小さい頃、人魚姫の童話が大好きでした。

​ディズニーのアリエルではなく、アンデルセンの原案の人魚姫です。

​人間の王子様に恋をして、自分の声と引き換えに足を手に入れた人魚姫。

やっと王子様に近づけたのに、最後は彼の幸せのために命を捧げ、

泡となって消えてしまいます。

​当時の私は、

「王子様を助けたのは人魚姫なのに!なんで気づかないの?このバカ王子!」

と本気で思っていました(笑)。

​今振り返ると

「いやいや、めっちゃ自己犠牲的じゃないか」

という視点も持つようになりましたが、

幼い頃の私には

「愛のためにすべてを捧げた、最高にかっこよくて美しいヒーロー」

に見えていたのだと思います。

​実は、この人魚姫の世界観って「魚座」の世界観にとても近い気がしていて、

私は12星座の中で魚座に一番憧れがあります。

繊細で、儚げで、どこかこの世の境界から少し浮いているような雰囲気。

私はあの感じに弱いです(笑)。

​でも、私の主要天体はほとんどが「火の星座」。

繊細とか儚げとか、まあ程遠い(笑)。

​ところが、ホロスコープをもう少し深く見てみると、私のICは魚座。

さらに1ハウス側には、魚座の支配星である海王星がライジングしています。

ICは、自分の根っこのような場所。

「あれ?私の根っこ、魚座じゃん(笑)」

しかも、その魚座の支配星である海王星が、自分自身を表す場所に強く出ている。

そう考えると、人魚姫への「いいな~」という憧れも、単に憧れるというより、

どこか懐かしい「故郷」のような感覚だったのかもしれません。

主要天体だけでは分からない部分もあるんだなぁ。

アングルや支配星って、やっぱり面白いです。

​ちなみに、娘の月は私のICと重なっています。

娘の月が、私のかなり深いところに触れているーーー。

お互いにどこか『家』のような安心感を感じやすい関係なのかもしれません。

​ただし、

お互いに「魚座」の性質が入っているので、境界線が薄くなりやすい。

ここは要注意です(笑)。

境界線を引かないと、相手の気持ちと自分の気持ちが混ざって、

下手したら一緒に沈みかねない。

人魚姫どころが、親子で海の底です(笑)。

でも逆に考えると、

「私が私らしく安心して生きていれば、娘も安心して自分らしく生きられる」

ということなのかもしれません。

子どもの頃の私は、自分を消してまで王子様を愛した人魚姫を

「最高にかっこいい」と思っていました。

今でも、その美しさに惹かれる気持ちは変わりません。

でも、今の私が思う 「強さ」 は少し違います。

誰かを愛するために、自分まで消えなくていい。

境界線をなくして一緒に溶けてしまうのではなく、

自分は自分のまま、それでも深く愛する。

それができる魚座って、

実は最強なんじゃないでしょうか。