一冊の本から、作家さんの星座をたよりに、星座別幸福論を想像しています☆

石井ゆかりさんの著書『星占い的思考』から、蟹座的幸福論について見ていきます。


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愛してやまない石井ゆかりさん。

生年月日を検索しても、私が知る範囲では公開されていなくて。

何座なのかなあ、とつねづね思ってたのですが。

この本に書いてありました、蟹座さんなのですね。


子供の頃の「家」は、辛く苦しいことばかりだった。

「家」は私の記憶の中にはなくて、未来の希望としてある。


「いつか、家に帰りたい」。


この思いが叶えられる日が来るとも思わないのだが、自分に蟹座的なところがあるとすれば、これなのではないか、と考えている。


たとえば蟹座は「母性的、保護者的」などと言われるが、蟹座生まれの私は人どころか鉢植えの花でさえうまく育てられない。


読んで、すごく救われた気がしました。

ああ、よかった、って。

それこそ、蟹座があらわすところの、《共感》されたような感覚。

出生図MC(人生の目標地点)が蟹座30度の私ですが、周りを包み込むような肝っ玉母さんタイプでもないし、それこそ記憶の中の家はつらい場所。だからこそ「家」を心から望んでいる。めざしてる。

これでいいんだ、と思えてきました。

これでいい、と思えたところから、自分の力で自分にとって本当に大切な何かを見つけに行きたくなるような。その勇気やパワーがみなぎってくる感じ。少しずつ、無理なく自然に。

石井さんの文章にふれると、そんな感覚がわいてくるのです。


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石井さんの星占いは、読んでいると、肩の荷がおろせる感覚、力を抜いても大丈夫な感覚になるところが好きです。


蟹座について、こう書いておられます。

もっとも「深部」、一番深く、一番暗い場所、冥界に棲む


石井さんの星占いを読んでほっとするのは、蟹座の性質にある、冥界からくるもののような気がしてきました。

ご自身が、一番深く暗い場所にいて、そこから発する言葉だから、読み手がほっとできる。

確かに、ものすごく深さを感じる。キラキラしてる感じはなく、だから、無理に明るくさせられることもなく、どこかしっかりと支えられてるような、ただ、ほっと安堵できる感覚がしてきます。


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この記事の題、勝手に「星占い的幸福論」としましたが、石井さんの本の中には、「幸福」「幸せ」という文字は、私が読んだかぎり、2か所しか登場しません。うち1か所は文脈的に意味はないため、はっきり使われているのは正味1か所。

木星を支配星にもつ射手座、魚座、そして木星そのものの解説にも、見当たりません。

木星は、高貴なもの、優れたもの、権威あるもの、富裕さ寛容さ、巨大さ、知性を管轄する、と説明されています。


木星イコール幸運、と解読するクセをもつ私からして、ここまでくると、「幸福」「幸せ」というような言葉を、石井さんはあえて使おうとしておられないのだなと思ったのです。

そして読み進めていくと、本の終わりのあたりに、こうありました。

「自分はこの世界の中で、全く無意味な存在で、放り出されていて、誰にも見つからぬまま死んでいくしかないのではないか」という突き抜けるような孤独を抱くことがあるだろうと思うのだ。

もちろん、そうした感覚を抱かないまま一生を終える

幸福な人もいるだろう。その人達は生涯、占いなどに一切触れずに生きていけるに違いない。


だから、あえて星占いで「幸福」ということばを安易につかおうとはしないで、代わりとなるもっと具体的な言葉として表現しようとしておられるのだな、と思いました。

星占いと「幸福」を切りわけている、というか。


「幸福」なら、星占いにわざわざ触れる必要もない。

「幸福」を感じられないひとが触れようとするものが星占いならば、重荷から解放される場所として手渡したい、という思いなのかもしれません。


「だれのせいでもない」という前提で捉えなおした時、ひとは、自分と人生をもう一度うけとり直そうとする。

石井さんは星占いについて、こんなふうに書かれています。