生まれることもあるかもしれません。でも、それはあなたがより深く、自分らしい愛の形を見つけるための大切なプロセスです。
まず、牡羊座の土星と海王星が金星とスクエア(90度)という緊張のアスペクトを形成しています。これは、あなたが描く「理想の愛」と「現実」との間にギャップを感じさせることがあるかもしれません。例えば、「こうあるべき」という家族やパートナーへの期待が、現状と少し違うと感じて、もどかしい気持ちになることも。感情の境界線が曖昧になったり、漠然とした不安にかられることもあるかもしれませんが、それはあなたがより明確な愛の形を模索している証拠です。
さらに、獅子座の太陽と逆行中の水星がコンジャンクション(合)していることも、この時期の背景にあります。普段は明るく自己表現したい獅子座のエネルギーも、水星の逆行が加わることで、あなたの思考やコミュニケーションが少し内側に向かいやすくなります。大切な人との間で、ちょっとした誤解が生まれたり、伝えたいことがうまく言葉にできなかったりするかもしれません。でも、これは過去の人間関係や、心の中に残る感情とじっくり向き合い、癒すための大切な時間でもあります。

心の光を見つけるためのヒント

これらの天体配置があるからこそ、私たちはより意識的に金星蟹座のエネルギーを活かし、あなたの人間関係、そして何よりもあなた自身の心を癒し、育むことができます。
1. 「あなた自身の軸」を大切に: 誰かの感情に寄り添うことは素晴らしいですが、同時にあなた自身の感情やニーズも大切にしてくださいね。健全な心の境界線を意識することで、無理なく、そして心地よく人との関係を築けます。
2. ささやかな愛情に目を向けて: 理想ばかり追い求めるのではなく、今、目の前にある「小さな愛」や「感謝」を形にしてみましょう。温かい一言、そっと差し出す手助け、美味しい手料理... 日常の中に溢れる、温かい繋がりを再発見できるはずです。
3. 心休まる時間を作って: 感情が揺れ動いたり、コミュニケーションに疲れを感じたりする時は、無理に答えを出そうとせず、ただ静かに自分と向き合う時間を取りましょう。瞑想や、日記をつけること、お気に入りの音楽を聴くこと。あなたの心を落ち着かせる方法を見つけてください。
4. 優しさを賢く使う: 相手の気持ちに寄り添うあなたの力は、かけがえのないものです。でも、共感しすぎてあなたが疲れてしまわないよう、適度な距離感を保ちながら、本当に相手のためになるサポートを心がけてくださいね。
5. 過去の感情をそっと手放す: 土星、海王星、そして逆行中の水星のエネルギーは、過去の人間関係の中で抱えてきた感情や、心残りとなっていることと向き合う機会を与えてくれます。もし心の中にひっかかっていることがあれば、この時期に優しい気持ちでそれらを許し、手放すプロセスに取り組むのも良いでしょう。
金星蟹座の期間はあなたに「心の豊かさ」「温かい繋がり」をもたらしてくれます。少し挑戦的なアスペクトがあるからこそ、私たちはより深く自分自身を見つめ、人間関係における真の安らぎと、成熟した愛情を育むことができるはずです。あなたの心が温かい光で満たされるよう、心から願っています。
この時期、あなたはどんな「愛」の形を育みたいですか?