星の箱庭に古い書物がありました。

ひとひらの風が吹いて光のページが開かれると、

そこには まだ名前も知らない“あなた”の物語が。

けれど読み進めるうちに、それはまるで私の記憶のようでもあって――

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2026年2月2日 7:09 ぼくの日記


ぼくは今日不思議な夢を見た。

未来のスーパーに買い物に行くと、

行ったことのない海外の料理がたくさん並んでて

あちこちからいい匂いがとんできた。お店の人は

「どうぞ!どうぞ!」ってたくさん試食をさせようとしてくるんだ。

何だかぼくの好きな感じじゃないし、食べたことがなさそうなものだし、

少し離れて見ていたんだけど

「ちょっと一口だけ、食べてみて?」って。

あんまりにも進めてくるものだから、

それなら…って素直に手を伸ばしてみたんだ。

ひとつもらって食べてみたら意外と美味しくて

ぼくはそのままカートに入れた!

あのお兄さんやお姉さんたちは

きっとぼくに気に入ってもらえる自信があったから

みんなで一斉に大きな声ですすめてくれたんだろうな。

ぼくは本当は、面白そう、おいしいかもって思ってたんだ。

ちょっぴり勇気は いったけど

素直に手を伸ばしてみてよかった!


家に帰ってみんなに言ったんだ。

「これ、試食してみたらおいしかったから買ってきたよ」

最初にぼくが食べたから、みんなにどんな感じか教えてあげたんだ。

ぼくを信じてお買い物に行かせてくれてありがとう。

みんなも笑顔になってくれて、

なんだかぼくは幸せな気分になったんだ。


ぼく、まだ出来る気がするよ!

それが夢じゃなくてもね。

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光のページにそっとしおりが挟まれて、気づけば書物は風の中へ。

その風はまた別の庭であなたを待っています。

星の香りがするほうへ、どうぞゆっくりと。