花散里・・・牡牛座(支配星:金星)
根拠:いつも穏やか、気取らない、賢い妻、一途な気持ち、不動の地位
五感(染め物・縫い物が得意、橘の香り)、堅実な人生、おおらか
安らぎ、人気もの・愛されキャラ(金星的)、我慢強い、金銭的恩恵
源氏物語の第11帖 『花散里』は、非常に短いんですよね。
とりたてて何か出来事が起きるわけでもなく。
源氏の君にとっても、読者にとっても、ひとときの休息。
美しい情景や、こころの安らぎを描いた小品。
五感で感じてね、って言われてるような。
たちばなの 香をなつかしみ ほととぎす花散る里を たづねてぞ訪(と)ふ 光源氏
昔の人を思い出させる橘の香りが懐かしいので、
ほととぎすはこの花散る邸を探してやってきましたよ
自分を長い間ほっておいた源氏の君に、恨みごとひとつ言うでもない花散里。
変わらぬ優しさに、ほっと心安らぐひとときの、源氏の君でした。
五感で味わう感じ、なんとも牡牛座っぽいエピソードです🌟
✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。✰⋆。:
花散里は、その性格の良さで、読者からも愛されキャラ。
源氏の君も、この女性は私を裏切らないだろう、という大きな安心感と信頼をおいていました。
そして、
源氏の君が建てた大邸宅 六条院の《夏の御殿》に迎え入れられたのです。
みやび✨
金銭的に恵まれるのも牡牛座的☆
夏の御殿・・・。
平安時代の夏は4月~6月、ちょうど牡牛座期間と重なります🌟
| ゚✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。✰⋆。: |
花散里 太陽サビアンシンボル 牡牛座5度『開いた墓の前にいる未亡人』
マルグリッド・ユルスナール作 『源氏の君の最後の恋』
フランスの女性作家が描いた、源氏の最期の姿。
フランス文学独特の皮肉で描かれ、悲劇的で残酷な結末になっています。
作品の中で、源氏の君は、花散里の腕の中で息を引き取ります。
その情景とも重なるサビアンシンボルです。
゚✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。✰⋆。:
この作品のラストシーン、源氏の君は、生涯で愛した女性の名前を次々に口にしていきます。
源氏の君は、視力を失っていたのです。
だから今、自分が抱かれている女性が花散里だとは知りません。
花散里も、自分であることを隠していました。
その、「名もなき女性」の腕の中で、源氏の君から「花散里」の名前は出てきませんでした。
花散里はたまらず、問いかけます。
「花散里とよばれた女性も、いたのではありませんか?」
゚✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。✰⋆。:
「思い出せないな」
この言葉を最後に、源氏の君は息を引き取ります。
盲目の源氏の君に、さいごまで思い出されなかった自分の名前。
この究極の現実を、突き付けられた花散里。
残酷・・・
・・・ですか?
゚✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。✰⋆。:
「思い出せない」と言った源氏の君。
思い出せなかった名前の、その人こそが今、自分を優しく腕に抱いて看取ろうとしているその女性。
このひとは、あの花散里・・・
分からないはずはない、と思います。
源氏の君ほどのプレイボーイがですよ。
あれほどまでに、どんな女性にも細やかな情をかけてきた生涯。
目が見えなくなったからこそ。
きっと、ちがう《光》が見えていたはず。
どんなに花散里が自分を隠そうとしても、ただようたちばなの香りや。
若い頃から慣れ親しんできた、大きな安心感や。
視力を失ったからこそ、他の五感でなおさらのこと、感じられる花散里の存在。
「思い出せない」と言ったのは、今目の前にいるから。
源氏の君の最期の優しさ。
「あなたは花散里でしょう? 分かっているよ」
それも言わなかった。
自分が花散里であることをひた隠しにして、いろんな工夫を凝らしながら源氏の君に逢いにきてくれた、その優しさに対しての、源氏の君なりの敬意として。
「思い出せないな。」は、
「思い出す必要はないよ。あなたは過去の思い出の中ではなく、今、ここにいてくれるのだから」
あるいは、
「私の恋とは、障害のある苦しいものだった。その恋の中には、安らぎしか感じられなかったあなたは入らないよ。」
源氏の君ほどの人なら、そう伝えようとしているのだと思います。
そして、花散里にも、そう伝わっているのだと思います。
゚✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。✰⋆。:
花散里。
源氏の君に対して、他の女性のように視覚で受け入れられる、それ以上に、
五感で受け入れられた女性なのでしょうね。
サビアンシンボル 『開いた墓の前にいる未亡人』の意味するところは、
・自分の資質を徹底的に認識し現実を知り、受け入れる
・新しいことに目を向ける、再設定、可能性。
・自分の人生を、自分の力で創りあげていく。
優しさの中にある一途な強さ、花散里のイメージとぴったりです🌟