私は蠍座の女です。

ネイタルが蠍座で太陽・月・水星・天王星がオーブ広めでグランドコンジャンクションしています。

ちなみに月・天王星は8ハウス/太陽・水星は9ハウスです。

自分自身の蠍座の特徴として顕著だと感じるのは、

「これ!」というものを見つけたら、

とことんやり尽くしたいし、

それを極めたくなること!

若い頃からそうでした。

勉強や仕事などもだし、趣味でも、

やるからには本格的に出来るようになりたい!

と思ってしまうのです。

実際に何がどれくらい出来るようになったかどうかは別の話として、その道のプロの人くらい、とことん知り尽くしたい、出来るようになりたいと追い求めてしまう特徴があります。

蠍座の徹底的な探求心ですね。

そんな自分がデフォルトなので、

占星術なんて知らなかった20代の頃の私は

「もっと突き詰めてやりたいとか思わないのかな?!」「もっと深く知りたいとか思わないのかな?!」

などと周りの人に対して感じていたものでした。

私の場合は月も蠍座ということもあるのでしょうが、追い求めてもそれになれない、得られないという苦しみとも向き合うことが多かったです。

それも年を重ねると、折り合い方も見えてきました。

本気でこれ!と思えるものを

探求している瞬間に自分らしさを感じるので、

何ものかになるのではなく、

その体験そのものに意味があると分かるようになったからです。

太陽が蠍座の場合、

徹底的に経験するというプロセス自体が太陽意識、自分らしさになっていく感覚があります。

「徹底的にする」と同じような意味合いである

「対象を知り尽くしたいたい・味わいつくしたい」という蠍座のキーワードも、まさにその通り!と思わずにいられません。

ただ私個人としては、対象に染まりたいわけではないのです。

相手に染まりたいなどと思ったことは生きてきて一度もありませんでした。

この人のように生きたいはあるけれど、

この人になりたいと思ったことは無かったです。

(月・太陽・天王星コンジャンクションだからかもしれません〜)

一極集中してそのものを体験することで、

自分のものとしたいのです。

継承したものを自分のものとして創造したいと思うんです。

たとえば、継承したものの中に5%の違和感があれば、その5%を腑に落として納得させたい。

そうするには時間がかかるけれど、

向き合い続けて自分なりに(形を変えることもありつつ)継続していくと、腑に落ちる瞬間がやってきて100%になる。

それが蠍の変容で、

蠍が体感する自分らしさだと蠍気質の私は感じています。

時間をかけて深く味わい体験するからこそ、自分のものになってゆくし、借り物ではない自分の言葉として語ることが可能になる。

軽やかさが求められる風の時代において、

蠍の濃さや深さが、軽さでは満たされないところに光を当てていくのだろうと予感しています。