あるところに、愚者がいました。


そこでは、彼は何者にもなれなかったので、愚者と呼ばれていました。


愚者は、そこを出てみることにしました。

すると、旅をする彼のことを、誰も愚者とは言いませんでした。


ある日、長い旅を終わりにしてみようと思った彼は、自分の居たところに帰ってきたのですが

そこにいる全ての何者かは、やはり彼のことを愚者と呼びました。

旅をして心と知恵のついた彼は、いささか気持ちを悪くして、全ての何者かについて、どうしてくれようかと思いました。


そうして彼は、全ての何者かを材料にして、とても立派な箱をつくりました。

全ての何者かたちは、我々はこんな立派な箱だったのかと驚き、とても喜びました。


ところが、全ての何者かたちを立派な箱にすると…材料からは「希望」だけが余りましたので…そこでは相変わらず愚者と呼ばれる彼は、それだけ持ち出して去ろうとしました。


そうしたら、立派な箱になった全ての何者かたちは困り果てて、どうか行かないでほしいと懇願しました。

そこで彼は、その立派な箱から自由に出入りする「希望を持つ者」になり、全ての者たちは安堵しました。


彼は希望とともに出かけては帰るところができたので、心から嬉しいと思い、喜びました。

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パンドラが女性名であるのに対し、パンドレは男性名のつもりです。


好奇心旺盛なパンドラの名前は「全てを贈られたもの」という意味ならば、実は箱そのものがパンドラでもいい?のかもしれませんね🤔

しかも、この箱には様々な人間の苦痛や悪事が宿りやすいのかも…?

ならばなおさら希望がなくなったら、にっちもさっちもいきませんね。

パパゲーノ、パパゲーナ…

優しい愚者で、よかったですね❀


うーん。

好奇心は、希望の素なのでしょうか?


パンドラの夫・エピメテウスは、何処へ行ったw

それとはまた違うお話、ってことで❀

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タロットカードで組んだ“貘(ばく)”

(00・17)

|08|01|09|04|05|

|21|18|03|19|06|

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|13|07|20|14|12|

|11|16|15|10|02|


名前を変えても、同じ容れ物…というやつでも、あるかも知れません🤔

家族や家庭、街、組織、国…いろいろあるんだと思います❀