星の箱庭に古い書物がありました。

ひとひらの風が吹いて光のページが開かれると、

そこには まだ名前も知らない“あなた”の物語が。

けれど読み進めるうちに、それはまるで私の記憶のようでもあって――

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―2026年3月19日 10:23 魚座新月のトランジットより―


まだ胎内にいるけれど「私はここにいる」と伝えたい衝動がある

まだ形にならない”わたし”を言葉にしたい

まだ誰にも見えていない”わたし”を

まずは私自身が認めたい

喉元まで来ているこの衝動は 未来の”わたし”を知っている

狭い世界でまだうまく拾えない、拾い切れないほどの何か。

そのもどかしさが やがて”つわり”となって現れる

「わたしは、わたしとして生まれ直す」

という地点に着地するために

体も心も今までのリズムではいられなくなり

静かに力強く 今の”私”をけしかける


わたしが、わたしを、命がけでこの世界に生み出すんだ。


魂のつわりの中の不安や迷いは

やがてひとつの”絶叫”へと変わっていく

”わたし”が”わたし”を信じて手を伸ばす

喜びでも悲しみでも怒りでもなく

ただただ

”産まれるしかない”という衝動が声になっていく


世界に向かって放たれる新しい”わたし”は

もう臆することも、迷うこともない。

ただ光の中へ――

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光のページにそっとしおりが挟まれて、気づけば書物は風の中へ。

その風はまた別の庭であなたを待っています。

星の香りがするほうへ、どうぞゆっくりと。