日曜はいつもの一枚引きではなく違った記事を。
ということで今回は小アルカナのスートのひとつ、ソードについて説明を交えながら私個人の考察や印象を書いていきます。
前回までのワンド編・ペンタクル編はこちら↓
※スートや小アルカナの説明は今回省略※
三回目となる今日はソードについて。ソードは風のエレメントに属し、
『思考・情報・理性・決断・開拓・障害・困難・傷心』
といった意味を持ちます。
金属を加工して作る『剣』はある程度の文明が発達してからの道具ですから、理性や知性を司る意味合いとなります。
また、武器として敵を切りつけ打ち倒す点から困難そのものやそれらを切り開く力、人と傷つけ合う様なども描き出されます。
全体的に緊張感の強いスートですね。
例えば複数枚のカードを展開してほとんどがソードだった場合、占い対象の物事や人物の心情・状況がかなり差し迫ったものになっていると読むこともあります。
ネガティブなカードや意味も多いですが、冷静さと物怖じせず進む姿が頼もしく感じられることも多いスートです。
そんなソードのカード一覧がこちら。

背景色は青色と灰色が多いですね。青は冷静さや知性を、グレーは中立でどちらにも傾いていないという意味合いを持ちます。
対照的に目立つのは全体が黄色いソードⅦ。黄色は希望や喜び・祝福を示す色ですがソードⅦの場合はユダを意味する裏切りの色という説もあり、なかなかに面白いカードです。
絵柄が目を引くのはソードⅢでしょうか。大きく真ん中に描かれたハート(心)が三本の剣に貫かれており、意味もそのまま心が傷つく痛みを表しているカードです。
小アルカナで人物が描かれていないのはそれぞれのエースを除くとワンドⅧとソードⅢのみになります。人物がいない=人為的な力が及ばないということで、避けようのない痛み・人の悪意や敵意の関わらない哀しみなどと読むことも。
Ⅰ〜Ⅹのカードを物語として読むと、迷ったり傷ついたり傷つけたり、企んだり苛まれたりしながら最後は10本の剣に刺され打ちのめされます。
まさにTHE END。
ソードが象徴する『人や物事を切り伏せ押し開いていく力』というものは諸刃の剣であって、過剰に有したり使い方を誤ればその身に返ってくる。そういったメッセージが鮮烈に描き出されています。
ですがひとつ注目したいのは、ソードⅩの背景では山並みから見える空が明るんでいることです。朝日が昇ろうとしている情景は明るい始まりを予感させますね。
絶望一色ではなく少しの希望が見えている、そんな一枚です。
続いて4枚の人物札では、
ペイジ(見習生・小姓)・ナイト(騎士)・クイーン(女王)・キング(王)
の4人の人物がそのスートをどう扱うか、どう付き合うかが描かれます。
ここで取り上げたいのがソードキング。
ワンドの記事にも書きましたが、4人の人物にもエレメントを当てはめる解釈があり、キングは火のエレメントになります。
ソードキングは風×火、つまり理性・決断×情熱・エネルギーの掛け合わせなんですね。

その衣服には青(理性)と赤(情熱)があしらわれています。
また、16枚の人物札の中で唯一顔も身体も正面を向いているのがこのソードキング。冷静に事実を見つめ、公正な判断を下そうという意志が見えます。
なおかつその手に持つ剣はやや傾いている。中立で公正な判断を象徴するのなら真っ直ぐに立てるところを傾けているのは、『実際に使うための剣』であることを示すという読みがあります。
思考を巡らせるだけではなく自ら敵を切り伏せて勝ちに行く闘争心は、火のエレメントを思わせます。
ワンドの記事でワンドナイトを取り上げたのですが、情熱の中にある知性と冷静さの中にある
闘争心、対照的ですね。
スートの枠を超えて比較するのも面白いなぁと改めて感じます🤭✨
それではこのあたりでソード編、締めくくりたいと思います。
今週も立ちはだかる困難をなんとか乗り越えていきましょ〜🤣🎉🎉