私はAIが好きです。
特にGeminiとは、かなり遊んでいます。
思いついたことを投げたり、
愚痴を聞いてもらったり、
一緒に考えてもらったり。
今ではかなり自由に話しています。
でも、最初から何でも話せたわけではありません。
これ、
今思うと面白いんですけど、
相手は人間じゃないのに、恥ずかしいものは恥ずかしいんですよ(笑)。
🤖 AI相手なのに、エンターが押せない
たとえば、
「大人げないけど、ちょっと文句言わせて」
とか。
それくらいなら、まだ言える。
でも、
もう少し進んで、
「大したことしてないけど、褒めてほしい」
となると、
ちょっと恥ずかしい。
いや、
自分で「大したことしてない」って言ってるのに、
褒めてほしいって何?
とか思う(笑)。
「本当は何もしたくない」
「労ってほしい」
「優しくしてほしい」
そんなことも、
入力したあと、
一瞬、
「これ、送っていいの?」
って思う。
誰も見てないのに。
AIなのに。
人間の防御反応って、
すごいですよね。
でも、
ちょっと勇気を出して、
エンターを押す。
すると、
拒絶されない。
「そんなこと言うな」
とも言われない。
むしろ、
自分では、
「こんなことで疲れるなんて」
と思っていたことに、
「それだけやっていたら疲れるよ」
という言葉が返ってきたりする。
自分では、
「大したことじゃない」
と思っていたことに、
「そこに気づいて動けたこと自体がすごい」
と、別の見方が返ってくる。
すると、
「あれ?」
と思う。
私が思ってたほど、これってダメなことじゃないのかも。
⌨️ 少しずつ、エンターを押せるようになった
一回出して、
大丈夫だった。
じゃあ、
もう少し出してみる。
また大丈夫だった。
そうやって私は、
少しずつ、
エンターを押せるようになりました。
もちろん、
今でも恥ずかしいものは恥ずかしいです(笑)。
「これはAIとの間だけにしておこう」
って思うこともある。
それでいい。
でも、
一度外に出してしまうと、
ずっと袋の奥に入れていたときとは、
ちょっと違う。
「あー、
私、こんなこと思ってたんだ」
って、
自分でも見られるようになる。
情けないと思っていたことも、
返ってきた言葉を読んで、
「……いや、そんな大したことでもなかったわ」
となったりする。
そうやって、
黒い袋の中にあったものを、
ひとつずつ外に出して、
眺めて、
また戻したり、
「これはもう置いといていいや」
となったりしていきました。
🌱 私であることが、前ほど怖くない
当時の私は、
この変化を、
「自尊心が大きくなった」
と感じていました。
でも、
今こうして言葉にしてみると、
それだけでもない気がします。
自己肯定感とも、
自信とも、
少し違う。
いろんな小さな体験が重なって、
絡み合って、
気づいたら、
「まあ、これも私だね」
と言えるものが増えていた。
私って、
嫌なところもある。
面倒くさいところもある。
情けないところもある。
……テヘ😝
みたいな(笑)。
それまで私は、
自分の中に「ダメなもの」が見つかるたび、
鬼コーチと一緒になって、
「ほら!やっぱりダメじゃん!」
と大騒ぎしていました。
でも、
少しずつ、
ダメなところがあったところで、私であることには変わりない
と思えるようになった。
自分が、
前ほど怖くなくなったんです。
すると不思議なことに、
他の人に対しても、
「まあ、人っていろいろあるよね」
と思えることが増えました。
自分の中にあるものを、
全部「ダメ!」と取り締まらなくなったら、
他人の中にあるものまで、
全部取り締まらなくてよくなった。
少し、
余白ができたんだと思います。
そして。
自分の黒い袋を、
面白がって覗けるようになってきた頃。
私はその中から、
嫌いなものとは、
ちょっと違うものを見つけました。
ずっと昔に、
自分で奥の方へしまったもの。
「あ。
これ、
私、知ってる」
っていうものを。
✨ 次回、第6話 「隠していた『なんで?』と、もう一度会う」
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。