光がすこし のびたきがして

朝が やさしく わたしをよぶ

こころの中で なにかがめぶく

まだ ことばには ならないけれど

まぶたのうらに あたたかいけしき

まちのなかにも 夏のきざし

「まだ」のなかに 「もう」がひそんで

時は しずかに うつりかわる

今をいきよう きのうじゃなくて

あしたをおもう きょうのなかで