前回、天王星が双子座に滞在していたのは1940年代。当時は通信技術の飛躍的発展が世界を激変させました。
https://sup.andyou.jp/hoshi/uranus_in_gemini/
そして今、再び天王星が双子座に入るこのタイミングで、私たちの目の前にあるのは「SNS・インターネット社会」という、巨大で、時に制御不能な情報の海です。
このホロスコープから見える「新しい情報社会のカタチ」を、じっくり読み解いていきましょう。

「厳格な監視」を越えて、柔軟な「土台」を作り直す
今回のチャートでまず目を引くのは、
牡羊座で重なる水星・火星・土星のステリウムです。これが蟹座の木星とスクエア(90度)を形成しています。世の中の流れを見渡せば、今、SNSやネット上の情報に対して「厳しく監視しよう」という動きが強まっています。子どもへの悪影響や、フェイクニュース。放っておけない「良くない情報」に対し、社会全体が非常に神経質になっているのを感じるでしょう。
しかし、星々が伝えているのは、単なる「排除」や「規制」ではありません。
牡羊座の強いエネルギーは「一から作り直す力」です。今までの反省点を踏まえ、もう一度、情報社会の土台を再構築していく。それは国や企業といった大きな組織に求められる「どんなことにも対応できる柔軟性」でもあります。社会的な古い価値観に縛られたままでは、新しい発想は生まれません。規律(土星)を持ちながらも、新しい可能性に対して門戸を開く。そんな、相反する課題に取り組む土台作りが今、始まろうとしているのです。
抑えられた「表現」が、本当の意思を呼び覚ます
ここで少し、自分自身の内面にも目を向けてみましょう。
獅子座の月が、双子座で重なる天王星と金星にスクエアを投げかけています。
「自分を表現したい」「人を楽しませたい」という純粋な意欲(獅子座の月)を持っているのに、今のギスギスした社会の中で「こんなことを発信していいのだろうか?」「社会的に良くないことなんじゃないか?」と、ブレーキをかけてしまう場面があるかもしれません。
けれど、今の時代、情報に頼らずに活動することは不可能です。むしろ、SNSで遠くの人と繋がることで、自分の可能性はどんどん広がっていきます。
天王星と金星の重なりは、私たちが「何に価値を感じるか」を革命的に変えてしまいます。良くも悪くも、抑えられていた想いを外へ出すことで、私たちは「自分の本当の意思」に気づかされるのです。SNSという鏡を通じて、私たちは「社会の中で自分に何ができるか」を問い直し、その思いを広げていくことになります。
ネット社会を「育てる」という、水のグランドトラインの視点
このホロスコープの最も美しい救いは、
蟹座木星・魚座ベスタ・蠍座リリスが描く「水のグランドトライン」です。双子座天王星がもたらす情報の嵐は、ともすれば私たちを冷徹な論理の世界に引き込みます。しかし、この豊かな水のエネルギーは、「愛を持って見守る」という視点を与えてくれます。
ネット上の情報には、確かに「毒(リリス)」も含まれています。けれど、その悪影響の部分だけを恐れて干渉しすぎたり、逆に無関心になって離れすぎたりしてはいけません。まるで子どもを慈しむように、あるいは植物を育てるように、
「情報社会を育てるつもりで見守る」。そんなセレス(養育)的な包容力が、今の私たちには必要です。SNSを使う人たちには、面白いものを組み合わせて新しいものを生み出す感性が備わっています。多様な情報を発展させ、形にしていく思考力もあります。
結びに:SNSは、世界を繋ぐ「架け橋」へ
天王星が双子座を運行するこれからの期間、SNSやインターネットは、単なるツールを超えて、人と人、会社と会社、そして国と国を繋いでいく「架け橋」へと進化していくでしょう。
新しい発想を否定せず、全体を広く見渡すこと。そして、この情報社会がより良い方向へ進んでいくと信じて、粘り強く見守り続けること。
双子座天王星という「知性の革命」を味方につけて、私たち一人ひとりが、新しい世界の土台を作る一員となって歩んでいきましょう。