今夜は窓から見える星が、いつもより明るく感じます。ホロスコープを広げながら、ふと思い出したのは先日の鑑定セッション。牡羊座の太陽が6ハウスにある方との対話でした。彼女は「どうして休むことに罪悪感を感じるんでしょう」と、少し疲れた表情で問いかけてきました。

その言葉を聞いた瞬間、「ああ、これは6ハウスの牡羊座太陽さんならではの悩みだな」と思いました。この手紙を読んでいるあなたも、もしかしたら同じ星の配置を持っているのかもしれません。

「毎日」に情熱を注ぐあなたへ

牡羊座の太陽を6ハウスに持つあなたは、日常にのひとつひとつに情熱を注ぐ方ではないでしょうか。朝起きて、歯を磨いて、朝食を作って...こんな日々の小さな行動にも、あなたは「もっと良くできるはず!」とエネルギーを注いでいます。

クライアントのKさん(40代・会社員)は「なぜか私だけ提出書類に色をつけたり、フォント変えたりしてしまうんです」と照れながら話していました。それを聞いた周りの人は「そこまでしなくても...」と思うかもしれませんが、あなたにとっては「当たり前のこと」なんですよね。

これは、牡羊座の「先駆者」「開拓者」としての情熱が、6ハウスという「日常」「仕事」「サービス」の場所で発揮されているから。毎日の小さなことに創意工夫を加えるあなたの姿勢は、実はとても貴重な才能なんです。職場では「彼女がいると仕事が面白くなる」と感じている人も多いはず。

情熱の火を守るためのヒント

でも星からのメッセージとして一つ伝えたいのは、「休むことも大切な仕事」ということ。牡羊座×6ハウスの配置を持つあなたは、「もっとできる」「まだやれる」と自分を追い込みがちです。

先日のクライアントは「休日も掃除、料理、仕事の準備...気づいたら一日が終わってる」と話していました。「何もしない」という選択肢が、なぜかあなたの辞書にはないのです。

そんなあなたに届いている星からのアドバイスは、「オンとオフの切り替え」です。牡羊座の太陽は爆発的なエネルギーを短時間で発揮する性質があり、情熱を注ぐ時間と内側を充電する時間の両立が重要なんですね。

私も以前、データ分析の仕事で「もう少しだけ」を繰り返して倒れた経験があります。その時、ある占星術の師から「火の星座は、時々火を消さないと、自分自身を燃やし尽くしてしまうのよ」と教わりました。

そんな経験を元に、あなたに提案したいことがあります。今日はノートに「やることリスト」と「やらないことリスト」を書いてみませんか?「今日は絶対に仕事メールをチェックしない」とか「夜8時以降は家事をしない」といった"やらない決断"も、大切な自己ケアなんです。

あなたの情熱が長く輝くために

牡羊座の太陽×6ハウスを持つあなたは、日常という土台に情熱の花を咲かせる素敵な才能の持ち主です。でも、その花をずっと咲かせ続けるためには、時々水やりをして、土を耕す時間も必要です。

そのためのちょっとした挑戦として、「今日は何もしない15分」を作ってみてください。最初は落ち着かなくて、すぐに何か始めたくなるかもしれません。それも牡羊座×6ハウスらしさです。でも、その「何もしない時間」こそが、また新しいアイデアや情熱を生み出す源になりますよ。

そして何より、あなたのその熱心さ、丁寧さ、情熱は、周りの人の日常も明るくしています。完璧でなくても、十分素晴らしいことを忘れないでくださいね。

あなたの太陽の光が、いつまでも6ハウスという日常の舞台で、心地よく輝きますように。