あの日 砂埃にまみれたまま

あなたは まっすぐに立っていた

まるで 遠い記憶の中の

今も覚えている映画のヒロインのように

誰にも見せない涙を

金色の髪でそっと隠して

「私は大丈夫」なんて言いながら

ひとりで空を仰いでいたね

あなたは 燃える太陽の子

でも ただ強いだけじゃない

掌の温もりは まるで春の光のように

優しくて こわれそうで 柔らかで

それでも強く 美しかった

子どもの頃に描いた夢を

まだ心に そっとしまってる

忘れたふりして笑うその横顔が

あまりに綺麗で あまりにも無邪気で

レオよ 獅子の名を持つ美しいあなた

今も世界を照らすために

ひとつひとつ 自分を灯している

静かな 勇気で 強く 美しい