四柱推命を学び始めると、時々ぶつかる疑問があります。
「命式に、相反する性質の星がある場合、どう捉えたらいいだろう?」というものです。
例えば、
・社交的な星があるのに、1人が好きだったり
・慎重さと大胆さが同居していたり
・現実的なのに、とても感受性が豊かだったり
実は私自身も、友人・知人の命式を見せてもらいながら、鑑定書を作成していた頃、ここで結構悩んだ経験があります。
「どっちが本当なんだろう?」「矛盾してない?」「当たってないって思われるかも…」 そんなふうに。
でも、四柱推命鑑定士・講師のやなかえつこ先生も、「そもそも人は多面的」「いろいろな要素を持っているもの」とおっしゃっています。
今の私は、“どちらかが正解”ではなく、「どちらの要素も、その人の中に存在している」と自然に捉えられるようになりました。
ただ、ここで難しいのが、「こういう性質がありますね」「素敵な星ですよ〜」 と伝えても、ご本人にまったく自覚がない場合です。
「当たっていない」で、終わってしまうこともあるからです。
占いが「当たる・当たらない」で判断されやすい理由のひとつは、ここにあるのかもしれません。
そこで私は、相談者さんのタイプによっては、「ジョハリの窓」という考え方を使うことがあります。 研修やセミナーなどでも使われる、有名な自己分析ツールです。

簡単に説明すると、
・開放の窓 → 自分も他人も知っている領域
・盲点の窓 → 自分では気づいていないけれど、他人は知っている領域
・秘密の窓 → 自分は知っているけれど、他人には見せていない領域
・未知の窓 → 自分も他人も、まだ気づいていない可能性の領域
場合によっては、一緒に言葉を書き出しながら、ミニワークのように使うこともあります。 これに、命式にある星の性質を当てはめてみると、整理されて、結構わかりやすいのです。
例えば、
「それ、昔からよく言われます!」
「めちゃくちゃ当たってます!」
というものは、“開放の窓”。
「自分ではピンとこないけれど、人からは言われたことがあります」
なら、“盲点の窓”。
「自分ではそう思っているのに、周囲には伝わっていない気がする」
なら、“秘密の窓”。
そして、
「いや、それは全然違う気がする…」
「当たってない…」
は、“未知の窓”。
「占いで言われて、妙に腑に落ちた」
「なんだかスッキリした」
という感覚があるときは、“盲点の窓”や“秘密の窓”に、言葉が触れた瞬間なのかもしれません。
私は、“未知の窓”に入る性質や才能って、「まだ使っていない要素」のようなものだと思っています。
だから、「今は使ってないだけかも」「必要になったら取り出せるかも」と、思ってもらえるように、ゲームのアイテムみたいにお伝えすることもあります。
逆に、「当たってない!」と強く感じている方に、無理にジョハリの窓を持ち出して、理解してもらおうとは思っていません。
ロジカルに整理すると安心できる方もいれば、スピリチュアルな説明のほうが、自然に受け取れる方もいるからです。
占いも、その解釈も、「自分にとってしっくりくるもの」を選べばいい。
響かなかったものは、無理に採用しなくていい。
結局、私がいつも伝えたいのは、
“自分の感覚を、何より大切にして選んでほしい”
ということなのかもしれません。
それでは、また☆