すこし はやおき

カーテンを ひらく

月は まだ

そらの すみっこ

かみを ととのえ

おちゃを いれて

ひとつ ひとつに

心を そそぐ

「いま」って 不思議

なにもないのに

うつくしい

こわれそうな きもちも

しずかに 並んでいく

おとめざの月は

ちいさな せかいを

光で てらしてくれる