一冊の本から、作家さんの星座をたよりにひもとく、星座別幸福論シリーズです☆
角田光代さんの著書『今日も一日きみを見てた』から、魚座さん的幸福論を見ていきます。
角田さんといえば、『対岸の彼女』(直木賞受賞)、『八日目の蝉』などを、娘の本棚から借りて読んで、頭の中がどこまでも膨張していくような、心地よくまどろむような感覚がありました。それが《魚座》の性質からくるものかもしれません。
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角田さんの『今日も~』は、ペットの猫トトちゃんとの生活が描かれたエッセイです。
言葉が通じたって苦い悔いばかり。そしてかなしみが減じることはない。
だから、いかなる場合もトトと言葉で話そうとなど、しなくていいのだろう。
たましいというものを私は以前から根拠なく信じていたが、このちいさな生きものがやってきてから、またべつの意味合いでもって、そんなことを信じるようになった。
・・・このあたりが、とっても魚座っぽいなと感じます。
魚座は、目に見えない世界やたましいの存在を、ごく当たり前に信じています。
この世とあの世の境界線を引かないのです。
だから、魚座が見ている・感じている世界はだだっ広いです。
その分、《言葉》というものに頼ることをしない、というか、できない、というか。
言葉だけでは表しきれないほどの、無限大の世界を、魚座は日常的に生きている、とも言えます。
角田さんのような、《言葉》に関する最上級のプロであっても、言葉に対して全能感を持たせてはいらっしゃらないようなところが、やはり魚座っぽいなと思います。
そこには、言葉を駆使して、そして言葉を超えたところで、理解し合っていこうとすればいい、というスタンスを感じます。
そこに誤解があったとしても。わかりあえなさが残ったとしても。
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私が自分を助けるには、自分以外の何ものかが必要だったのだ。私をごくごくシンプル、かつ具体的な意味合いで必要としてくれる何ものかが。
自分がつらさを乗り越えるために、生きもののことを考え、祈る。そうすることで、救われている。
角田さんは、人生でものすごくつらかった時期に、作家の西原理恵子さんから、猫のトトちゃんを譲り受けられたそうです。
猫ちゃんという存在にただ癒される、というよりも、
自分より非力な存在を世話することによって、怒りや不信から逃げられた、と書かれています。
無限大の愛を注ぐ対象を得ることによって、自分自身が救われる。
魚座的な幸福論ですね🌟