蠍座の月は、心の奥に沈めていた感情に、静かに光が当たる。
蠍座の月は、表面的な「大丈夫」なんて、許してくれない。
本当は何が苦しかったのか、何を手放せずにいるのか——
そんな“見ないふりをしてきた感情”を揺さぶってくる。
理由のわからない、いらだちや悲しみが、浮かんできたり。
でも、本当は、そのいらだちや悲しみの原因に、心当たりがあったりする。
本当の気持ちに向き合うのって、勇気がいること。
誰にも言えない本音の相手をしてくれるのは、自分だけ。
そして今日、火星は山羊座に入った。
感情に飲み込まれるだけで終わらせず、「じゃあ、これからどうする?」と
現実的な一歩を促してくる。
それは決して衝動ではなく、覚悟を持った行動にこそ、力が与えられる。
「確かな一歩を踏み出したい。」
その気持ちを止めることは、もうできないのかもしれない。
正しさよりも
“私はどう感じている?”ということを大事にしなければいけない時がきている。
四柱推命では、今日は戊午。
揺るがない大地(戊)に、燃える火(午)が重なる日。
感情はすぐに熱を帯びるけれど、根っこは案外折れないもの。
本音に触れたからこそ、自分の軸がはっきりする。
星たちはやさしいから、そんなふうに私たちに伝えてくれている。
無理に前向きにならなくていい。
そんなこと、わかってるけど、
星たちはそう言ってくれるけど。
でも、それも難しかったりする。
マインドブロックの壁は、思ったよりも分厚かったりする。
そんなマイナスな感情を否定せず、静かに受け止める。
それがすんなりできたら苦労はない。
それでも日々は過ぎていく。
素直に自分の心と向き合える日は、来るのだろうか…
その日を迎えたくて、私は星読みを学んでいるのだろう。