はじめに——春分図って?
毎年3月20日ごろ、
太陽が牡羊座の0度に入る瞬間を
「春分点」と呼びます。
占星術ではこの瞬間のチャートを
「春分図」として読んで、
その年一年の空気感やテーマを受け取ります。

今回の春分は、2026年3月20日 23時46分
なんだか「身内の話」をされているような…
社会のテーマでもあり、同時に
「あなたの物語」でもある。
そんな、親近感のある春分図です。
✦✦✦ 今年の春分図、注目の配置 ✦✦✦
◯太陽・土星・海王星・金星・月・カイロンが牡羊座に集中(4ハウス)
◯蟹座木星×牡羊座月金星の葛藤
◯冥王星:水瓶座(2ハウス)
◯天王星:牡牛座終盤(6ハウス)
◯ ASC:射手座13度(サビアン14度「ピラミッドとスフィンクス」)
◯水星・火星が魚座(3ハウス)
◯乙女座29度 MC × 天王星:トライン(120度)
◯魚座29度 IC × 牡牛座天王星:セクスタイル(60度)
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① 太陽——生まれた瞬間の純粋さへ
春分点は太陽が牡羊座に入ったタイミングなので
太陽は、牡羊座00度00分。
先月2月21日に、牡羊座0度で
土星と海王星がコンジャンクション
――したのは記憶に新しいですね。
牡羊座0度は占星術において
「存在のはじまり」
ただ生まれ出た瞬間の純粋さ
をここでも強調されているのを感じます。
そして、
土星は「現実・責任・構造」、
海王星は「理想・夢・集合意識」
この2つと太陽が並ぶため、
「理念と現実をどう結びつけるか」
をここでも問いかけてくるでしょう。

【ちょっとゲーム的なイメージに変換してみました】
まっさらで純粋な感覚で思い描くものを
この地球で形にするための新たなはじまり――
春分図はもともと
社会や国家のテーマを読むのが一般的。
でも、その空気はそのまま、
わたしたちの日常にも流れ込んでくる——
とくに、この春分図のチャートからは、
そんなメッセージを感じています。
そのわけをここから読み解いていきますね。
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② スポットライトは「足元の土台」にも
あらためてチャートを見てみましょう。
その牡羊座にはたくさんの星が
ぎゅっと集まっているのが目に入ります。

牡羊座には——
- 太陽(春分点 0度)
- 海王星(1度)
- 土星(4度)
- 金星(17度)
- 月(20度)
- カイロン(傷と癒しの小惑星)も25度に。
牡羊座は火のエネルギー、
「はじまり」「わたしはここにいる」
「動く・戦う」のサイン。
ちょっと「いきり立っている?」そんな印象も…

でもね、
注目したいポイントは、
その星たちが「4ハウス」という場所にいること。
4ハウスは、自分の足元や家庭、心のよりどころ。
ここから一年
「外の世界で何者かになる!」こと以上に、
「自分が心からホッとできる場所をどう作るか?」
という、とってもパーソナルで大切なテーマにも
光が当たっているようです。
この春分図のASCでは射手座。
その支配星であることから
チャートルーラー=この春分図の顔
である木星は、
蟹座に滞在しながら、
守り育むその器を成長させようとしています。
(3/11に逆行から順行へ。)
蟹座は牡羊座にいる月のホームでもあり、
蟹座木星は牡羊座の金星と葛藤の角度もとっています。
つまりは、そこから、
(ワクワク、広げたい守りたい、ときめいたり恐れたり…)
を繰り返しながら少しずつ足場を成長させてくれそうです。

【蟹座木星/牡羊座月・金星はときめきや揺らぎとともに基盤を育みます】
③ 「変わりたい」と「安心したい」の間で
破壊と再生の星・冥王星は、水瓶座 2ハウス
変革の星・天王星は、牡牛座の終盤 6ハウス
これらの星の配置は、
テクノロジーや集合知を通じて
これまでの価値観を根底から大きく書き換えようとしているのを感じます。
AIの波もその流れの大きなひとつでしょう。
そこから社会の豊かさの基準がガラッと変わるような、うねりをも感じることもあるかもしれません。
「根本から新しく変えたい!」という情熱と、
「安心して生きたい」という願い。
この2つの間で揺れることもあるかもしれないけれど、その葛藤こそが「新しい安心」を作るための大切なエネルギーになってくれるはずです。
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④ スフィンクスが教えてくれる「本質」の視点
チャートの入り口(ASC)は射手座。
14度のサビアンシンボルは『ピラミッドとスフィンクス』です。
目の前のドタバタに飲み込まれそうになった時、
スフィンクスは静かに語りかけてくれます。

「ざわつきの波に飲み込まれないで、すこし遠くからみてごらん」
あなたが大切にしたいもの、
守りたいものがその中にきっとあるはず。
それは、長い歴史を経ても色褪せることのない根源的な願い——
あなたという神殿を支える、かけがえのない宝物なのです。
※補足※
射手座13度32分なのでサビアンは14度を読みます
⑤ 言葉にならない「モヤモヤ」は、体感に逃がして
魚座にいる水星と火星が寄り添っているのも、今年の特徴です。
「なんだかうまく説明できないけれど、モヤモヤする」
情熱や怒りがうまく言葉にならないとき、
水面には出にくい内側の熱は海底火山のように、

【そんなときには…】
✦✦星からのアドバイス✦✦
この春分図は
感情(水)と衝動(火)が多めなチャート。
熱量が高く、感情が動く。
そんな時は、無理に解決しようとしなくて大丈夫。
直感やイメージを大切にしてみて。
音楽を聴いたり、ゆっくりお風呂に浸かったり、
運動してみるのもいいかもしれません。
あなたに合った安全な方法で
「体感」にエネルギーを逃がし、まずはリラックスしてみて。

【ゲームで発散のパターンも!?】
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⑥ 乙女座の感覚で、理想を「実装」しよう
さて、そこから、
この大きな熱量をどうやって形にしていきましょうか?
そのヒントは、
◯社会へと開かれた頂点(MC)乙女座29度と
◯ルーツである( IC)魚座29度に
牡牛座の天王星がやさしく橋を架けていること。
◯乙女座のテーマは——分析・検証・実務・医療・システム・整理。
◯魚座のテーマは――魂の郷でつながりあうような感覚、根源的な癒し
29度はアナレティック度数といい
「切り替わり直前の最終調整」のニュアンスです。
深い場所にある「やわらかな願い」をただの夢で終わらせないために、
乙女座の「整える力」を借りてみましょう。

奇跡を待つ必要はないんです。
今の暮らしの中で、「小さな習慣」をひとつだけ変えてみる。
「朝の飲み物を変える」
「スマホを置いてみる」
「自分にかける言葉を優しくする」
そんな「日々のチューニング」が、
牡牛座6ハウスの天王星(変革の星)と手を取り合って、
あなたの体感をすこしずつ書き換え
気づけば意識の根底から、
健やかにアップデートされているはず。
ちなみに集中の牡羊座には、
傷と癒しの小惑星カイロンの姿も。
「もっと自分を癒し、整えたいな」と思ったら、
プロのセッションを受けたり、
心の学びを深めたりするのも、
とってもGoodなアクションになりそうですよ。
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⑦ 怒りの奥にある、ピュアな願い
「安心しながら、自分でいたい。」
心の奥底にあるのは、いつだってきっと、そんな純粋な願いです。
「自分を肯定したい」気持ちも、「愛されたい」想いも、
今年の春分図はまるごと抱きしめてくれています。
⑧ 春分図からあなたへのメッセージ
生まれる前のような静けさに身を置いて
ここまで頑張ってきたあなた自身に、
あらためて問いかけてみましょう。
「わたしが本当にしたかったことは?」
その純粋な願いを思い出して、
波を感じながら、
日々のリズムを整えていく。
そして、ひとつ忘れないで――
「あなたのままで、充分すばらしい。」
その生まれたての無敵感を思い出して
2026年の
『新しいわたし』への歩みに活かしてみてください。
✦✦ 2026年春分図 まとめ ✦✦
- ・牡羊座に星が集中、テーマは「外で輝く」の前に「足元を整える」
- ・生まれ出る瞬間0度の純粋な感覚を強調
- ・理想(海王星)と現実(土星)をどう結びつけるかが問われる一年
- ・社会はテクノロジーや集合知を通じて価値観ごと書き換わる過渡期
- ・言葉にならないモヤモヤは、無理に解決せず体感に逃がしてOK
- ・深い願いを形にするのは奇跡ではなく、日々の小さなチューニング
- ・「変わりたい」と「安心したい」の揺らぎは、新しいあなたのあり方を作る
- ・あなたのままで、充分すばらしい。

この春の産声が、
あなたにとってやわらかく、
心地よいものとなりますように
꒰ღ˘◡˘ற꒱❤⃛
また、星と体感でつむぐストーリー記事も
チャレンジ掲載しております。
よかったらのぞいてみてくださいね♪