この前の夜、ふと空を見上げたら、冬の星たちがきれいに輝いていました。
寒い空気の中で見る星は、澄んでいて、なんだか心まで洗われるような気持ちになります。そんなふうに空を眺めながら、ふと思ったんです。来年の星の動きって、どんな感じなんだろうって。
2026年は、人生に広がりや追い風をもたらしてくれる木星が、2つの星座を通っていく年なんです。前半は蟹座、後半は獅子座。この2つの星座、実はとても対照的で、それぞれが教えてくれることも全然違うんですよね。
今日は、その木星の動きから見えてくる、2026年の過ごし方について、少しお話ししてみようと思います。
まずは、心の内側をゆっくり満たす時間
2026年の前半、木星は蟹座にいます。
蟹座って、家族や居場所、心の安心感といった、「内側」のテーマを大切にする星座なんです。木星がここにいる間は、外に向かって頑張るというより、自分の心や、大切な人たちとの関係を、じっくり育てていく時間になりそうです。
たとえば、家族との時間をいつもより多めに取ってみるとか、自分の部屋や暮らしを心地よく整えるとか。あるいは、ずっと後回しにしてきた「本当はこうしたい」っていう気持ちに、そっと耳を傾けてみる。そんな、静かで穏やかな時間が、この時期にはとても大事になってきます。
クライアントさんとお話ししていても、「安心できる場所がある」って感じられると、心が落ち着いて、次のステップに進みやすくなるんですよね。2026年の前半は、そんな「心の土台」を育てる時期だと思っています。
焦らなくていい。ゆっくりでいいから、自分の内側を満たしていく。そんなふうに過ごせたら、後半への準備も自然とできていくはずです。
後半は、自分らしさを外へ
そして後半、木星は獅子座へ移ります。
獅子座は、自分らしさや創造性、喜びを表現する星座。前半で内側に蓄えたものを、今度は外に向けて広げていく時間です。
「表現する」っていうと、何か大きなことをしなきゃいけないのかなって思うかもしれないけれど、そんなことはありません。自分が好きなこと、楽しいと思えることを、素直にやってみる。それだけで十分なんです。
新しい趣味を始めてみるとか、ずっと興味があったことに挑戦してみるとか。あるいは、自分の気持ちを言葉にして誰かに伝えてみるとか。小さなことでいいから、「私はこれが好き」「こんなふうに生きたい」っていう思いを、形にしていく。
獅子座の木星は、そんな「自分らしさ」を、のびのびと広げていくことを応援してくれます。前半で育てた心の土台があるからこそ、後半は安心して外に向かっていけるんですよね。
今から意識できること
2026年の木星の流れを見ていると、「内側から外側へ」っていう、とても自然な成長の道筋が見えてきます。
まずは心を満たして、それから自分らしさを表現していく。この順番って、実はとても大事で、無理なく進んでいける流れなんです。
今からできることがあるとしたら、「自分にとっての安心できる場所ってどこだろう?」って、ちょっと考えてみることかもしれません。それは物理的な場所かもしれないし、ある人との関係かもしれないし、自分の心の中の感覚かもしれない。
そして、「本当はどんなふうに自分を表現したい?」っていう思いにも、そっと意識を向けてみてください。
2026年の木星は、あなたの心と、あなたらしさを、両方とも大切に育てていくことを教えてくれます。あなたのペースで、無理なく、この流れに乗っていけたらいいなと思います。
また夜空を見上げたとき、木星のことを思い出してみてください。星はいつも、あなたを静かに見守っていますから。