自分がカードをどのように捉えているか
正しい解釈ではなく、
こんな理解をしているよ、ってことを占星術と絡めながら書いてみようかと思います
第1回目は「世界」
祝福や完成を意味する吉カードとしてとられる事が多いですが、手放しで喜んでいいのかというと……?
タロットの「世界」カードと結びつけられているのは「土星」です
華やかな、完成、祝福の「世界」と厳しい試練「土星」一見は合わないように見えますが
どちらも最高倒達点なのです
世界は祝福、完成、成就。統合と限界、ひとつのサイクルの終わりと始まりを表す
土星は制限や枠組、限界を示す。時間と終わり、達成と完成を意味する
共通の意味は完成。そしてそれは限界でもある。これ以上付け足すものがない状態です。
昔は太陽系の惑星は土星までしかありませんでした(見えなかったからね)
だから、限界、最高倒達点なのだと理解しています
私の世界のカードの解釈の肝。それは「世界」を「出産」と捉える事です
人物を囲むリースは子宮や卵を象徴すると解釈されるし、珍しい考えでもないですが
応用が効くんですよこれが
「世界」は母の子宮からまさに、産まれ出ようとしているところなのだと見ます
女性に見えるこの人物は両性具有。完全性や、対立するものの統合性、調和を表しているんですが
それはつまり男の可能性も女の可能性もどちらもあるのだと見ます
とても「出産」「誕生」っぽくありませんか?
私はこの解釈(「出産」「誕生」を中心に据える)になってから、世界のカードはあまり悩まなくなりました。
子宮の中で、人は「完成」して出て来る
カードの表す状況も、だから、喜ばしい事のように捉えられがちですが……
それより先、まだ準備が出来ていないからと先延ばししようとも
翼が生えてくるわけでなし、より頭が良くなるわけでなし、より美しくなるわけでなし
いたずらに母子共に生命の危機にさらされるだけ
つまり、頑張っても「これ以上足せない」という事
だから現状とかに出てくると、実はひやっとする事もあります
例えば片想い
ここが最高到達地点、友だちのまんま……ってね
なんというか、そこから先へ行くには相当大きく変わる必要があります
地平とか次元が別とか
別人かっていうくらいイメチェンが必要だったり
でも「世界」は回っても行くんですよ
ここが到達点、ひとつの完成であってもその先はあります
それが「愚者」
そこから新しい旅がまた始まります
土星も今はその外の惑星が見つかっています
どちらも限界、到達点とその先がある事を示しているように思うんです
「世界」は終わりではなく、新しい始まりのカードでもある、と。