6月21日に太陽が蟹座に移動しましたね。
実は6月10日には木星も蟹座に入り、
25日には蟹座で新月が起こるなど、今はまさに“蟹座シーズン”。
そんなわけで、なんだか蟹座が気になる今日この頃です。
蟹座は子を守り育てる母親のような性質を持つ星座です。
私はネイタルで火星が蟹座にあるのですが、
強い怒りのポイントが「大切なものを害されたと感じる時」で
「守らなきゃ!」と感じた時に大きな炎が燃え上がるのを実感しています。
大切な家族や仲間を守るときに大きなハサミを振りかざす…。
それが蟹座が持っている強さと優しさ。
固い殻の内側で愛するものを育むイメージが“母”という存在を連想させます。
ところで、
西洋占星術とタロットカードは深い関連があります。
強くて優しいお母さんを思わせる蟹座は、
タロットカードでは戦車に対応しているんです。
強くて優しいお母さんが戦車って
なんだか不思議に感じませんか?
タロットカードの戦車は
自立して前進していくエネルギーに溢れたカード。
戦車と聞くと争いのための道具のようなイメージがありますが、
タロットカードではそのような意味はありません。
カードに使われている黄色は祝福を、青は精神性を表す色。
燃えるような情熱を示す赤は、意外にもポイント的にしか使われていません。
タロットの戦車は高い目標のために自立心を持ち前進していく
そんな若者の姿が描かれています。
その若者の肩当てには三日月模様が描かれていて、
蟹座の支配性の月を象徴している様です。
月の満ち欠けは「揺らぎ」を思わせ、
自信が膨らんだり萎んだり…そんな若者の心の揺れ動きが感じられる一方で
若さゆえの無謀とも思える挑戦もできてしまう。
そんなエネルギッシュさも兼ね備えているように私は感じています。
戦車の天蓋に描かれた沢山の星は、若者の枯れることのない希望でしょうか…。
故郷を背に旅立つ若者とも
愛する祖国を守るために立った戦士とも読み取れるタロットの戦車。
私は戦車のカードを見ると、ハードル走が頭に浮かびます。
1つ1つ確実に着実にハードルを超えて前進していく
そんな姿や姿勢から、
「一気にゴールに直進しようとしなくてOK」
という小さな目標をコツコツクリアしていく
堅実な前進を肯定してもらえるような気持ちになります。
蟹座の持つ母性的な要素って
大きなチャレンジへぐんっと背中を押してくれるエネルギーというよりも
「毎日コツコツよくがんばりました!」と応援してくれているような感覚だと
私は思っています。
「気づいたら大きな山を登頂していた」と、振り返って気づくような強さや凄さって
もちろん大きな目標を念頭に置いているけれど、
目の前のことにきちんと一生懸命に向き合っているからこそだと感じます。
自分と並走しながらその都度エールをくれる戦車に乗った蟹ママ
そんなイメージが膨らんで
「宇宙からそんなふうに応援してもらえてるなんて良い時期だなぁ〜」と
しみじみ噛み締めている私。
自分のペースでコツコツ進んでいくことを自分自身で肯定して
この蟹座シーズン、宇宙からのエールを感じながら過ごしていきたいですね。