日曜はいつもと違う記事を。
四回目となるスートの話、今回のカップ編で最終回です。こちらの記事ではタロットカードの小アルカナ・カップについての考察や体験などを基本的な説明とともに書いていきたいと思います。
前回までの記事はこちら↓
※スートや小アルカナの説明はワンドorペンタクルの記事へ※
最後に取り上げるカップのスート。カップは水のエレメントに属しており、
『心・感情・愛・美しさ・優しさ・共感能力・想像力・感受性・直感』
などの意味を持ちます。
水は決まった形がなく受け止める器の形に沿って空間を満たし、流れ出し、時には周囲を押し広げて進んでいくパワーがあります。
そんな水は私たちの『精神的な部分』を象徴し、それを受け止めるカップが記号として採用されています。
水=心を受け止めるものとしての役割からスートになっているのが、他の3つと少し違っていて特徴的ですね。
感情を表すだけあって、カップのカードは描かれる人物たちも色々な表情を見せています。Ⅰ〜Ⅹの数札を人の人生の物語と読むと、まさに悲喜こもごもといった様子があります。

愛情が芽生え、他者と出会って理解し合い、交友の輪が広がり・・・順調かと思うと喪失感に支配されたり欲望に惑わされたりと、自らの心に振り回される様子も描かれています。
最終的には大団円を迎え、二世代の人物たちが描かれるのはペンタクルと共通しますね。富と同じく、愛も継承されていくものなのでしょう😊
色合いが目立つのはカップⅨでしょうか。台の上に並べたカップの前で満足気に座るのは商人の男とされ、物質的な充足度も示されています。
9という数字は三位一体が3つ揃うという見方では非常に完成された数字ですが、一方で『10にひとつ足らない』とも捉えられ、『妥協』や『葛藤』の意味が含まれることもあります。
カップⅨには一定の地位を築き十分な成果を手にするというひとつの完成を見つつ、同時に『足るを知る心を持つからこその幸福感』という側面もあり、9という数字の特性をよく表した一枚だと感じます。
東洋的な解釈では10に至らない最大数の9は成長の伸びしろがあるため、9こそが極まった数とされることもあるそうな。
個人的にペンタクルとカップの9はまさにそれぞれのスートの極まった段階だと思っています。
10になると引き継ぎの要素が含まれてきて、次の物語のプロローグが幕を開けているんですよね。純粋な完成というより次のターンを半歩踏み出している感覚です。
続いて4枚の人物札では、
ペイジ(見習生・小姓)・ナイト(騎士)・クイーン(女王)・キング(王)
の4人の人物がそのスートをどう扱うか、どう付き合うかが描かれます。
特徴的なのはやはりクイーンの持つカップでしょう。蓋付きで豪華な装飾が施された特別なカップを持っています。

クイーン自体も水のエレメントを持つため、カップクイーンは水×水で非常に強くスートの意味を持っています。大きく豪華なカップと、彼女の衣服の裾が水と一体化しているような描かれ方などもそのことを表しているのだと考えられます。
献身的なまでの深い愛情を持ち、優しさや母性に溢れ、高い直感力や感受性を備えたのがこのカップのクイーンという人物なのです。
スートの話カップ編、いかがでしたでしょうか。
四種類のスートについての記事はこれで終わりです。回が進むにつれて語りたいことを抑えきれずに長くなっていった気がしますが😓
読んでくださった方に感謝します🍀✨
それでは今週も愛情と優しさを忘れずに日々を乗り越えていきましょう💖🍻