先日、セッションの後半で、ふとこんなことを話してくれた方がいました。

「気づいたら、自分が何が好きだったのかも、わからなくなっていたんです」魚座に太陽を持つ、30代の女性のクライアントさん。

恋愛がうまくいっていないわけじゃない。

でも、なんだかしんどい。そう感じていたといいます。

話を聞きながら、「あぁ、魚座さんの恋愛あるあるだな」と思いました。

魚座さんの恋愛には、他の誰にも出せない温かさがある

魚座に太陽を持つ方と関わっていると、その人の「愛し方」の深さに、毎回どこか胸を打たれます。

相手が落ち込んでいれば、自分のことのように心配する。

言葉にならない気持ちを、空気のように感じ取る。

好きな人のために、自然と自分を後回しにできてしまう。

これは、魚座が持つ感受性の豊かさから来ているものだと思っています。

水のサインの中でも、特に「境界線が溶けやすい」魚座は、相手の感情や空気をそのまま受け取る力があります。

まるで水が、容れ物の形にそっとなじんでいくように。

こんなふうに愛してもらえたら、どれだけ心強いだろう、と思う。

その柔らかさは、魚座さんにしか出せないものです。

ただ、気づいたら"自分"がいなくなっていた、なんてことも

ただ、その「なじんでいく力」が強いぶん、気づかないうちに自分の輪郭がぼやけてしまうことがあります。

先ほどのクライアントさんも、恋愛が深まるにつれて、相手の好きな映画を一緒に好きになり、相手のペースに合わせた生活になり、気づいたときには「私って、もともと何が好きだったっけ」という感覚になっていたそうです。

「与えること」がこんなにも自然にできてしまうから、「受け取ること」の練習が追いつかない。

それが、魚座さんの恋愛でよく見えてくることのひとつです。

相手を愛する気持ちは本物なのに、なぜか息苦しい。

その息苦しさは、相手のせいではなく、「自分がいなくなっている」サインだったりします。

自分を思い出す、小さなことから

「自然体で恋愛したい」と思うなら、自分が何を感じているか、何が好きで何が嫌なのか、そういった感覚をときどき確かめてみることが助けになります。

ひとりの時間に、自分だけが好きなものに触れてみる。

映画でも、音楽でも、散歩でも。

「相手が喜ぶかどうか」ではなく、「自分が心地よいか」を基準にする時間を、意識的につくってみてください。

魚座さんの愛の深さは、自分を大切にしながらでも、ちゃんと輝きます。

むしろ、自分という器がしっかりしているほど、相手に渡せるものも豊かになるから。

「自分を忘れない」くらいがちょうどいい、というのは、冷たくするということではありません。

相手を愛しながら、自分のことも同じくらい、大事にしてあげてほしいということです。

どうか今日も、自分にやさしいまなざしを向けてあげてください。