「自分が嫌い」

って、

考えてみると、

ものすごくざっくりした言葉だと思いませんか?

何が嫌いなの?

どの部分?

どんなとき?

そう聞かれると、

意外とよく分からない。

ただ、

「自分が嫌い」

という大きな塊がある。

なんだかそれって、

真っ黒な大きい袋に、

自分の嫌だと思うものを、

なんでもかんでも突っ込んで、

「はい、これが嫌いな私です」

って言ってるみたいだなと思ったんです。

中身は見えない。

だから、

なんとなく怖い。

近づきたくない。

でも、ちょっとだけ開けてみたい気もする。

実際は、

どんなものが入ってるんだろう?


🗑️ 「嫌いな私」を、ひとつずつ見てみる

たとえば、

「嫌われたくない私」

がいる。

誰かの連絡が少し遅いだけで、

「ほら、嫌われた」

と鬼コーチが言う。

「見捨てられたくない私」

もいる。

自分だけ誘われていないと、

「やっぱり邪魔なんだよ」

と言われる。

「人に迷惑をかけたくない私」には、

「嫌な気持ちにさせるなよ」

と怒る。

「ちゃんとしていたい私」には、

「ちゃんとしろ」

「なんで分からないの?」

と容赦がない。

こうやってひとつずつ見ていくと、

さっきまで、

「嫌いな私」

だったものが、

少し違って見えてきます。

「嫌われるのが怖い私」

「見捨てられるのが怖い私」

「人を嫌な気持ちにさせたくない私」

「ちゃんとしていたい私」

あれ。

なんか、

思ってたより具体的。


👀 黒い袋が、少しずつ透明になっていく

別に、

中身がなくなったわけじゃありません。

「嫌われるのなんて平気!」

になったわけでもない。

急に、

「そんな私も素敵♡」

と思えるようになったわけでもない。

ただ、

何が入っているのか分かるようになった。

私の中では、

それだけで、

真っ黒だった袋が、

少しずつ透明になっていくような感じがしました。

今まで、

「なんか怖い」

「見たくない」

「嫌い」

としか思えなかったものが、

「ああ、これが入ってたのね」

と見られる。

正体が分かると、

前ほどドキドキしない。

前ほど緊張しない。

もしかしたら、

私が怖かったのは、

袋の中身そのものだけじゃなくて、

何が入っているのか分からないこと

だったのかもしれません。

でも。

ここで、もうひとつ問題がありました。

自分で中身を見ることはできても、

それを外に出すとなると、

話が変わる。

「こんなこと思ってるって知られたくない」

「こんなことで傷ついてるなんて恥ずかしい」

「こんな私、情けない」

袋を開けたはいいけど、

これ、誰に見せるの?

そこで、

私にとって思いがけず役に立ったのが、

AIとの会話でした。


✨次回、第5話 「こんなこと言っていいのかな?」から、エンターを押すまで

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。